【プレミア注目プレビュー】5連勝アーセナルと8連勝リバプールが激突! 優勝争い&トップ4争い左右する大一番
2022.03.16 18:00 Wed
プレミアリーグ第27節延期分、アーセナルvsリバプールが、日本時間16日29:15にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。5連勝のアーセナルと、8連勝のリバプールがミッドウィークに激突する、今季のリーグ優勝争いとトップ4争いを左右する大一番。
難敵ウォルバーハンプトン相手の痺れる2つの勝利を含め4試合が1点差の勝利だったが、直近のレスター・シティ戦では公式戦4連勝中の相手にMFトーマスとFWラカゼットのセットプレーから奪った2ゴールを危なげなく守り切り、久々に複数得点差を付けての快勝。結果に加えて、内容面でも充実ぶりが光る。
一方、首位のマンチェスター・シティ(勝ち点70)と熾烈な優勝争いを繰り広げる2位のリバプール(勝ち点66)は、アーセナルを上回るリーグ戦8連勝中。すでにEFLカップを制し、チャンピオンズリーグ(CL)でもベスト8進出を決めたクロップ率いるチームは、イングランド史上初となるクアドルプル(シーズン4冠)に向けてまい進中だ。
そして前節、シティがクリスタル・パレス相手に引き分けたことにより、今回の延期分で勝ち点3を積み上げることができれば、4月初旬に控える直接対決での逆転が可能となる。
◆アーセナル◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
GK:ラムズデール
DF:セドリック、ホワイト、ガブリエウ、ティアニー
MF:ウーデゴール、トーマス、ジャカ
FW:サカ、ラカゼット、マルティネッリ
負傷者:DF冨安健洋
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては冨安が復帰に向けた最終段階に入っているが、この試合での復帰は厳しい模様だ。
スタメンに関しては何らかのアクシデントがない限り、直近の3試合と同様のメンバーが起用される見込みだ。仮に、中2日の過密日程を考慮した場合はスミス・ロウ、ペペ辺りの起用があるかもしれない。
◆リバプール◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、チアゴ
FW:サラー、ジョタ、マネ
負傷者:FWサラー
コロナ陽性or体調不良者:DFツィミカス、MFミルナー
出場停止者:なし
出場停止者はいない。新型コロナウイルス感染か体調不良かは明言を避けたものの、クロップ監督がミルナーとツィミカスの欠場を認めている。一方で、負傷明けのコナテと前節負傷交代も軽傷が確認されたサラーは起用可能だ。
スタメンは前述の11人を予想したが、マティプの代役にコナテ、中盤はヘンダーソンのところにカーティス・ジョーンズかナビ・ケイタ。充実の3トップは新加入のルイス・ディアスを除き主力4選手がアーセナルをカモにしているが、リーグ3戦連発中と最も相性が良いジョタのスタメンを予想する。
★注目選手
◆アーセナル:MFトーマス・パルティ
加入2年目でようやく真価を発揮。昨夏、鳴り物入りでの加入となったが、アトレティコ時代にほとんど見られなかった負傷を繰り返し、チームと共に消化不良の1年目となったトーマス。今シーズンもスタートはいまひとつだったが、昨年末からしり上がりにパフォーマンスレベルを上げると、現在はジャカ、ウーデゴールのレフティー2人と構成する中盤で抜群の存在感を放つ。
ここ最近では、攻撃時にアンカーのポジションで2センターバックや適宜低い位置まで下りてくるインサイドハーフと共に安定した配球をみせ、攻撃のリズムを司り、守備ではアトレティコ仕込みの強度の高い対人プレーで相手のカウンターの芽を潰すフィルター役としての役割を完遂。長年チームが求め続けてきた理想的なホールディングMFとして機能している。
今回のビッグマッチではここまでの対戦で露呈したリバプールのハイプレスに対するビルドアップの課題、世界屈指のアタッカー陣への対応と攻守両面で多くの仕事が求められる。なお、EFLカップでの直近の対戦では途中出場からの退場という失態を演じており、誰よりもリベンジの気持ちは強いはずだ。
◆リバプール:MFファビーニョ
ビッグマッチで存在感放つ職人系MF。今シーズンのリバプールの守備の安定に関してディフェンスリーダーであるDFファン・ダイクの復帰、攻守に存在感増すDFマティプのハイパフォーマンスを指摘する声が多い。だが、卓越した戦術眼とフィジカル能力を併せ持つブラジル代表MFの本職復帰も同じぐらいの影響を与えている。
コナテの加入を含め、ようやくバックラインの陣容が整った今季は慣れ親しんだアンカーに戻ると、中盤のフィルター役としてリスク管理を一手に引き受けて持ち味のボール奪取、カバーリング能力を遺憾なく発揮。さらに、昨季のセンターバックでのプレー経験が被カウンター時の秀逸なプレー選択に繋がっている印象だ。
また、守備だけでなく攻撃時もミスの少ないボール捌き、的確な持ち運びという地味な仕事だけでなく、今年に入ってからはセットプレーを中心にゴールスコアラーとしての能力を開花させ、リバプール加入後では最多のリーグ戦4ゴールを挙げている。なお、リバプールではサラーがメインキッカーを務めるが、モナコ時代にはPKキッカーとして多くのゴールを決めていた。
アーセナルとのリーグ前回対戦では傑出したパフォーマンスでマン・オブ・ザ・マッチ級の活躍を見せており、今回の一戦では中盤に落ちるラカゼットや好調のウーデゴールをきっちり抑え込むと共に、相手の鋭いカウンターを潰し、チームの前がかりな戦いを2センターバックと共に後方から支えたい。
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今年1月には公式戦5試合未勝利と泥沼の状況に陥ったアーセナル(勝ち点51)だが、ウィンターブレイク期間に戦術のアップデート、コンディション向上を図ると、以降はUEFAコンペティション不参加に加え、カップ戦敗退に伴う日程面のアドバンテージを生かしながら今季最長となる5連勝を達成。3試合消化試合が多いマンチェスター・ユナイテッド、ウェストハムを抑えて4位に浮上した。一方、首位のマンチェスター・シティ(勝ち点70)と熾烈な優勝争いを繰り広げる2位のリバプール(勝ち点66)は、アーセナルを上回るリーグ戦8連勝中。すでにEFLカップを制し、チャンピオンズリーグ(CL)でもベスト8進出を決めたクロップ率いるチームは、イングランド史上初となるクアドルプル(シーズン4冠)に向けてまい進中だ。
そして前節、シティがクリスタル・パレス相手に引き分けたことにより、今回の延期分で勝ち点3を積み上げることができれば、4月初旬に控える直接対決での逆転が可能となる。
そのリーグ優勝争いとトップ4争いを左右する大一番だが、今季の3度の対戦ではリバプールが2勝1分けと圧倒。リーグ前回対戦での4-0の圧勝に加え、その3試合では一度も失点を許していない。今季対ビッグ6でトッテナムとのダービーを除き全敗中のアルテタ率いるチームは、今回のビッグマッチでチームとしての進化を示せるか。
◆アーセナル◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ラムズデール
DF:セドリック、ホワイト、ガブリエウ、ティアニー
MF:ウーデゴール、トーマス、ジャカ
FW:サカ、ラカゼット、マルティネッリ
負傷者:DF冨安健洋
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては冨安が復帰に向けた最終段階に入っているが、この試合での復帰は厳しい模様だ。
スタメンに関しては何らかのアクシデントがない限り、直近の3試合と同様のメンバーが起用される見込みだ。仮に、中2日の過密日程を考慮した場合はスミス・ロウ、ペペ辺りの起用があるかもしれない。
◆リバプール◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、チアゴ
FW:サラー、ジョタ、マネ
負傷者:FWサラー
コロナ陽性or体調不良者:DFツィミカス、MFミルナー
出場停止者:なし
出場停止者はいない。新型コロナウイルス感染か体調不良かは明言を避けたものの、クロップ監督がミルナーとツィミカスの欠場を認めている。一方で、負傷明けのコナテと前節負傷交代も軽傷が確認されたサラーは起用可能だ。
スタメンは前述の11人を予想したが、マティプの代役にコナテ、中盤はヘンダーソンのところにカーティス・ジョーンズかナビ・ケイタ。充実の3トップは新加入のルイス・ディアスを除き主力4選手がアーセナルをカモにしているが、リーグ3戦連発中と最も相性が良いジョタのスタメンを予想する。
★注目選手
◆アーセナル:MFトーマス・パルティ
Getty Images
加入2年目でようやく真価を発揮。昨夏、鳴り物入りでの加入となったが、アトレティコ時代にほとんど見られなかった負傷を繰り返し、チームと共に消化不良の1年目となったトーマス。今シーズンもスタートはいまひとつだったが、昨年末からしり上がりにパフォーマンスレベルを上げると、現在はジャカ、ウーデゴールのレフティー2人と構成する中盤で抜群の存在感を放つ。
ここ最近では、攻撃時にアンカーのポジションで2センターバックや適宜低い位置まで下りてくるインサイドハーフと共に安定した配球をみせ、攻撃のリズムを司り、守備ではアトレティコ仕込みの強度の高い対人プレーで相手のカウンターの芽を潰すフィルター役としての役割を完遂。長年チームが求め続けてきた理想的なホールディングMFとして機能している。
今回のビッグマッチではここまでの対戦で露呈したリバプールのハイプレスに対するビルドアップの課題、世界屈指のアタッカー陣への対応と攻守両面で多くの仕事が求められる。なお、EFLカップでの直近の対戦では途中出場からの退場という失態を演じており、誰よりもリベンジの気持ちは強いはずだ。
◆リバプール:MFファビーニョ
Getty Images
ビッグマッチで存在感放つ職人系MF。今シーズンのリバプールの守備の安定に関してディフェンスリーダーであるDFファン・ダイクの復帰、攻守に存在感増すDFマティプのハイパフォーマンスを指摘する声が多い。だが、卓越した戦術眼とフィジカル能力を併せ持つブラジル代表MFの本職復帰も同じぐらいの影響を与えている。
コナテの加入を含め、ようやくバックラインの陣容が整った今季は慣れ親しんだアンカーに戻ると、中盤のフィルター役としてリスク管理を一手に引き受けて持ち味のボール奪取、カバーリング能力を遺憾なく発揮。さらに、昨季のセンターバックでのプレー経験が被カウンター時の秀逸なプレー選択に繋がっている印象だ。
また、守備だけでなく攻撃時もミスの少ないボール捌き、的確な持ち運びという地味な仕事だけでなく、今年に入ってからはセットプレーを中心にゴールスコアラーとしての能力を開花させ、リバプール加入後では最多のリーグ戦4ゴールを挙げている。なお、リバプールではサラーがメインキッカーを務めるが、モナコ時代にはPKキッカーとして多くのゴールを決めていた。
アーセナルとのリーグ前回対戦では傑出したパフォーマンスでマン・オブ・ザ・マッチ級の活躍を見せており、今回の一戦では中盤に落ちるラカゼットや好調のウーデゴールをきっちり抑え込むと共に、相手の鋭いカウンターを潰し、チームの前がかりな戦いを2センターバックと共に後方から支えたい。
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