ヴェンゲル氏がファビーニョを非難「賢さと狡猾さの境界線」

2022.03.09 20:56 Wed
Getty Images
多くの有識者が、チャンピオンズリーグ(CL)でのリバプールMFファビーニョのプレーを非難している。
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8日にアンフィールドで行われたCLラウンド16・2ndレグのリバプールvsインテル。1stレグを0-2で落としたインテルは3点が必要な中、62分にFWラウタロ・マルティネスのゴールで先制点を挙げる。
しかし、逆転突破に希望が見えてきた矢先、FWアレクシス・サンチェスがファビーニョへのスライディングタックルで退場となってしまう。前半にイエローカードを受けていた同選手は、このプレーで2枚目を貰ってしまった。

ただ、タックルは先にボールに触っており、アレクシス・サンチェスも足をたたんでいたことから、イエローカードに値しないという意見もある。解説を務めるティエリ・アンリ氏やジェイミー・キャラガー氏もそのように主張している。

一方で、アーセン・ヴェンゲル氏はさらに突っ込んだ意見を述べた。「不正と狡猾の境界線」とコメントし、過度な反応だったと、ファビーニョを非難した。
「彼はズルをした。過剰に反応したのだ。ただ、痛みはあったのかもしれない。サンチェスとも接触があったのだろう。完全に嘘とは言い切れないのだ」

「もっと早く立ち上がることができたかもしれない。ファウルはファウルだが、巧妙だったと言える。我々が期待しているように完全に中立であれば、彼はもっと控えめになっていたはずだ」

真実は不明だが、このプレーで10人となったインテルは追加点を奪うまでに至らず、惜しくも敗退となった。

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