「自チームでやっている良さを」なでしこジャパンの池田太監督が選手に求めるもの、トレーニングキャンプスタート
2022.04.04 20:01 Mon
なでしこジャパン候補メンバーがトレーニングキャンプをスタート。初日のトレーニングを終え、池田太監督がメディア取材に応じた。
昨年10月に新体制がスタートしたなでしこジャパン。1月から2月にかけてはAFC女子アジアカップを戦ったものの、目指した大会3連覇を逃していた。
それでも2023年に開催されるFIFA女子ワールドカップ(W杯)の出場権を確保。そこに向けた強化がスタートする。
国内組を招集した池田監督。初日のトレーニングを終え、改めて今回のトレーニングキャンプについて語った。
「10月にスタートして1月、2月でアジアカップを戦い、4月のキャンプをスタートできました。選手の中には、このグループに関わって来ていない選手も数人いるので、その選手には自分たちが、なでしこで掲げる「奪う」というテーマの確認、ピッチ上でどんなことを目指すかの確認、今までやって来たことの積み上げの整理からスタートさせたいと思っています」
「男子のW杯は予選突破からの期間が短いですが、我々は来年7月なので、そこまで積み上げられるように、今回はIMD(インターナショナル・マッチデー)でしたが国内の選手を呼んで、WEリーグで活躍している選手を集めて、チーム力全体のアップ、力の輪を広げるというところで来年のW杯に向けての準備、直近の試合に向けての準備もありますが、選手たちにしっかり積み上げていければと思います」
1年以上の準備期間がある中で、チームとして枠を広げて準備をしたい池田監督。その一方で、今回は辞退者が5名も出る事態となっていた。
その点については「WEリーグの間でそういったことももちろん予想されていましたし、色々な世の中の状況を考え、選手1人1人のコンディションも色々あると想定しながらなので、招集というところでネガティブなことではないです」と、離脱者が多いことをネガティブには捉えていないとコメント。「色々な選手に我々が目指すところの共通理解、積み上げるというところで、国内でやれるメリットだと思っています。色々な選手と積み上げられると思っています」と、新たに呼んだ選手を含めて、多くの選手になでしこジャパンのスタイルを理解してもらえる良い機会と捉えているようだ。
そのなでしこジャパンは、アジアカップでは準決勝で敗退。その反省をしたい部分もある一方で、初めて合流した選手も多くバランスが難しい。
池田監督は「そのバランスをどのぐらいのことで、どういう伝え方をしようか。ミーティングでもピッチ内でもあります」と、バランスを重視するとしながらも、「アジアカップを戦って来た選手も自チームでの戦いもありましたし、もう1回確認ということもあると思います」と、改めてすでに招集していた選手たちにも伝えていくとコメント。「新たな取り組みというよりは、今までの取り組みを細部まで突き詰めたり、新しい選手に伝えていくことがバランスとして多くなるかもしれません」と、成熟と新たな選手に植え付けることをしたいとした。
その中でも重点的にやりたいポイントについては「守備のところでは奪い切る、強度のところ、連動のところがあります」とコメント。「トレーニングマッチでは時間帯でどうコントロールをしていくかをミーティングなどで選手たちと共有できればと思います」と語り、2試合あるトレーニングマッチで成果を見たいと語った。
今回のトレーニングキャンプには、MF祐村ひかる(ちふれASエルフェン埼玉)、FW井上綾香(大宮アルディージャVENTUS)、FW白木星(マイナビ仙台レディース)、そして追加招集のFW千葉玲海菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)のが初めてなでしこジャパンに招集された。
千葉については「千葉は自チームのジェフで前線から体の強さを生かしている中で、技術をしっかり発揮していたり、前線からのハードワークが特徴です。なでしこのやり方を考えるあまり良さを無くさないようにという話をしています」とコメント。「どこのポジションでどう期待というのはないので、自分が持っている力を出して欲しいです」と評価を語った。
また祐村については「祐村はアクションを起こして自分で違いを作って欲しいです」とコメント。井上は「井上は動き出しの良さ、ボールのないところのアクション、もちろんゴールという結果も出しているので、ゴールへ直結するプレーは期待しています」とし、白木は「白木もWEリーグで得点を重ねていて、思い切り良いプレーも増えているので、なでしこでも力になって欲しいです」とコメント。「4人だけじゃないですが、自チームでやっている良さをなでしこでもプラスアルファしてもらいたいと思います」と、各選手がクラブで見せている良さをなでしこジャパンでも見せて欲しいと期待した。
2試合のトレーニングマッチについても、「キャンプもそうですけど、短いキャンプですと試合を1試合やってそこで出た課題を受けてもう1試合やりたいということがありました」と、普段の短いキャンプでは試合をやって終わってしまうことが残念だったとコメント。「今までやって来たことを高校生相手にやって、そこで出た課題をどうトレーニングして共有していくかということ。1試合目の課題と成果を生かせることを狙っての2試合となります」とし、1試合目の反省を2試合目にしっかりと生かせるかを見たいと語った。
なでしこジャパンは、4日にスタートし、10日までトレーニングキャンプを行う。
昨年10月に新体制がスタートしたなでしこジャパン。1月から2月にかけてはAFC女子アジアカップを戦ったものの、目指した大会3連覇を逃していた。
国内組を招集した池田監督。初日のトレーニングを終え、改めて今回のトレーニングキャンプについて語った。
「10月にスタートして1月、2月でアジアカップを戦い、4月のキャンプをスタートできました。選手の中には、このグループに関わって来ていない選手も数人いるので、その選手には自分たちが、なでしこで掲げる「奪う」というテーマの確認、ピッチ上でどんなことを目指すかの確認、今までやって来たことの積み上げの整理からスタートさせたいと思っています」
初招集メンバー、そして代表歴はありながら、池田体制では初招集となるメンバーもいる中、6月には欧州遠征を行いフィンランド女子代表との対戦が決まっている。
「男子のW杯は予選突破からの期間が短いですが、我々は来年7月なので、そこまで積み上げられるように、今回はIMD(インターナショナル・マッチデー)でしたが国内の選手を呼んで、WEリーグで活躍している選手を集めて、チーム力全体のアップ、力の輪を広げるというところで来年のW杯に向けての準備、直近の試合に向けての準備もありますが、選手たちにしっかり積み上げていければと思います」
1年以上の準備期間がある中で、チームとして枠を広げて準備をしたい池田監督。その一方で、今回は辞退者が5名も出る事態となっていた。
その点については「WEリーグの間でそういったことももちろん予想されていましたし、色々な世の中の状況を考え、選手1人1人のコンディションも色々あると想定しながらなので、招集というところでネガティブなことではないです」と、離脱者が多いことをネガティブには捉えていないとコメント。「色々な選手に我々が目指すところの共通理解、積み上げるというところで、国内でやれるメリットだと思っています。色々な選手と積み上げられると思っています」と、新たに呼んだ選手を含めて、多くの選手になでしこジャパンのスタイルを理解してもらえる良い機会と捉えているようだ。
そのなでしこジャパンは、アジアカップでは準決勝で敗退。その反省をしたい部分もある一方で、初めて合流した選手も多くバランスが難しい。
池田監督は「そのバランスをどのぐらいのことで、どういう伝え方をしようか。ミーティングでもピッチ内でもあります」と、バランスを重視するとしながらも、「アジアカップを戦って来た選手も自チームでの戦いもありましたし、もう1回確認ということもあると思います」と、改めてすでに招集していた選手たちにも伝えていくとコメント。「新たな取り組みというよりは、今までの取り組みを細部まで突き詰めたり、新しい選手に伝えていくことがバランスとして多くなるかもしれません」と、成熟と新たな選手に植え付けることをしたいとした。
その中でも重点的にやりたいポイントについては「守備のところでは奪い切る、強度のところ、連動のところがあります」とコメント。「トレーニングマッチでは時間帯でどうコントロールをしていくかをミーティングなどで選手たちと共有できればと思います」と語り、2試合あるトレーニングマッチで成果を見たいと語った。
今回のトレーニングキャンプには、MF祐村ひかる(ちふれASエルフェン埼玉)、FW井上綾香(大宮アルディージャVENTUS)、FW白木星(マイナビ仙台レディース)、そして追加招集のFW千葉玲海菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)のが初めてなでしこジャパンに招集された。
千葉については「千葉は自チームのジェフで前線から体の強さを生かしている中で、技術をしっかり発揮していたり、前線からのハードワークが特徴です。なでしこのやり方を考えるあまり良さを無くさないようにという話をしています」とコメント。「どこのポジションでどう期待というのはないので、自分が持っている力を出して欲しいです」と評価を語った。
また祐村については「祐村はアクションを起こして自分で違いを作って欲しいです」とコメント。井上は「井上は動き出しの良さ、ボールのないところのアクション、もちろんゴールという結果も出しているので、ゴールへ直結するプレーは期待しています」とし、白木は「白木もWEリーグで得点を重ねていて、思い切り良いプレーも増えているので、なでしこでも力になって欲しいです」とコメント。「4人だけじゃないですが、自チームでやっている良さをなでしこでもプラスアルファしてもらいたいと思います」と、各選手がクラブで見せている良さをなでしこジャパンでも見せて欲しいと期待した。
2試合のトレーニングマッチについても、「キャンプもそうですけど、短いキャンプですと試合を1試合やってそこで出た課題を受けてもう1試合やりたいということがありました」と、普段の短いキャンプでは試合をやって終わってしまうことが残念だったとコメント。「今までやって来たことを高校生相手にやって、そこで出た課題をどうトレーニングして共有していくかということ。1試合目の課題と成果を生かせることを狙っての2試合となります」とし、1試合目の反省を2試合目にしっかりと生かせるかを見たいと語った。
なでしこジャパンは、4日にスタートし、10日までトレーニングキャンプを行う。
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