U-21日本代表・大岩剛監督、優勝に終わったドバイ遠征に手応え「今後に向け非常に有意義な大会」
2022.03.30 07:00 Wed
U-21日本代表の大岩剛監督が、3連勝で優勝を決めたドバイカップU-23を振り返った。
パリ・オリンピックを目指すこの世代。チームが発足し、初の国際大会となった今回のドバイカップU-23では、厳しい日程でありながら、選手たちが躍動。初戦のU-20クロアチア代表戦では1-0と勝利すると、第二戦のU-23カタール代表戦では2-0で勝利。
さらに、29日に行われたU-23サウジアラビア代表との決勝では前半にFW細谷真大(柏レイソル)がセットプレーで挙げたゴールを、最後まで集中した守備で守り抜き、1-0の勝利。招集した25名全員を起用する、チーム一丸の戦いで見事に同大会制覇を成し遂げた。
同試合後、オンライン会見に出席した大岩監督は、3連勝での優勝という最高の結果を手にした遠征を満足気に振り返った。
「最後にしっかりと自分たちで勝ち切るところにフォーカスして入りましたが、選手たちは戦術的にもメンタル、フィジカルな部分でもいろんなことを感じながらプレーしてくれたと思います」
就任後初めての大会での優勝となったが、同監督はその結果以上にチーム発足後初めての遠征、同じアジアのライバルとの対戦経験が今後に生きてくると考えている。
「このチームを立ち上げて日が浅いですが、やはりこういう遠征や全員が日常を共にすることの重要性。チームが少しずつ前に進んでいることを実感できたので、非常に良い時間になったと思います」
「当然、優勝できたこともそうですが、アジアのチームと実際に戦ってみて、そのレベルや対戦相手の質を体感することができたので、今後に向けて非常に有意義な大会だったと感じています」
また、今大会ではサウジアラビアとの決勝を含め耐える時間帯も少なくなかった中、メンバーを入れ替えながらも3試合連続クリーンシートと守備面の奮闘が光った。大岩監督自身もチーム全体の守備意識の高さ、連携を含め手応えを感じている。
「3試合無失点で終えられたことは非常に評価してもいいと思っています。ただ、それは守備陣だけでなく、前線からしっかりと連動した守備をコンセプトに掲げているところで、攻め込まれる時間も長かったですが、選手を代えながらも勇気を持ったディフェンスラインの設定。あとはゴールキーパーとの連携のところも非常に良かったと思います。全員が守備の意識、攻撃の意識を共有できていたと思います」
前述のように今大会では招集した25名全員起用するなど、初の遠征で試行錯誤の要素も多かったが、今大会を通じて選手たちのさらなる可能性に大きな期待を持っているという。
「年代を考えれば、彼らには可能性しかないと感じています。当然、選手一人ひとりの個性やカラーがありつつ、日本代表としてプレーする心構え。A代表の試合もこちらで見ていましたが、代表として戦う心構えやアイデンティティというものは、10代であろうと、20代であろうと、今後のA代表につながっていくところだと思っていますし、それをこういう国際大会でしっかりと感じてくれたと思います」
「ここから6月、9月にかけていろんな大会に出ますが、そういうところでも、今日はサウジアラビアのU-23チームとやりましたが、レベルが高い相手と戦えた、体感できたという部分で、今後自分たちがどう成長していくのか、そういう部分が見れたと思うので、そういう意味では可能性しかないですし、期待しながらも厳しい目で、『我々の基準はA代表に入ること』であると、今後も基準を示しながら選手に求めていきたいです」
また、今後の大会に向けた選考基準に関しては各選手の出場状況やパフォーマンスの向上など、総合的に判断していきたいとしている。
「(選考基準は)すべてですね。そのときに試合に出ていることやコンディションが良いこと。あとはポジション別に見れば、ゴールキーパーは難しいポジションですが、いろんな部分を加味しながら選手選考をやっていきたいです」
「ただ、常時試合に出場している選手であっても、パフォーマンスレベルをもっと上げていかなければいけない。それはJリーグの中でもそうですし、海外でも強度や質の部分を上げていかなければならない。試合に出ていない選手に関しては移籍なのか、チーム内での努力で状況を変える必要がありますが、そういった個々の成長を日々のトレーニング、試合を視察しながら総合的に選んでいきたいです」
パリ・オリンピックを目指すこの世代。チームが発足し、初の国際大会となった今回のドバイカップU-23では、厳しい日程でありながら、選手たちが躍動。初戦のU-20クロアチア代表戦では1-0と勝利すると、第二戦のU-23カタール代表戦では2-0で勝利。
同試合後、オンライン会見に出席した大岩監督は、3連勝での優勝という最高の結果を手にした遠征を満足気に振り返った。
「最後にしっかりと自分たちで勝ち切るところにフォーカスして入りましたが、選手たちは戦術的にもメンタル、フィジカルな部分でもいろんなことを感じながらプレーしてくれたと思います」
「この遠征に来れたことで勝つ気持ちは強かったですし、これから日本に戻りますが、最後の最後までみんなが無事に帰ることができるように、そこを含めて良い遠征だったと言えるようにという気持ちでいます」
就任後初めての大会での優勝となったが、同監督はその結果以上にチーム発足後初めての遠征、同じアジアのライバルとの対戦経験が今後に生きてくると考えている。
「このチームを立ち上げて日が浅いですが、やはりこういう遠征や全員が日常を共にすることの重要性。チームが少しずつ前に進んでいることを実感できたので、非常に良い時間になったと思います」
「当然、優勝できたこともそうですが、アジアのチームと実際に戦ってみて、そのレベルや対戦相手の質を体感することができたので、今後に向けて非常に有意義な大会だったと感じています」
また、今大会ではサウジアラビアとの決勝を含め耐える時間帯も少なくなかった中、メンバーを入れ替えながらも3試合連続クリーンシートと守備面の奮闘が光った。大岩監督自身もチーム全体の守備意識の高さ、連携を含め手応えを感じている。
「3試合無失点で終えられたことは非常に評価してもいいと思っています。ただ、それは守備陣だけでなく、前線からしっかりと連動した守備をコンセプトに掲げているところで、攻め込まれる時間も長かったですが、選手を代えながらも勇気を持ったディフェンスラインの設定。あとはゴールキーパーとの連携のところも非常に良かったと思います。全員が守備の意識、攻撃の意識を共有できていたと思います」
前述のように今大会では招集した25名全員起用するなど、初の遠征で試行錯誤の要素も多かったが、今大会を通じて選手たちのさらなる可能性に大きな期待を持っているという。
「年代を考えれば、彼らには可能性しかないと感じています。当然、選手一人ひとりの個性やカラーがありつつ、日本代表としてプレーする心構え。A代表の試合もこちらで見ていましたが、代表として戦う心構えやアイデンティティというものは、10代であろうと、20代であろうと、今後のA代表につながっていくところだと思っていますし、それをこういう国際大会でしっかりと感じてくれたと思います」
「ここから6月、9月にかけていろんな大会に出ますが、そういうところでも、今日はサウジアラビアのU-23チームとやりましたが、レベルが高い相手と戦えた、体感できたという部分で、今後自分たちがどう成長していくのか、そういう部分が見れたと思うので、そういう意味では可能性しかないですし、期待しながらも厳しい目で、『我々の基準はA代表に入ること』であると、今後も基準を示しながら選手に求めていきたいです」
また、今後の大会に向けた選考基準に関しては各選手の出場状況やパフォーマンスの向上など、総合的に判断していきたいとしている。
「(選考基準は)すべてですね。そのときに試合に出ていることやコンディションが良いこと。あとはポジション別に見れば、ゴールキーパーは難しいポジションですが、いろんな部分を加味しながら選手選考をやっていきたいです」
「ただ、常時試合に出場している選手であっても、パフォーマンスレベルをもっと上げていかなければいけない。それはJリーグの中でもそうですし、海外でも強度や質の部分を上げていかなければならない。試合に出ていない選手に関しては移籍なのか、チーム内での努力で状況を変える必要がありますが、そういった個々の成長を日々のトレーニング、試合を視察しながら総合的に選んでいきたいです」
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