トリノ・ダービー引き分けのユベントス、新たな負傷者が出るなどCLへ不安を残す結果に《セリエA》

2022.02.19 06:50 Sat
Getty Images
ユベントスは18日、セリエA第26節でトリノと対戦し1-1の引き分けに終わった。

リーグ戦11試合負けなしの4位ユベントス(勝ち点46)が、3試合勝利のない10位トリノ(勝ち点32)をホームに迎えた“デルビー・デッラ・モーレ”。
トリノ戦15試合負けなしのユベントスは、劇的ドローに持ち込んだ前節のアタランタ戦から先発を4人変更。前節負傷したボヌッチや出場停止のダニーロ、デ・シリオらに代えてクアドラードやアレックス・サンドロ、ザカリアらを先発で起用。また、ウォーミングアップ中にルガーニが負傷し急遽ペッレグリーニが先発となった。

最終ラインを右からクアドラード、デ・リフト、アレックス・サンドロ、ペッレグリーニを並べたユベントスは11分、自陣でのボール奪取からロングカウンターを仕掛けると、ザカリアのパスを左サイドで受けたラビオがボックス左まで持ち上がりシュートを放ったが、これはゴール右に外れた。

その2分後、ユベントスはセットプレーからスコアを動かす。13分、クアドラードの左CKをファーサイドのデ・リフトが頭で合わせると、角度のない位置からニアサイドにシュートを叩きこんだ。
先制したユベントスは、23分にもロカテッリのパスで左サイド深くまで侵入したペッレグリーニがマイナスに折り返しを供給。これをボックス中央に走りこんだディバラが左足で合わせたが、シュートは相手GKの正面を突いた。

ハーフタイムにかけては、ユベントスがやや押し込まれる展開となったが、守護神シュチェスニーを中心に集中した守りで失点を許さず。1点のリードで前半を終えた。

迎えた後半、ペッレグリーニを下げてデ・シリオを投入したユベントスだが、立ち上がりはアグレッシブな姿勢を見せるトリノに押し込まれる。

すると53分、ユベントスにアクシデントが発生。ミドルシュートを放った際に左ももを痛めたディバラがベンチに交代を要求。ディバラは歩いてピッチを離れ、マッケニーが緊急投入された。

膠着状態が続いたが、ユベントスは62分に失点する。ドリブルで左サイド深くまで切り込んだブレカロのクロスをゴール前のベロッティに左足ボレーで流し込まれ、試合は振り出しに戻った。

失点後もなかなか攻撃のギアを上げられないユベントスは、74分にヴラホビッチとロカテッリを下げてケアンとアルトゥールを投入。しかし、終盤にかけても決定機は生み出せずに1-1のままタイムアップ。

ルガーニやディバラなど新たにケガ人の出たユベントスは、週明けのビジャレアル戦に向けても不安を残す結果となった。
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