ウクライナ支援の拍手中にチェルシー身売りを巡るチャント…トゥヘルが不快感示す
2022.03.06 12:05 Sun
チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が自チームの一部ファンによる場違いな振る舞いを一喝した。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。
5日にバーンリーの本拠地で行われた試合でも開始前の1分間を拍手の時間に使うなどの支援が行われたが、アウェイチームであるチェルシーの一部サポーターからオーナー交代に呼応するチャントの合唱が起こった。
チェルシーではロシアの武力行使により、主導者のウラジーミル・プーチン大統領との近しい関係から、ロマン・アブラモビッチ氏もイギリスでの立場が悪化。制裁の恐れもあるなか、2日にクラブの売却方針を表明した。
2003年からオーナーを務めるアブラモビッチ氏の身売り発表から初の一戦ということで、一部サポーターも同氏に向けたチャントを送ったのだろうが、トゥヘル監督は4-0で勝利後、その件を問われると、非難した。
「我々はクラブとしての敬意を示したまでで、1分間の拍手を約束してくれるファンを求めている。ウクライナのためにそうすべきで、この状況において他の考えなどない。彼らには我々の思いやサポートがある。クラブとして団結しないと。他のメッセージを送るタイミングじゃない」
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プレミアリーグは今週末の第28節を開催するにあたり、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナに連帯を示そうと、各チームの主将に青色と黄色のアームバンドを着用してもらうなどの様々な取り組みを行っている。チェルシーではロシアの武力行使により、主導者のウラジーミル・プーチン大統領との近しい関係から、ロマン・アブラモビッチ氏もイギリスでの立場が悪化。制裁の恐れもあるなか、2日にクラブの売却方針を表明した。
2003年からオーナーを務めるアブラモビッチ氏の身売り発表から初の一戦ということで、一部サポーターも同氏に向けたチャントを送ったのだろうが、トゥヘル監督は4-0で勝利後、その件を問われると、非難した。
「あんなことをするべきタイミングじゃない。連帯感を示すなら、一緒に連帯を示すべきだ。一緒にヒザをつくんだ。我々のクラブや他のクラブの重要な人物が亡くなったのなら、1分間の黙祷を行うべきで、他のメッセージを伝えるタイミングじゃない。敬意を示すタイミングなのだ」
「我々はクラブとしての敬意を示したまでで、1分間の拍手を約束してくれるファンを求めている。ウクライナのためにそうすべきで、この状況において他の考えなどない。彼らには我々の思いやサポートがある。クラブとして団結しないと。他のメッセージを送るタイミングじゃない」
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