ペドリのスーペルゴラッソが決勝点! セビージャ撃破のバルセロナが6連勝で2位浮上《ラ・リーガ》
2022.04.04 06:01 Mon
ラ・リーガ第30節、バルセロナvsセビージャが3日にカンプ・ノウで行われ、ホームのバルセロナが1-0で勝利した。
バルセロナは前節、敵地で行われた今季3度目のクラシコをオーバメヤンのドブレーテを含む4ゴールで圧勝。ここ最近劣勢を強いられた宿敵相手に7戦ぶりの白星を収め、リーグ連勝を5試合に更新した。その勢いに乗って臨む今節は、前回対戦で1-1のドローに終わったセビージャを相手に2位浮上を目指した。週明けにフランクフルトとのヨーロッパリーグ(EL)の戦いを控える中、チャビ監督はクラシコから先発1人を変更。エリック・ガルシアに代えてダニエウ・アウベスを右サイドバックに入れた。
対するセビージャは直近リーグ戦3試合連続ドロー、得意とするELではウェストハムに敗れて敗退と、今シーズンに入って最も厳しい時期を過ごす。その苦境脱出のキッカケを掴みたいロペテギ率いるチームは、苦手とするカンプ・ノウで勝ち点3を狙った。注目の先発では負傷のアクーニャ、フェルナンドの代役にレキク、グデリを起用したほか、前線は直近のレアル・ソシエダ戦で戦列復帰を果たしたラメラがマルシャル、オカンポスと共に3トップに入った。
試合は開始直後に競り合いの場面でラメラ、ピケと交錯したブスケッツが側頭部を打ってピッチにうずくまるアクシデントが発生。だが、ブラウグラナのカピタンは無事プレーに復帰した。
前半半ば以降はボールを握って押し込むバルセロナ、引いて構えるセビージャという構図がより明確に。主導権を握るホームチームは、ペドリが卓越したビジョンと高精度のパスで堅守攻略の糸口を見いだそうとするが、最後のところで相手の守備網に絡めとられる。
一方、老獪な守備で均衡を維持しながらカウンターを軸に、時おり精度の高い繋ぎでボックス付近への侵入を繰り返すセビージャだが、この試合でも課題の崩しの精度は改善されず。なかなか良い形でフィニッシュまで持っていくことができない。
その後、前半終盤にかけてはバルセロナが攻撃のギアを一段階上げて続けて決定機を作り出していく。44分にはペドリの絶妙な浮き球パスをボックス右のデンベレが頭で折り返すが、ここはDFクンデが好守で防ぐ。さらに、前半アディショナルタイムには再びペドリを起点にデンベレのスルーパスに抜け出したオーバメヤンにボックス内で決定機が訪れるが、枠を捉えたシュートはGKブヌの好守に阻まれた。
バルセロナの攻撃の精度、セビージャの守備の安定感と互いの持ち味を発揮した中、試合は0-0で後半に突入。
前半は枠内シュート0に終わったセビージャだが、後半は開始直後にレキク、オカンポスの左サイドのコンビでのボール奪取からカウンターを仕掛け、ラメラが最初の枠内シュートを放つ良い入りを見せる。さらに、55分には数的同数のカウンターからボックス右に抜け出したヘスス・ナバスからファーでフリーのオカンポスを狙ったクロスが上がるが、これはマイナスに入り過ぎて合わない。
後半に入って距離感、パスの精度が少しずつずれ始めてリズムを失い不用意なロストからカウンターを受ける場面が目立つバルセロナ。それでも、先にゴールを与えない粘りの戦いでイーブンの状況を維持すると、63分にはデンベレの絶妙なグラウンダーの折り返しからフェラン・トーレスのダイレクトシュート、同じくデンベレのプレースキックからアラウホのヘディングシュートでGKブヌに好守を強いる。さらに、69分にはデンベレの右CKをピケがドンピシャのヘッドで合わせるが、今度は惜しくもクロスバーを叩いた。
互いにゴールを匂わせる良い形の攻めを見せ合う中、バルセロナが誇る天才MFが圧巻の個人技でゴールをこじ開ける。
72分、ピケのフィードをフレンキー・デ・ヨングが頭でフリックし、右サイド深くのデンベレにつなぐ。ここでデンベレはゴール方向とは逆に切り返してペナルティアーク付近でフリーのペドリにつなぐと、19歳MFは左足のシュートフェイントでまずはラキティッチを滑らせて右に持ち出すと、さらに細かいフェイントでジエゴ・カルロスを滑らせてもうひとつ持ち出して腰の捻りを利かせた右足のシュートをゴール左隅に突き刺した。
このままでは3位転落となるセビージャはすでに投入していたヘスス・コロナに続き、両サイドバックにモンティエル、アウグスティンソン、ラファ・ミル、エン=ネシリと2人のストライカーをピッチに送り出し、力業でゴールをこじ開けにかかる。
一方、先制後も幾度かチャンスが訪れるもGKブヌの牙城を再び破ることはできないバルセロナは、ガビ、デパイ、ニコ・ゴンサレスとフレッシュな選手の投入で逃げ切りを意識した戦い方にシフトした。
試合最終盤にはセビージャがパワープレーから見せ場を作り出すが、アウグスティンソンの決定機は直前にパンチングミスを犯していたGKテア・シュテーゲンが驚異的なリカバリーで見事にボールを腕の中に収めてゴールを割らせない。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ペドリのスーペルゴラッソでセビージャとの上位対決を制したバルセロナがリーグ6連勝で2位に浮上した。
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3位のバルセロナ(勝ち点54)と、2位のセビージャ(勝ち点57)による、インターナショナルマッチウィーク明けの注目の上位対決。対するセビージャは直近リーグ戦3試合連続ドロー、得意とするELではウェストハムに敗れて敗退と、今シーズンに入って最も厳しい時期を過ごす。その苦境脱出のキッカケを掴みたいロペテギ率いるチームは、苦手とするカンプ・ノウで勝ち点3を狙った。注目の先発では負傷のアクーニャ、フェルナンドの代役にレキク、グデリを起用したほか、前線は直近のレアル・ソシエダ戦で戦列復帰を果たしたラメラがマルシャル、オカンポスと共に3トップに入った。
試合は開始直後に競り合いの場面でラメラ、ピケと交錯したブスケッツが側頭部を打ってピッチにうずくまるアクシデントが発生。だが、ブラウグラナのカピタンは無事プレーに復帰した。
仕切り直しを経て上位対決らしい緊迫感のある攻防が繰り広げられていくが、時間の経過と共に個々のタレントの質で勝るバルセロナが、デンベレとフェラン・トーレスの両ウイングの個人技で局面を打開し始める。ただ、クンデ、ジエゴ・カルロスの2センターバックを中心に要所を締めるセビージャの堅守をこじ開けるまでには至らず。
前半半ば以降はボールを握って押し込むバルセロナ、引いて構えるセビージャという構図がより明確に。主導権を握るホームチームは、ペドリが卓越したビジョンと高精度のパスで堅守攻略の糸口を見いだそうとするが、最後のところで相手の守備網に絡めとられる。
一方、老獪な守備で均衡を維持しながらカウンターを軸に、時おり精度の高い繋ぎでボックス付近への侵入を繰り返すセビージャだが、この試合でも課題の崩しの精度は改善されず。なかなか良い形でフィニッシュまで持っていくことができない。
その後、前半終盤にかけてはバルセロナが攻撃のギアを一段階上げて続けて決定機を作り出していく。44分にはペドリの絶妙な浮き球パスをボックス右のデンベレが頭で折り返すが、ここはDFクンデが好守で防ぐ。さらに、前半アディショナルタイムには再びペドリを起点にデンベレのスルーパスに抜け出したオーバメヤンにボックス内で決定機が訪れるが、枠を捉えたシュートはGKブヌの好守に阻まれた。
バルセロナの攻撃の精度、セビージャの守備の安定感と互いの持ち味を発揮した中、試合は0-0で後半に突入。
前半は枠内シュート0に終わったセビージャだが、後半は開始直後にレキク、オカンポスの左サイドのコンビでのボール奪取からカウンターを仕掛け、ラメラが最初の枠内シュートを放つ良い入りを見せる。さらに、55分には数的同数のカウンターからボックス右に抜け出したヘスス・ナバスからファーでフリーのオカンポスを狙ったクロスが上がるが、これはマイナスに入り過ぎて合わない。
後半に入って距離感、パスの精度が少しずつずれ始めてリズムを失い不用意なロストからカウンターを受ける場面が目立つバルセロナ。それでも、先にゴールを与えない粘りの戦いでイーブンの状況を維持すると、63分にはデンベレの絶妙なグラウンダーの折り返しからフェラン・トーレスのダイレクトシュート、同じくデンベレのプレースキックからアラウホのヘディングシュートでGKブヌに好守を強いる。さらに、69分にはデンベレの右CKをピケがドンピシャのヘッドで合わせるが、今度は惜しくもクロスバーを叩いた。
互いにゴールを匂わせる良い形の攻めを見せ合う中、バルセロナが誇る天才MFが圧巻の個人技でゴールをこじ開ける。
72分、ピケのフィードをフレンキー・デ・ヨングが頭でフリックし、右サイド深くのデンベレにつなぐ。ここでデンベレはゴール方向とは逆に切り返してペナルティアーク付近でフリーのペドリにつなぐと、19歳MFは左足のシュートフェイントでまずはラキティッチを滑らせて右に持ち出すと、さらに細かいフェイントでジエゴ・カルロスを滑らせてもうひとつ持ち出して腰の捻りを利かせた右足のシュートをゴール左隅に突き刺した。
このままでは3位転落となるセビージャはすでに投入していたヘスス・コロナに続き、両サイドバックにモンティエル、アウグスティンソン、ラファ・ミル、エン=ネシリと2人のストライカーをピッチに送り出し、力業でゴールをこじ開けにかかる。
一方、先制後も幾度かチャンスが訪れるもGKブヌの牙城を再び破ることはできないバルセロナは、ガビ、デパイ、ニコ・ゴンサレスとフレッシュな選手の投入で逃げ切りを意識した戦い方にシフトした。
試合最終盤にはセビージャがパワープレーから見せ場を作り出すが、アウグスティンソンの決定機は直前にパンチングミスを犯していたGKテア・シュテーゲンが驚異的なリカバリーで見事にボールを腕の中に収めてゴールを割らせない。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ペドリのスーペルゴラッソでセビージャとの上位対決を制したバルセロナがリーグ6連勝で2位に浮上した。
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