ビラがコウチーニョの買取を前向きに検討か、ジェラード監督熱望「彼のような才能を中心にチームを作るべき」

2022.03.08 20:14 Tue
Getty Images
アストン・ビラのスティーブン・ジェラード監督が、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(29)の完全移籍を前向きに検討していることを明かした。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。
PR
今冬の移籍市場でバルセロナからレンタル加入したコウチーニョ。2018年1月のバルセロナ加入以降、キャリアが暗転していたが、4年ぶりに復帰したプレミアリーグでは、ここまで7試合に出場し3ゴール3アシストを記録。早くも中心選手としてチームを盛り上げている。
現役時代に同選手とリバプールでチームメイトだったジェラード監督の信頼も厚く、1ゴール1アシストを記録した直近のサウサンプトン戦後には「今夜のフィリペ・コウチーニョはまさに極上。彼は世界中で話された頃の姿に確実に戻りつつある」と手放しで称賛した。

全盛期のパフォーマンスを取り戻しつつあるコウチーニョに大満足のジェラード監督。完全移籍の希望を隠さなかった。

「上層部はよく試合を観察しており、いずれ最終的な決断を下すだろう。だが、フィルはここまで能力があることを示してきた」
「彼は身体的なキレを取り戻した。サウサンプトン戦はかつてのレベルに達していたと思う。時にはそれすら超えていたかもしれない」

「周りの選手は彼から恩恵を受けている。彼もまた落ち着いていて笑顔を見せているよ。それはとても重要なことだ」

「我々は彼の獲得に動きたい。もし理想とする場所に辿り着きたいのなら、フィルのような才能を中心にチームを作るべきだからだ。最高の状態の彼はトッププレイヤーなのだ」

なお、コウチーニョとバルセロナの契約は2023年まで残っており、アストン・ビラが今夏に買い取る場合は3300万ポンド(約50億円)の移籍金がかかると見込まれている。

PR
関連ニュース

アーセナルの新CF候補にワトキンスも? 本格派か万能型か悩める補強路線

ストライカーの獲得が噂されるアーセナルは、アストン・ビラのイングランド代表FWオリー・ワトキンス(28)も新戦力候補に考えているようだ。 ここ最近はドイツ代表FWカイ・ハヴァーツが最前線で奮闘しているものの、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが負傷しがちなこともあり、新たなセンターフォワードを求めているアーセナル。ブレントフォードのイングランド代表FWイヴァン・トニー(28)を始め、スポルティングCPのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュ(25)や、ボローニャのオランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(22)がターゲットに浮上している。 ここに加わっているというのが、先日のプレミアリーグ第33節でアーセナル相手に鮮やかなループシュートを決めたワトキンス。イギリス『デイリー・メール』によると、アーセナルは現在、トニーのような本格派CFだけでなく、ウイングもこなせるようなオールラウンダータイプの獲得も検討しているという。 しかし、ワトキンスとビラの間には2028年6月までの契約が存在。たとえビラが売却に応じたとしても、移籍金は高額と予想される上、もうすぐ30代のワトキンスの将来的な売却を考慮した場合、投じた大金の回収はあまり期待できない。 一方、アーセナルはニューカッスルのスウェーデン代表FWアレクサンダー・イサク(24)にも注目。こちらもワトキンスと同様、困難かつ高額な取引になると推測されるが、将来性に関してはイサクの方に分がある。 いずれにせよ、今夏は最前線の補強に苦労しそうなアーセナル。他にも中盤や左サイドバックの補強が取り沙汰されているが、移籍市場でどのように立ち回るのだろうか。 2024.04.16 21:33 Tue

「前半は今シーズン最高」圧倒した前半から一転…痛恨の敗戦となったアーセナル、アルテタ監督は前を向く「信じ続けてできることをやるだけ」

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、アストン・ビラ戦の敗戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 14日、プレミアリーグ第33節でアーセナルはホームにアストン・ビラを迎えた。 首位のアーセナルと4位のアストン・ビラの上位対決。試合前にはマンチェスター・シティが暫定首位に立った一方で、リバプールが敗れるという状況となった。 そのアーセナルは前半はアストン・ビラを圧倒。ゲームを支配していく中で、決定力に欠いてしまいゴールを奪えないまま折り返す。 すると後半は一変。アストン・ビラが勢いを持ってやってくると、押し込まれ続けたアーセナルは終盤に失点。取り戻そうとした瞬間、連続失点を喫し、0-2で敗戦。後半は良いところがないまま痛恨の首位陥落となった。 試合後の記者会見に臨んだアルテタ監督。タイトル争いは続くものの、一方後退してしまった中、この先も紆余曲折あるかという質問に答えた。 「その可能性はあるだろう。今ある現実だ。数カ月前も同じだった。我々はこの瞬間が来るかもしれないことを理解していた。今はそれに反応し、信じ続け、できることをやっていくだけだ」 首位にはリバプールが立っていた中、シティと三つ巴で優勝を争ってきたアーセナル。周りが取りこぼすことはこの先もあるとしながら、勝ち続けなければいけないとした。 ただ、ここから一気に崩れていく可能性もゼロではない。ショッキングな敗戦を受けてのメンタルコントロールについてもコメントした。 「1つの結果でこうなるのであれば、我々は十分に強くないということだ。それは非常に簡単なことだ。本当に良いチームを相手に、前半は今シーズン最高のパフォーマンスを見せた。3つか4つ、あるいはそれ以上のゴールが取れていたはずだ」 「ただ、後半はそれが起こらず、勢いが変わり、前半でできたことをコントロールして生み出すことができなかった」 「我々は苦戦し、非常に酷い形で2つのゴールを許し、試合に負けた。だから、相手を祝福したいと思う」 「そして今こそ、リーダーとして、自分自身を価値ある人物として考える人が立ち上がる時だ。なぜなら、勝ち続けて4カ月も勝ち続けている時はとても簡単だ。今、それをすべき瞬間だ」 しっかりとこの敗戦を受け入れた、再び立ち上がる必要があるというアルテタ監督。中2日ではチャンピオンズリーグ(CL)でバイエルンとベスト4を懸けて戦う中、チャンスを生かす必要があるとした。 「試合に負けた後はイライラしており、悲しい気持ちだ。しかし、我々には素晴らしいチャンスがあり、チャンピオンズリーグの準決勝に進むという、このクラブが14年間実現できなかったチャンスがある。これ以上に良いタイミングはない」 <span class="paragraph-title">【動画】出色の前半も後半に失速…アーセナルがアストン・ビラに敗れる</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="kpnyJE56VtE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.15 09:05 Mon

【プレミアリーグ第33節プレビュー】優勝&トップ4争い左右するアーセナルvsアストンビラ

先週末に行われた第32節ではマンチェスター・ユナイテッドvsリバプールの名門対決がドローに終わった一方、アーセナルとマンチェスター・シティがいずれも勝ち点3を積み上げた結果、得失点差で上回ったアーセナルが首位に再浮上した。 上位クラブにとってUEFAコンペティション準々決勝の谷間で難しい判断を迫られる中で臨む今節は、優勝争いとトップ4争いを左右する首位のアーセナル(勝ち点71)と5位のアストン・ビラ(勝ち点60)の上位対決に注目が集まる。 アーセナルは前節、敵地でブライトンと対戦し3-0の快勝。FWサカのPKで先制すると、MFハヴァーツ、途中出場のFWトロサールと効果的に得点を重ねて難敵撃破に成功した。ただ、ミッドウィークにホームで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦は2-2のドローに終わった。サカとトロサールが公式戦2試合連続ゴールを挙げた一方、ミス絡みの失点と宿敵ケインにPKを決められた結果、ホームで勝利を逃した。 すでにブンデスリーガ優勝逸が決定的なバイエルンが今週末に主力を温存し、ホーム開催の2ndレグに万全の状態で臨むことが濃厚だが、プレミアリーグで熾烈なタイトルレースを繰り広げるガナーズは前回対戦で敗れた難敵とのリベンジマッチとなるため、大幅なターンオーバーは見込めず。メンバーの入れ替えはDF冨安健洋、FWガブリエウ・ジェズス、トロサールといった数人のみとなりそうだ。その中でハイインテンシティの攻防をしっかりと制することができるか…。 対するアストン・ビラは前節、ブレントフォードとのホームゲームを3-3のドローで終えた。主砲ワトキンスの2ゴールにFWロジャーズの加入後初ゴールで3ゴールを挙げた一方、2点リードからの3連続失点と守備が崩壊し、痛恨の勝ち点逸となった。これで1試合未消化のトッテナム(勝ち点60)に得失点差で上回れて5位転落となった。 それでも、直近のカンファレンスリーグ(ECL)ではリールとのホームでの初戦をワトキンス、マッギンのゴールによって2-1と先勝。公式戦3試合ぶりの勝利でバウンスバックを図ると共にアドバンテージを手にした。アーセナル同様に週明けのリターンレグを想定した戦いが求められるが、ワトキンスやマッギン、MFドウグラス・ルイスらを除き替えが利かない選手は少なく、エメリ監督としてはプレータイムや状態を見ながら臨機応変の起用が可能となるはずだ。 アストン・ビラのアシストを期待しつつ、首位再浮上を目指す2位のリバプール(勝ち点71)は、14位のクリスタル・パレスとのホームゲームで公式戦3試合ぶりの白星を目指す。前節、ミス絡みの失点と決定力不足によってユナイテッド相手に勝ち点1にとどまったクロップのチーム。さらに、直近のヨーロッパリーグ(EL)では要塞アンフィールドでアタランタにまさかの0-3の惨敗。昨年2月のレアル・マドリー戦以来、約14カ月ぶりとなるホームでの黒星を喫した。 その得点力を考えれば、週明けのリターンレグでの逆転の可能性は残されているが、まずは今回のパレス戦でしっかりと白星を取り戻したい。守護神アリソン、DFアレクサンダー=アーノルド、MFバイチェティッチ、FWジョタと4人の主力クラスの復帰によって質の高いターンオーバーが可能となるが、直近2試合で5失点の守備の立て直しと共に、大量得点が必要なアタランタ戦に繋がるような前線のオプション構築も意識したい。 3位のマンチェスター・シティ(勝ち点70)はCLレアル・マドリー戦を控える中、降格圏の18位ルートン・タウン相手にリーグ3連勝を狙う。前節はパレス相手にMFデ・ブライネの2ゴール1アシストの活躍によって4-1の快勝を収めたシティ。サンティアゴ・ベルナベウで行われたマドリー戦では一時逆転を許す難しい展開の中、MFフォーデンとDFグヴァルディオルのゴラッソで逆転。その後の失点で逃げ切りには失敗したが、難所で3-3のドローに持ち込んだ。対マドリーのホームゲームではこれまで3戦全勝と相性は良く、良いイメージを持ってリターンレグに臨めるはずだ。 1カ月半前にFAカップで6-2の圧勝を収めたルートンとの一戦では体調不良からの回復が見込まれるデ・ブライネ、マドリー戦で完全に沈黙したFWハーランドとその前回対戦で爆発したアタッキングデュオの再びの躍動に期待したい。なお、前節のボーンマス戦で先発出場したDF橋岡大樹は新天地デビュー戦で対峙したシティズンズ相手にリベンジを目指すことになる。 前節、ノッティンガム・フォレストを破って4位に返り咲いたトッテナムは、8位のニューカッスルとのアウェイゲームで連勝を目指す。前節は格下相手に前半苦戦したものの、DFファン・デ・フェン、DFペドロ・ポロのディフェンス陣の値千金のゴールで3-1の勝利を収めたポステコグルーのチーム。今回の一戦では昨季1-6の屈辱的な惨敗を喫した因縁のセント・ジェームズ・パーク攻略を図る。今季のリーグ前回対戦を4-1で快勝し溜飲を下げたが、やはり因縁の地でしっかりとシーズンダブルを達成したい。守備陣に多くの負傷者が出ているエディ・ハウ率いるマグパイズ相手に自慢の攻撃力で押し切りたいところだ。 逆転でのトップ4へこれ以上の取りこぼしは許されない6位のマンチェスター・ユナイテッドは、前回対戦で0-3の惨敗を喫した12位のボーンマス相手にリーグ4戦ぶりの白星を狙う。DFヴァラン、DFエバンスの離脱によってディフェンスラインは火の車だが、リバプール戦でその才能の片りんを示したDFカンブワラ、圧巻のゴールを記録したMFメイヌーら若手を中心に難敵チェリーズに勝ち切りたい。 9位のチェルシーは、PSR違反によって減点処分が「6」から「8」に新たに変更となった16位のエバートン相手に2戦ぶりの白星を目指す。前々節はユナイテッド相手に劇的な4-3の逆転勝利を挙げたブルーズだが、前節は最下位のシェフィールド・ユナイテッド相手に2度のリードを守り切れず、痛恨の2-2のドローに終わった。著しく安定感を欠くポチェッティーノのチームは、この試合後にFAカップ準決勝のシティ戦を皮切りに、アーセナル、トッテナムとのダービーを含む強豪5連戦に臨むため、是が非でも白星を取り戻したい。 その他ではレバークーゼンとのELのリターンレグを控えるウェストハム、残留争い直接対決となるブレントフォードvsシェフィールド・ユナイテッドといった戦いにも注目したい。 ◆プレミアリーグ第33節 ▽4/13(土) 《20:30》 ニューカッスル vs トッテナム 《23:00》 ブレントフォード vs シェフィールド・ユナイテッド バーンリー vs ブライトン マンチェスター・シティ vs ルートン・タウン ノッティンガム・フォレスト vs ウォルバーハンプトン 《25:30》 ボーンマス vs マンチェスター・ユナイテッド ▽4/14(日) 《22:00》 リバプール vs クリスタル・パレス ウェストハム vs フルアム 《24:30》 アーセナル vs アストン・ビラ ▽4/15(月) 《28:00》 チェルシー vs エバートン 2024.04.13 12:00 Sat

アストン・ビラがリールに先勝! 本間至恩ベンチ入りのクラブ・ブルージュも先勝【ECL】

ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準々決勝の1stレグが11日に行われた。 UEFAコンペティションで無類の強さを誇るウナイ・エメリ率いるアストン・ビラとリーグ・アンで4位に位置するリールの最注目カードは、ホームのアストン・ビラが2-1で先勝した。 互いに現状のベストメンバーを起用して臨んだ一戦は一進一退の攻防に。開始13分にはマッギンの右CKをファーのワトキンスが頭で合わせてアストン・ビラが先制に成功する。 だが、効果的にハイラインの背後を突いたリールは前半にシェグロヴァ、ディアキテ、デイビッドとボックス内で4度の決定機が訪れたが、いずれも守護神マルティネスの圧巻の一対一でのファインセーブに阻まれた。 迎えた後半は再び良い入りを見せたホームチームが、56分に左CKのショートコーナーからマッギンが見事なミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、追加点を挙げた。以降はリールが攻勢に転じると、63分のグズムンドソンのゴールは際どいオフサイド判定で取り消されたものの、84分にはカベラの左CKをニアのディアキテが頭で合わせて1点を返した。 その後、リールの猛攻を凌いだアストン・ビラが2-1で先勝したが、リールにも十分にチャンスがある状況で1週間後の2ndレグを迎えることになった。 昨季準優勝のフィオレンティーナが、チェコの強豪ビクトリア・プルゼニのホームに乗り込んだ一戦は、0-0のドローに終わった。 下馬評ではフィオレンティーナ優位と見られた一戦だったが、試合は序盤から拮抗。ボールの主導権を握ったヴィオラだったが、コンパクトな相手の守備に手を焼き、試合を通して多くの決定機を作り出すことができず。そして、攻撃面でやや見せ場を欠いた試合はゴールレスの決着となり、イーブンの状態でフィオレンティーナホームの2ndレグを戦うことになった。 MF本間至恩を擁するクラブ・ブルージュは、PAOKとのホームゲームに臨み、1-0で勝利した。なお、本間はベンチ入りも出場機会はなかった。 開始6分にヴェトレセンのゴールで幸先よく先制に成功したホームチームは、以降も冷静にゲームをコントロールし、1点リードで試合を折り返す。後半は互いに交代カードを切って戦局に変化を加えていく中、後半半ば過ぎの78分にはブルージュがPKを獲得。しかし、キッカーのイゴール・チアゴが痛恨の失敗で追加点を得られず。その後、リードを守り切ったが、終盤にディフェンスラインの主力2人が相次いでイエローカードをもらった結果、累積警告で次節の不在が決定するなど、敵地での2ndレグへやや不安を抱える形で試合を終えた。 また、オリンピアコスvsフェネルバフチェは、ホームのオリンピアコスが3-2で先勝した。 下馬評ではアウェイチーム優勢と見られたが、蓋を開けてみればオリンピアコスが序盤から圧倒。前半序盤に相手のビルドアップのミスを突いてフォルトゥニスが見事なミドルシュートで先制点を挙げると、前半半ばにも左サイドを崩してヨベティッチが追加点。さらに、後半序盤にもシキーニョが3点目を奪取した。 これで厳しくなったトルコの名門だったが、68分にタディッチがPKを決めて反撃の狼煙を上げると、74分には左サイドを崩してボックス右でシマンスキのフリックに反応したイルファンが鋭いシュートを突き刺した。その後の猛攻は同点ゴールに繋がらなかったが、ホームでの2ndレグに望みを繋ぐ形となった。 ◆ECL準々決勝1stレグ結果 オリンピアコス 3-2 フェネルバフチェ ビクトリア・プルゼニ 0-0 フィオレンティーナ クラブ・ブルージュ 1-0 PAOK アストン・ビラ 2-1 リール 2024.04.12 06:40 Fri

【ECL準々決勝プレビュー】最注目はアストン・ビラvsリール…ベスト4進出懸けた重要な初戦

ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準々決勝の1stレグが11日に開催される。ベスト4進出を懸けた準々決勝初戦の展望を紹介していく。 ◆ECL準々決勝1stレグ ▽4/11(木) 《25:45》 オリンピアコス vs フェネルバフチェ ビクトリア・プルゼニ vs フィオレンティーナ 《28:00》 クラブ・ブルージュ vs PAOK アストン・ビラ vs リール ◆最注目はアストン・ビラvsリール! <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240410_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 2クラブを輩出したギリシャを含め7カ国の強豪が出そろった準々決勝では、UEFAコンペティションで無類の強さを誇るウナイ・エメリ率いるアストン・ビラとリーグ・アンで4位に位置するリールの一戦が最注目カードとなる。 前ラウンドでアヤックスを退けたアストン・ビラは、プレミアリーグでもトップ4争いで健闘。前節、ブレントフォード相手のドローでトッテナムに4位の座を譲ったが、残り試合での逆転は十分に可能。また、今大会で勝ち進むことでUEFAカントリーランキングに貢献できるため、リーグ5位でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得も見えてくる状況だ。 今週末にアーセナルとのリーグ戦を控える中、ホーム開催となる今回の1stレグでは幾つかのポジションでターンオーバーも見込まれるが、リール下部組織出身のDFディーニュ、ローマ時代に敵将フォンセカの薫陶を受けたMFザニオーロの2選手のパフォーマンスに注目したい。また、ボールを持たされると苦戦傾向にあるが、相手はポゼッションスタイルのチームだけに得意のカウンターが機能する展開となりそうだ。 一方、今大会ここまで無敗を継続するリールは、直近のリーグ戦でもマルセイユを破るなど5戦無敗と好調を維持。スカッド全体の質を考えると、苦戦は必至と見られるが、レアル・マドリーが関心を寄せる逸材DFヨロを筆頭にフランス代表入りも期待される若き守護神シュヴァリエ、MFシェグロヴァ、FWデイビッドと各ポジションに強力なタレントを擁しており、安定したボール保持、堅守を武器に難敵撃破といきたい。 昨季準優勝のフィオレンティーナは、ビクトリア・プルゼニ相手にベスト4進出を狙う。シーズン序盤はセリエA上位争いに食い込んでいたものの、ここ最近の失速によって10位に甘んじるイタリアーノのチームは、準決勝1stレグを制したコッパ・イタリアを含めカップ戦でのタイトル獲得へプライオリティを置き始めている。そのため、今回の一戦ではチェコの強豪相手にきっちり敵地で勝ち切りたい。 MF本間至恩を擁するクラブ・ブルージュは、ギリシャのPAOKを相手に突破を目指す。ベルギーリーグではプレーオフ1で3位に甘んじており、逆転でのリーグ制覇は厳しい状況にある。そのため、前述のフィオレンティーナ同様に今大会に全力を注ぎたい。なお、本間は今季ここまでトップチームで4試合の出場にとどまっており、今回の試合で出番を得ることは難しいか。 優勝候補のフェネルバフチェは、昨季セビージャをヨーロッパリーグ(EL)制覇に導いたメンディリバル監督が率いるオリンピアコスと対戦する。国内リーグでガラタサライと熾烈なタイトルレースを繰り広げるトルコの名門は、7日に行われたそのガラタサライとのスーパーカップでトルコサッカー連盟(TFF)への抗議目的でU-19チームを出場させた上、開始2分で試合放棄する前代未聞の対応で大きな話題を集めた。幸い、今回の試合に向けて主力のコンディションは万全だが、ここで不甲斐ない戦いを見せようものならばさらなる批判を招く可能性もあるだけに結果・内容にこだわりたい。 2024.04.11 18:30 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly