「フェアだとは思えない」アブラモビッチ氏のチェルシー売却、ニューカッスルの女性オーナーが見解「クラブを奪われるのは本当に悲しいこと」
2022.03.04 12:07 Fri
ニューカッスルの共同オーナーであるアマンダ・ステーブリー氏が、チェルシーを売却することとなったロマン・アブラモビッチ氏を気遣った。イギリス『BBC』が伝えた。
しかし、2月24日にロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナへの軍事侵攻を決断。これまで一般市民を含め、多くの犠牲者を出している中、世界各国からは制裁が下されている。
そのプーチン大統領と近しい仲にあるアブラモビッチ氏は、資産を凍結される可能性が高く、イギリスの政治家らは制裁を下す声を高めている。
アブラモビッチ氏はクラブの運営から手を引くことを発表していたが、日に日に批判の声が高まることを受け、チェルシーの売却を計画していることを2日に発表していた。
「私たちは常に地政学的な問題を抱えています。誰かとの関係のために、誰かがサッカークラブを奪われるのは本当に悲しいことです」
「正直に言うと、それは特にフェアだとは思えません。しかし、私たちは全ての関係を説明する必要があります」
自身とは直接的に関係ないことで、クラブを手放すこととなってしまったアブラモビッチ氏。ステーブリー氏も、ニューカッスルを買収する際には、サウジアラビアの政府系ファンドであるPIFと手を組んで買収。しかし、サウジアラビア国内では人権侵害が問題視されており、その関係があると多くの非難を集めていた。
自身も政治との関係で攻撃を受けていたステーブリー氏だが、政治との関係がないことを当時から主張。アブラモビッチ氏の心境がよく分かるようだ。
「私たちは常に任務を遂行する必要があります」
「プレミアリーグのオーナーテストを行ったときに示したのは、その分離があったと言うことです。私たちとPIFは自律的にクラブを運営しています」
なお、ニューカッスル買収前にはチェルシーを買収することも検討したとされるステーブリー氏。「ニューカッスルを購入するのに4年かかることの素晴らしい点の1つは、チェルシーを含むすべてのクラブを見る絶好の機会があったことです」としたが、今はニューカッスルのオーナーとなり満足しているようだ。
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2003年、ロシアのビリオネア(億万長者)であり実業家のアブラモビッチ氏はチェルシーを買収。潤沢な資金をクラブへ投資し続け、チェルシーはビッグクラブの仲間入り。アブラモビッチ氏就任後に17のタイトルを獲得した。そのプーチン大統領と近しい仲にあるアブラモビッチ氏は、資産を凍結される可能性が高く、イギリスの政治家らは制裁を下す声を高めている。
アブラモビッチ氏はクラブの運営から手を引くことを発表していたが、日に日に批判の声が高まることを受け、チェルシーの売却を計画していることを2日に発表していた。
そんななか、ステーブリー氏はフットボールサミットのファイナンシャル・タイムズビジネスで講演。その際、アブラモビッチ氏に起きたことについて言及した。
「私たちは常に地政学的な問題を抱えています。誰かとの関係のために、誰かがサッカークラブを奪われるのは本当に悲しいことです」
「正直に言うと、それは特にフェアだとは思えません。しかし、私たちは全ての関係を説明する必要があります」
自身とは直接的に関係ないことで、クラブを手放すこととなってしまったアブラモビッチ氏。ステーブリー氏も、ニューカッスルを買収する際には、サウジアラビアの政府系ファンドであるPIFと手を組んで買収。しかし、サウジアラビア国内では人権侵害が問題視されており、その関係があると多くの非難を集めていた。
自身も政治との関係で攻撃を受けていたステーブリー氏だが、政治との関係がないことを当時から主張。アブラモビッチ氏の心境がよく分かるようだ。
「私たちは常に任務を遂行する必要があります」
「プレミアリーグのオーナーテストを行ったときに示したのは、その分離があったと言うことです。私たちとPIFは自律的にクラブを運営しています」
なお、ニューカッスル買収前にはチェルシーを買収することも検討したとされるステーブリー氏。「ニューカッスルを購入するのに4年かかることの素晴らしい点の1つは、チェルシーを含むすべてのクラブを見る絶好の機会があったことです」としたが、今はニューカッスルのオーナーとなり満足しているようだ。
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