【ブンデス第27節プレビュー】足踏みの首位バイエルンvsコロナ明け原口ウニオン

2022.03.18 18:00 Fri
Getty Images
前節はフランクフルトvsボーフムの日本人対決が行われ、公式戦連発となったMF鎌田の決勝弾でフランクフルトが勝利した。優勝争いでは首位バイエルンがホッフェンハイムに引き分けた一方、2位ドルトムントがビーレフェルトに勝利。さらに水曜に行われた延期分のマインツ戦も制し、4ポイント差に縮めている。代表ウィーク前の第27節、首位バイエルン(勝ち点60)はMF原口とMF遠藤渓太の8位ウニオン・ベルリン(勝ち点38)と対戦する。
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バイエルンは前節、オープンな戦いを挑んできたホッフェンハイムに引き分け止まり。リーグ戦2試合連続ドローと足踏みとなった。DFジューレの負傷、DFパヴァールのコロナ陽性でバックラインが不安な中、今週のトレーニング中に負傷したと報じられたFWレヴァンドフスキは先発できる見込みだが、気分良く代表ウィークに入れるか。
一方、原口がコロナ感染で、遠藤が負傷で欠場となったウニオンは前節、シュツットガルトと対戦し後半追加タイムでの土壇場被弾を浴びてドロー。原口は復帰予定で先発予想となっているが、遠藤は欠場予想。コロナ感染前、好調だった原口はバイエルン相手にインパクトを残して代表に合流できるか。

2位ドルトムント(勝ち点56)は7位ケルン(勝ち点39)とのアウェイ戦に臨む。バイエルンが躓いていた一方、2連勝で一気に射程圏内の4ポイント差に縮めたドルトムント。FWハーランド、MFレイナの復帰と明るい材料も多い中、MFロイスもケルン戦ではベンチ入り予想。ここは3連勝でバイエルンを追走したい。

9位フランクフルト(勝ち点37)は4位ライプツィヒ(勝ち点44)とのアウェイ戦に臨む。公式戦連発と一時の不調を脱して復調している鎌田。木曜に行われたヨーロッパリーグではベティス相手に延長戦まで持ち込まれた中、PK戦間際の劇的オウンゴールで勝ち上がりを決めた。鎌田は後半半ばまでのプレーでそこまでの疲労は溜めていないはず。上位チームとの対戦で復調した自信を確信に変えられるか。
15位ビーレフェルト(勝ち点25)は10位マインツ(勝ち点34)とのアウェイ戦に臨む。前節ドルトムント戦では何度かシュートに持ち込むシーンを演出した奥川。好調を維持している様子の中、連敗を3で止めるためのゴールを奪えるか。

残留プレーオフに回れる16位に浮上したシュツットガルト(勝ち点23)は14位アウグスブルク(勝ち点26)とのホーム戦に臨む。前節ウニオン戦では後半に盛り返して何とか後半追加タイム弾で追いついたシュツットガルト。重要な残留争いでMF遠藤とDF伊藤は引き続き先発予想だが、チームを勝利に導けるか。

FW浅野の11位ボーフム(勝ち点32)は金曜に13位ボルシアMG(勝ち点30)とのアウェイ戦に臨む。浅野は前節フランクフルト戦で先発。右ウイングでのプレーとなったが、対面のDFヒンテレッガーの前に封殺された。ベンチスタート予想の浅野だが、守備が脆弱なボルシアMGなだけにゴールを狙いたい。

◆ブンデスリーガ第27節
▽3/18(金)
《28:30》
ボーフムvsボルシアMG

▽3/19(土)
《23:30》
シュツットガルトvsアウグスブルク
ヘルタ・ベルリンvsホッフェンハイム
マインツvsビーレフェルト
グロイター・フュルトvsフライブルク
《26:30》
バイエルンvsウニオン・ベルリン

▽3/20(日)
《23:30》
ライプツィヒvsフランクフルト
《25:30》
ヴォルフスブルクvsレバークーゼン
《27:30》
ケルンvsドルトムント

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