チェルシーが苦しみながらも逆転で8強進出! 2度の先行許すも悩める3選手のゴールで勝ち切る《FAカップ》
2022.03.03 06:17 Thu
チェルシーは2日、敵地で行われたFAカップ5回戦でルートン・タウンと対戦し、3-2で逆転勝利した。
先週末にPK戦の末に敗れたリバプールとのEFLカップ決勝からのバウンスバックを図るチームは、その試合からリュディガーとマウントを除く先発9人を変更。GKにケパ、3バックの中央にロフタス=チークを起用した他、両ウイングバックにハドソン=オドイと復帰後初出場のケネディ。前線はマウント、ルカク、ヴェルナーが並んだ。
試合直前にオーナーのロマン・アブラモビッチ氏によるクラブ売却決断の声明が発表された中、その動揺も影響したか、チェルシーは前ラウンドのプリマス戦と同様に早い時間帯に失点を喫する。
2分、ルートンの左CKの場面でDFサールがバークに振り切られると、ベリーの正確なクロスをドンピシャのヘディングで叩き込まれた。
それでも、20分を過ぎてサウールがようやくチームのファーストシュートを放つと、この直後に鮮やかなカウンターから同点に追いつく。27分、相手陣内でのマウントのパスカットからヴェルナーがペナルティアーク付近で仕掛けると、後方からサポートに入ったサウールが絶妙な右足のコントロールシュートをゴール右隅に流し込み、待望の加入後初ゴールを挙げた。
この同点ゴールによって完全に勢いづいたアウェイチームは、畳みかける攻めで一気に逆転を狙う。32分にはマウントのスルーパスに完璧なタイミングで抜け出したサウールに2点目のチャンスも、今度は利き足の左足で放ったシュートは、試合開始10分過ぎにスクランブル投入されたGKイステッドのビッグセーブに阻まれる。さらに、ケネディ、ルカクとその後もボックス付近で積極的に足を振っていくが、いずれの枠内シュートも2点目には繋がらず。
すると、完全にイケイケムードの中でリスク管理を怠ったブルーズは、急造3バックの隙を突かれる形で勝ち越しを許す。40分、相手の前線への縦パスに対して、リュディガー、ロフタス=チークが不用意に釣りだされてしまい、メンデス・ゴメスのスルーパスに反応したコーニックに完璧に背後へ抜け出されると、GKケパとの一対一を難なく決められた。その後、再び攻勢を強めたものの、集中力を増したルートンの守備を崩し切れず。1点ビハインドで試合を折り返した。
後半もメンバー交代なしで臨んだチェルシーは早い時間帯の同点ゴールを目指し、相手を押し込む入りを見せる。両ウイングバックが前半に比べて高い位置で仕掛けを試みるが、なかなか相手の守備を崩し切れない。
この状況を受け、トゥヘル監督は60分過ぎにハドソン=オドイ、ケネディを下げてプリシッチとヴェイルを同時投入。この交代で[3-5-2]に並びを変えて右のワイドにプリシッチ、左のワイドにサウールが入った。
この交代によって一気に攻撃活性化とはいかなかったが、ワンチャンスを生かして追いつく。68分、最後尾のロフタス=チークからの浮き球のフィードに反応したヴェルナーがオフサイドラインぎりぎりでボックス内に抜け出し、ピッチへ叩きつける右足のシュートをゴール右隅に流し込んだ。
2-2のイーブンに戻したチェルシーは76分、ジョルジーニョを下げてリース・ジェームズを投入。この交代でロフタス=チークを中盤に上げる。すると、この交代直後の78分にはここまで沈黙していた背番号9が決定的な仕事を果たす。
右サイドでリース・ジェームズ、ロフタス=チークと繋いでボックス右のスペースを狙うヴェルナーにスルーパスが通る。ここでヴェルナーがすかさずグラウンダーで折り返したボールを、ゴール前に飛び込んだルカクが左足のスライディングシュートで流し込んだ。
苦しみながらも悩める3選手のゴールで試合を引っくり返したチェルシーは、相手の運動量の低下もあってここから冷静に試合をコントロール。勝敗を決定づける4点目こそ奪うことはできなかったものの、後半は相手に決定機を許さず、このまま試合をクローズした。
格下相手に2度のリードを許すも最後は地力の差を見せつけて勝ち切ったチェルシーが、EFLカップ決勝の敗戦をひとまず払しょく。順当にベスト8進出を決めた。
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4回戦でフットボールリーグ1(イングランド3部)のプリマス・アーガイルに延長戦まで持ち込まれる大苦戦を強いられたものの、辛くもベスト16進出を決めたチェルシー。今回の5回戦ではチャンピオンシップ(イングランド2部)で6位に付けるルートン・タウンとのアウェイゲームに臨んだ。試合直前にオーナーのロマン・アブラモビッチ氏によるクラブ売却決断の声明が発表された中、その動揺も影響したか、チェルシーは前ラウンドのプリマス戦と同様に早い時間帯に失点を喫する。
2分、ルートンの左CKの場面でDFサールがバークに振り切られると、ベリーの正確なクロスをドンピシャのヘディングで叩き込まれた。
いきなり追いかける展開となったチェルシーはここから一気に攻撃のギアを上げたいところだが、急造布陣ゆえの細かい連携ミスが散見され、相手の強度の高い守備を前になかなか良い形でボールを動かせない。逆に、制空権を握られた相手のセットプレーからあわや2失点目というピンチを招く。
それでも、20分を過ぎてサウールがようやくチームのファーストシュートを放つと、この直後に鮮やかなカウンターから同点に追いつく。27分、相手陣内でのマウントのパスカットからヴェルナーがペナルティアーク付近で仕掛けると、後方からサポートに入ったサウールが絶妙な右足のコントロールシュートをゴール右隅に流し込み、待望の加入後初ゴールを挙げた。
この同点ゴールによって完全に勢いづいたアウェイチームは、畳みかける攻めで一気に逆転を狙う。32分にはマウントのスルーパスに完璧なタイミングで抜け出したサウールに2点目のチャンスも、今度は利き足の左足で放ったシュートは、試合開始10分過ぎにスクランブル投入されたGKイステッドのビッグセーブに阻まれる。さらに、ケネディ、ルカクとその後もボックス付近で積極的に足を振っていくが、いずれの枠内シュートも2点目には繋がらず。
すると、完全にイケイケムードの中でリスク管理を怠ったブルーズは、急造3バックの隙を突かれる形で勝ち越しを許す。40分、相手の前線への縦パスに対して、リュディガー、ロフタス=チークが不用意に釣りだされてしまい、メンデス・ゴメスのスルーパスに反応したコーニックに完璧に背後へ抜け出されると、GKケパとの一対一を難なく決められた。その後、再び攻勢を強めたものの、集中力を増したルートンの守備を崩し切れず。1点ビハインドで試合を折り返した。
後半もメンバー交代なしで臨んだチェルシーは早い時間帯の同点ゴールを目指し、相手を押し込む入りを見せる。両ウイングバックが前半に比べて高い位置で仕掛けを試みるが、なかなか相手の守備を崩し切れない。
この状況を受け、トゥヘル監督は60分過ぎにハドソン=オドイ、ケネディを下げてプリシッチとヴェイルを同時投入。この交代で[3-5-2]に並びを変えて右のワイドにプリシッチ、左のワイドにサウールが入った。
この交代によって一気に攻撃活性化とはいかなかったが、ワンチャンスを生かして追いつく。68分、最後尾のロフタス=チークからの浮き球のフィードに反応したヴェルナーがオフサイドラインぎりぎりでボックス内に抜け出し、ピッチへ叩きつける右足のシュートをゴール右隅に流し込んだ。
2-2のイーブンに戻したチェルシーは76分、ジョルジーニョを下げてリース・ジェームズを投入。この交代でロフタス=チークを中盤に上げる。すると、この交代直後の78分にはここまで沈黙していた背番号9が決定的な仕事を果たす。
右サイドでリース・ジェームズ、ロフタス=チークと繋いでボックス右のスペースを狙うヴェルナーにスルーパスが通る。ここでヴェルナーがすかさずグラウンダーで折り返したボールを、ゴール前に飛び込んだルカクが左足のスライディングシュートで流し込んだ。
苦しみながらも悩める3選手のゴールで試合を引っくり返したチェルシーは、相手の運動量の低下もあってここから冷静に試合をコントロール。勝敗を決定づける4点目こそ奪うことはできなかったものの、後半は相手に決定機を許さず、このまま試合をクローズした。
格下相手に2度のリードを許すも最後は地力の差を見せつけて勝ち切ったチェルシーが、EFLカップ決勝の敗戦をひとまず払しょく。順当にベスト8進出を決めた。
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