ユベントス、ヴラホビッチのドッピエッタでエンポリに辛勝《セリエA》

ユベントスは26日、セリエA第27節でエンポリとのアウェイ戦に臨み、3-2で逃げ切った。前節トリノ・ダービーを引き分けた4位ユベントス(勝ち点47)は、4日前に敵地で行われたチャンピオンズリーグのビジャレアル戦もドロー。そのビジャレアル戦のスタメンから5選手を変更し、長期離脱となったマッケニーが欠場となった中、中盤にはザカリア、アルトゥールらが先発となった。
13位エンポリ(勝ち点31)に対し、ヴラホビッチとケアンの2トップとするフラットな[4-4-2]で臨んだユベントスは7分に決定機。ヴラホビッチがDFを引き付けてラストパス。ボックス右で受けたザカリアがGKと一対一となったが、シュートはヴィカーリオに止められた。

オープンな展開で推移する中18分、ユベントスはボックス左からヴラホビッチが際どいシュートを浴びせると、32分に先制する。左サイドからのラビオのクロスをケアンがヘッドで押し込んだ。

しかし40分、CKの流れから混戦の中をジュルコフスキに押し込まれ、同点とされてしまう。それでも追加タイム2分、クアドラードのパスを受けたボックス中央のヴラホビッチが切り返しからシュートを決め、ユベントスが2-1として前半を終えた。

迎えた後半、ユベントスは66分にリードを広げる。4分前に投入されていたモラタのラストパスを受けたヴラホビッチがボックス内に侵入して右足でシュートを流し込んだ。

しかし諦めないエンポリに76分、FKの流れからラ・マンティアに決められて1点差に。終盤にかけてはエンポリの攻勢の前にタジタジとなったユベントスだったが、辛くも逃げきり。リーグ戦3試合ぶりの勝利としている。