低調ミランが下位相手に痛恨の2試合連続ドロー…レオン弾で先制もウディネに追いつかれる《セリエA》
2022.02.26 04:51 Sat
セリエA第27節、ミランvsウディネーゼが25日にサン・シーロで行われ、1-1のドローに終わった。
週明けにコッパ・イタリア準決勝のミラノ・ダービーを控える中、ピオリ監督は前節からスタメン1人を変更。出場停止のベナセルに代えてケシエをスタメンに復帰させた。
ロシアのウクライナ侵攻への抗議から今節すべての試合が5分遅れでの開催となる中、その初陣となったサンシーロでの一戦は、入りこそホームチームが勢いを見せたが、以降は拮抗した展開に。
好調のレオンの左サイドを起点にチャンスを窺うミランだが、ウディネーゼの[5-3-2]の守備ブロックを揺さぶり切れず。なかなかフィニッシュの数が増えていかない。
それでも、焦れずに戦うホームチームは前半半ば過ぎに好調のポルトガル代表FWが均衡を破るゴールを決め切る。29分、左サイドから一度右に揺さぶってトナーリが浮き球のクロスを供給。ボックス左でDFベカンに競り勝ったレオンが右足アウトサイドを使った見事なトラップからすかさず右足のシュートをゴール右下隅へ流し込んだ。
幸先よく先制に成功したミランはゲームをコントロールしつつ、前半終盤に訪れたベトの決定的なヘディングシュートも、GKメニャンが冷静に正面で対応。1点リードで試合を折り返した。
後半も引き続き試合をコントロールするミランだったが、前半同様にアタッキングサードでの連携、精度を欠き、決定機はおろか、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。
この停滞した空気を受け、ピオリ監督は65分にジルーとメシアスを下げてレビッチとサーレマーケルスを同時投入。攻撃に変化を加えようとするが、奇しくもこの交代直後に同点に追いつかれてしまう。
66分、ウディネーゼのロングスローの流れからボックス内でデウロフェウにシュートを打たれると、このこぼれ球をロベルト・ペレイラにオーバーヘッドで合わせられると、ゴール前に詰めたウドジェに身体ごと押し込まれた。
すぐさま勝ち越しゴールを目指して攻勢を強めるミランは、ブラヒム・ディアスの浮き球パスに反応したレオンが飛び出したGKをボールを浮かしてかわすが、ここはDFのカバーに遭う。直後にはセットプレーの流れから相手のクリアミスを突いて抜け出したロマニョーリにビッグチャンスも、今度はGKシルベストリの好守に阻まれた。
試合終盤にかけて攻勢を強めたいミランだったが、焦りからか、ビルドアップでのイージーなミスや不用意なファウルなど、自ら流れを失う場面が散見。逆に、93分には古巣対戦のデウロフェウに枠の右隅を捉えた決定的なシュートを打たれるが、ここはGKメニャンの好守で何とか凌いだ。
結局、見せ場を作れぬままタイムアップを迎えたミランは格下相手の2試合連続ドローによって再び首位陥落の危機に陥った。そして、勢いに乗れぬまま週明けのダービー、週末のナポリとのビッグマッチ連戦に臨むことになった。
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前節、最下位のサレルニターナ相手に2-2のドローに終わったミラン(勝ち点56)だが、インテルとナポリの取りこぼしに救われて暫定首位キープに成功した。2試合ぶりの白星奪取を目指す今節は16位のウディネーゼをホームで迎え撃った。ロシアのウクライナ侵攻への抗議から今節すべての試合が5分遅れでの開催となる中、その初陣となったサンシーロでの一戦は、入りこそホームチームが勢いを見せたが、以降は拮抗した展開に。
好調のレオンの左サイドを起点にチャンスを窺うミランだが、ウディネーゼの[5-3-2]の守備ブロックを揺さぶり切れず。なかなかフィニッシュの数が増えていかない。
逆に、べトとデウロフェウという強烈な個を持つ相手のカウンターに引っくり返されて何度かボックス内で際どいシーンを招いた。
それでも、焦れずに戦うホームチームは前半半ば過ぎに好調のポルトガル代表FWが均衡を破るゴールを決め切る。29分、左サイドから一度右に揺さぶってトナーリが浮き球のクロスを供給。ボックス左でDFベカンに競り勝ったレオンが右足アウトサイドを使った見事なトラップからすかさず右足のシュートをゴール右下隅へ流し込んだ。
幸先よく先制に成功したミランはゲームをコントロールしつつ、前半終盤に訪れたベトの決定的なヘディングシュートも、GKメニャンが冷静に正面で対応。1点リードで試合を折り返した。
後半も引き続き試合をコントロールするミランだったが、前半同様にアタッキングサードでの連携、精度を欠き、決定機はおろか、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。
この停滞した空気を受け、ピオリ監督は65分にジルーとメシアスを下げてレビッチとサーレマーケルスを同時投入。攻撃に変化を加えようとするが、奇しくもこの交代直後に同点に追いつかれてしまう。
66分、ウディネーゼのロングスローの流れからボックス内でデウロフェウにシュートを打たれると、このこぼれ球をロベルト・ペレイラにオーバーヘッドで合わせられると、ゴール前に詰めたウドジェに身体ごと押し込まれた。
すぐさま勝ち越しゴールを目指して攻勢を強めるミランは、ブラヒム・ディアスの浮き球パスに反応したレオンが飛び出したGKをボールを浮かしてかわすが、ここはDFのカバーに遭う。直後にはセットプレーの流れから相手のクリアミスを突いて抜け出したロマニョーリにビッグチャンスも、今度はGKシルベストリの好守に阻まれた。
試合終盤にかけて攻勢を強めたいミランだったが、焦りからか、ビルドアップでのイージーなミスや不用意なファウルなど、自ら流れを失う場面が散見。逆に、93分には古巣対戦のデウロフェウに枠の右隅を捉えた決定的なシュートを打たれるが、ここはGKメニャンの好守で何とか凌いだ。
結局、見せ場を作れぬままタイムアップを迎えたミランは格下相手の2試合連続ドローによって再び首位陥落の危機に陥った。そして、勢いに乗れぬまま週明けのダービー、週末のナポリとのビッグマッチ連戦に臨むことになった。
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