「ファンもチームが諦めたとわかっている」 ダービーで白旗ムードのユナイテッドをキーン氏が猛批判

2022.03.07 17:53 Mon
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるロイ・キーン氏が古巣を酷評した。イギリス『ミラー』が伝えている。

ユナイテッドは敵地で6日に行われたプレミアリーグ第28節でマンチェスター・シティと対戦した。トップ4を確保するためにも負けられない“マンチェスター・ダービー”となったが、試合では力の差を見せつけられ、1-4の完敗。特に、後半は1本のシュートも放てず、反撃を諦めたような姿勢を見せたこともあり、試合後にはファンやメディアから強い批判が浴びせられている。
日頃から辛口で知られるキーン氏も『スカイ・スポーツ』でユナイテッドを強く批判。選手たちの態度を問題視し、キャプテンシーの不在も嘆いた。

「今日、ユナイテッドの欠点がすべて見えた。彼らにとっての敗北は走るのをやめたことだろう。ユナイテッドでプレーしている以上、それは許されることではない。しかし、彼らはタオルを投げてしまったのだ」

「トップチームとの対戦であっても、タックルしなければならないし、守備に走る必要もあっただろう。これは今のクラブの現状を反映しているね。新監督の就任に問題があると言われているが、選手たちは自分のプライドを守るべきだと思う」
「3点目が入った時点で試合は終わり、彼らはタオルを投げ入れ、白旗を掲げた。(ジェイドン・)サンチョのゴールは素晴らしいフィニッシュだったが、その後ユナイテッドは十分な力を発揮できなかった。試合は90分あるのだから、試合中ずっとやらなければならない」

「今のチームで誰がドレッシングルームを仕切っているかがわからない。(ハリー・)マグワイアを見てみろ。彼は良くない試合をしていた。彼は(クリスティアーノ・)ロナウドと、キャプテンシーやその他諸々のことで争ってでもいるのだろうか」

「エゴが入り込めば、玄関にそれが置きっぱなしとなってしまう。彼らは自分がどう見えるかが重要なのだろうね。ブーツは良い感じだろうか? 髪型はイケてるだろうか? といった感じだろう。試合でプレーをしろ!」

「ユナイテッドのゴール裏のファンは馬鹿じゃない。自分たちが応援しているチームが、諦めたとわかっている。これから数日間、くだらない言葉をたくさん聞くだろうね。前にも聞いたことはあるが『申し訳ない、来週またやってみよう』という発言もあるだろう。私が関心を持つのはピッチ上で何をするかだ。他すべてのゴミのようなことではない」

また、キーン氏はラルフ・ラングニック監督に対してはその境遇に同情。今夏までの契約であることから、選手の心を掴めていないのではないかと語った。

「ラングニックはいつも正直だと思う。今日はあまりに賢くなろうとし過ぎたかもしれないが、彼の手は縛られているからね。彼に夏までしか時間がないことは明らかに皆知っているし、何人かの選手は『どうせお前は夏までだろう』と言っているように見えるかもしれない」

「ラングニックは大きなエゴの中で仕事をしようとしている。彼はあるやり方でプレーしたいのだが、選手たちはそれを好まない。だからこそ、ユナイテッドが4位になるのを助けるためのシステムを手に入れる必要がある」
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