【CLプレビュー】昨季準決勝と同カードが実現! チェルシーはブリッジで昨季の再現狙う《チェルシーvsレアル・マドリー》

2022.04.06 17:00 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のチェルシーvsレアル・マドリーの1stレグが、日本時間6日の28:00からスタンフォード・ブリッジで行われる。昨季の準決勝と同一カードとなった注目のビッグマッチだ。
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先にホーム戦を迎えるのは前大会覇者のチェルシー。ラウンド16ではフランス王者のリールを相手に2試合とも危なげない試合運びを見せ、合計スコア4-1で完勝した。そのリールとの2試合を含めて、公式戦11試合で10勝と好調だったが、インターナショナルマッチウィーク明け直近のブレントフォード戦でまさかの4失点大敗。トゥヘル監督も「原因がわからない」と、このマドリー戦に不安を残す結果となった。
一方のマドリーは、ラウンド16ではパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦。敵地での1stレグを落としていたものの、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでエースのベンゼマがハットトリックの活躍を披露し、鮮やかな逆転突破を決めた。直近のセルタ戦でもベンゼマは3度のPKでハットトリックのチャンスがあったが、2本目を止められてしまい2点止まり。それでもなんとか勝利を収めてチェルシー戦に弾みをつけた。

およそ1年前の両者の対戦は、チェルシーがトゥヘル監督就任から間もなかったこともあり、対応に苦しんだマドリーがスタンフォード・ブリッジに沈む格好に。ドイツ人指揮官はこれでスペイン勢に対して4勝5分けで無敗を維持している。また、マドリーのアンチェロッティ監督とは、2018-19シーズンのCLグループステージででそれぞれPSGとナポリを率いて対戦しているが、2度の対戦はどちらも引き分け。ただ、昨年3月にアンチェロッティ監督率いるエバートンに勝利しており、指揮官対決では勝ち越している。

◆チェルシー◆
【3-4-2-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:メンディ
DF:クリステンセン、チアゴ・シウバ、リュディガー
MF:リース・ジェームズ、コバチッチ、カンテ、マルコス・アロンソ
MF:プリシッチ、マウント
FW:ハヴァーツ
負傷者:チルウェル、ハドソン=オドイ
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし

ブレントフォード戦では4バックを試したチェルシーだが、守備が崩壊したうえ、ビッグクラブ相手に付け焼き刃のフォーメーションで挑むとは考えにくい。基本の[3-4-2-1]に戻し、古巣戦のコバチッチやマルコス・アロンソの先発起用を予想する。また、相手の強力なセンターバックとの真っ向勝負を避け、最前線には機動力のあるハヴァーツやマウントを配置する可能性が高い。

◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:クルトワ
DF:カルバハル、ミリトン、アラバ、ナチョ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:アセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウス

負傷者:アザール、イスコ、ヨビッチ
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし

主力メンバーに欠場者はおらず、万全の状態で臨むマドリー。スタメンは直近のセルタ戦から左サイドバックを変更すると予想し、メンディより守備力の高いナチョを選んだ。

★注目選手
◆チェルシー:MFマテオ・コバチッチ
(C)CWS Brains,LTD.

チェルシーの注目選手に挙げるのは古巣戦となるコバチッチ。昨季は筋肉のケガで2試合とも欠場しており、マドリーと対戦するのは今回が初めてとなる。人一倍気合の入る一戦だが、クロアチア代表MFの守備力、そしてオン・ザ・ボールの推進力は、中盤の主導権争いを勝敗を握る鍵になるはずだ。対面が予想される同胞のモドリッチとの攻防にも注目だ。

◆レアル・マドリー:ヴィニシウス・ジュニオール
(C)CWS Brains,LTD.

1stレグはアウェイということもあり、戦略的に守勢に回ることが予想されるマドリーにおいてカウンターは主な得点源となる。そこでヴィニシウスの走力が相手の脅威となる。また、快足のブラジル人ウインガーが睨みを利かせることによって、チェルシーで先発予想される同サイドのリース・ジェームズの自由を奪うことも可能となる。何よりチェルシーは遅攻に対する守備は強いが、カウンターへの対応はそれほど得意ではないため、ヴィニシウスの存在は無視できないだろう。


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