「危険にさらされている」頭部激突、ピッチに復帰も自ら座り込み結局交代…プレミアリーグで問題視される脳震とう問題
2022.02.21 22:07 Mon
改めて脳震とうに関する問題が発生してしまった。
アクシデントが起きたのは開始12分。リーズのロビン・コッホがパスを受けて前線に送ったところ、背後からプレスをかけたユナイテッドのスコット・マクトミネイと頭部が激突。主審はすぐに試合を止めた。
勢いを持ってきたマクトミネイはなんともなく起き上がったが、コッホは死角から激突されたこともありそのままピッチ上で倒れ込むことに。メディカルスタッフはピッチ上で長い時間をかけて治療。頭にテーピングを巻いたコッホはその後ピッチに戻りプレーを続けていた。
しかし、プレーを続けていたコッホだが、28分に突如ピッチに座り込むことに。脳震とうの影響が結局あったためか、31分にジュニオル・フィルポと交代していた。
プレミアリーグでもこのルールを採用されているはずだが、今回のように治療を行いそのままピッチへと戻るケースが多数ある状況。ただでさえ5人ではなく3人という独自の交代枠を守っているプレミアリーグだけに、無駄に枠を使いたくないという気持ちが生まれるはずだ。
プロサッカー選手協会(PFA)はこの脳震とうのプロトコルに関して「簡単に言えば、IFABによって設定された現在の規則は機能しておらず、プレーヤーは危険にさらされている」と苦言を呈していた。
また、リーズも21日に声明を発表。コッホの状態を改めて報告。ピッチ上に無理に戻す必要がなく、一時的な交代をさせるべきと訴え続けていることを明かした。
「リーズ・ユナイテッドは、東部の衝突の後、ロビン・コッホがプレミアリーグのプロトコルの一部であるフィールドでの脳震とうスクリーニングテストの全てに合格したことを確認している」
「選手は何か症状が出た場合には、フィールドに座り、すぐに交代する必要があると言われた。これはロビンが試合の29分に行ったことだ」
「リーズ・ユナイテッドのメディカルスタッフは、頭部外傷の一時的な交代を常に支持してきた。これにより、スタッフはケガを評価するためのより多くの時間を確保し、症状が発生する可能性のある期間を設けることができる」
「ロビンは、プレーに戻る前に脳震とうプロトコルに従う」
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事件が起きたのは、20日に行われたプレミアリーグ第26節のリーズ・ユナイテッドvsマンチェスター・ユナイテッドの一戦だ。勢いを持ってきたマクトミネイはなんともなく起き上がったが、コッホは死角から激突されたこともありそのままピッチ上で倒れ込むことに。メディカルスタッフはピッチ上で長い時間をかけて治療。頭にテーピングを巻いたコッホはその後ピッチに戻りプレーを続けていた。
しかし、プレーを続けていたコッホだが、28分に突如ピッチに座り込むことに。脳震とうの影響が結局あったためか、31分にジュニオル・フィルポと交代していた。
国際サッカー評議会(IFAB)は、脳震とうに関して2020年12月にプレミアリーグとFAカップの大会で採用された脳震とうによる交代について承認。Jリーグでもこれが採用され、現在は5人の交代枠が認められているが、脳震とうの場合は1名に限り交代枠を1つ追加して選手交代ができるルールが採用。脳に影響がある可能性がある中で、交代枠のために無理に選手を起用するということを避けるための措置となっている。
プレミアリーグでもこのルールを採用されているはずだが、今回のように治療を行いそのままピッチへと戻るケースが多数ある状況。ただでさえ5人ではなく3人という独自の交代枠を守っているプレミアリーグだけに、無駄に枠を使いたくないという気持ちが生まれるはずだ。
プロサッカー選手協会(PFA)はこの脳震とうのプロトコルに関して「簡単に言えば、IFABによって設定された現在の規則は機能しておらず、プレーヤーは危険にさらされている」と苦言を呈していた。
また、リーズも21日に声明を発表。コッホの状態を改めて報告。ピッチ上に無理に戻す必要がなく、一時的な交代をさせるべきと訴え続けていることを明かした。
「リーズ・ユナイテッドは、東部の衝突の後、ロビン・コッホがプレミアリーグのプロトコルの一部であるフィールドでの脳震とうスクリーニングテストの全てに合格したことを確認している」
「選手は何か症状が出た場合には、フィールドに座り、すぐに交代する必要があると言われた。これはロビンが試合の29分に行ったことだ」
「リーズ・ユナイテッドのメディカルスタッフは、頭部外傷の一時的な交代を常に支持してきた。これにより、スタッフはケガを評価するためのより多くの時間を確保し、症状が発生する可能性のある期間を設けることができる」
「ロビンは、プレーに戻る前に脳震とうプロトコルに従う」
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