最後は10人同士の白熱バルセロナダービーは劇的ドロー! L・デ・ヨングが値千金の同点弾《ラ・リーガ》
2022.02.14 07:06 Mon
ラ・リーガ第24節、エスパニョールvsバルセロナが13日にRCDEスタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。
前節のアトレティコ・マドリー戦を4-2のスコアで勝利し、久々のトップ4圏内浮上となったチャビ率いるチームは、出場停止のダニエウ・アウベスに代えてデストを起用した以外、同じメンバーで敵地での一戦に臨んだ。
注目のダービーはアウェイのバルセロナがいきなりゴールをこじ開ける。開始2分、右サイドから内へ切り込んだアダマ・トラオレの強引な仕掛けから一度ボールを失うが、カウンタープレスで即時奪回。左サイドのジョルディ・アルバが絶妙なクロスを上げると、ファーに走り込んだペドリが右足インサイドで合わせ、今季のラ・リーガ初ゴールとした。
最高の形でスタートを切ったバルセロナは、すぐさま反発力を示したいホームチームにしばらく押し返されるが、以降はアトレティコ戦同様に安定したボール回し、連動した前線からのプレスで攻守にエスパニョールを圧倒。優勢に試合を進めていく。
一方、序盤から守勢が続くエスパニョールだったが、ワンチャンスを生かして追いつく。40分、ボックス左でキープしたデ・トーマスがペナルティアーク付近に遅れてサポートに入ったダルデルに丁寧に落とすと、エスパニョールの背番号10が見事な右足のコントロールシュートをゴール右隅の完璧なコースに突き刺した。
ここまで良い試合運びを見せながらもダービーの難しさを改めて実感したブラウグラナは、前半終盤にかけてトラオレの果敢な仕掛けから幾つかチャンスを作ったが、ゴール前のフェラン・トーレスやアルバが決め切れず、1-1のイーブンでハーフタイムを迎えることになった。
前半に相手に蹴られて足を痛めていたアラウホを下げて久々の戦列復帰となったエリック・ガルシアをハーフタイム明けに投入したバルセロナ。
引き続き押し込む形を作り出すと、56分にはトラオレの仕掛けを起点とした攻めからボックス中央でペドリが粘ってこぼれたボールに反応したガビが球際を制して左足のシュートでゴールネットを揺らす。だが、オフサイドポジションでプレーに関与したフレンキー・デ・ヨングのオフサイドを取られてゴールは取り消しとなる。
その後、62分にはF・デ・ヨングを下げてオーバメヤンをセンターフォワードで投入し、ガビをインテリオール、フェラン・トーレスを左ウイングに配置替えしたバルセロナだったが、一瞬の隙を突かれて逆転を許す。
64分、ハーフウェイラインを越えた辺りでボールを受けたダルデルが背後へ浮き球のパスを送ると、ボールにも背後のデ・トーマスにも反応できなかったDFエリック・ガルシアの拙守を突いたデ・トーマスがボックス内でのGKとの一対一を制した。
エスパニョールの驚異の決定力を前に試合を引っくり返されたバルセロナは、72分にアルバ、ガビを下げてデンベレ、ニコ・ゴンサレスを同時投入。この交代でトラオレとデンベレをウイングバックに置く[3-4-2-1]の攻撃的な布陣でゴールを目指す。
その強力なドリブラー2人の突破を起点に際どい場面は作り出すが、最後のところで精度と連携を欠きゴールが遠い。89分にはペドリを下げてルーク・デ・ヨングを投入し、力業でゴールをこじ開けにかかる。
その後、6分が加えられた後半アディショナルタイムではニコ・メラメドとピケの小競り合いによって共に2枚目のカードが出て退場となり、10人同士での戦いに。
それでも、バルセロナの敗色濃厚かに思われたが、最後の最後に劇的ドラマが待っていた。96分、右サイドでボールを持ったトラオレが早いタイミングで完璧なアーリークロスを供給すると、ファーからゴール前に抜群のタイミングで走り込んできたL・デ・ヨングが渾身のヘディングシュートをゴール右隅へ流し込んだ。
そして、土壇場で2-2の振り出しに戻ったダービーはこのままタイムアップを迎え、24戦ぶりのダービー敗戦を回避したバルセロナは辛くも4位の座を維持している。
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来週ミッドウィークにヨーロッパリーグ(EL)プレーオフ1stレグで難敵ナポリ戦を控える4位のバルセロナ(勝ち点38)は、13位のエスパニョール(勝ち点27)との今季2度目のバルセロナ・ダービーで連勝を目指した。注目のダービーはアウェイのバルセロナがいきなりゴールをこじ開ける。開始2分、右サイドから内へ切り込んだアダマ・トラオレの強引な仕掛けから一度ボールを失うが、カウンタープレスで即時奪回。左サイドのジョルディ・アルバが絶妙なクロスを上げると、ファーに走り込んだペドリが右足インサイドで合わせ、今季のラ・リーガ初ゴールとした。
最高の形でスタートを切ったバルセロナは、すぐさま反発力を示したいホームチームにしばらく押し返されるが、以降はアトレティコ戦同様に安定したボール回し、連動した前線からのプレスで攻守にエスパニョールを圧倒。優勢に試合を進めていく。
トラオレとガビの両ウイングが相手サイドバックに対して優位性を保ち幾度か際どい攻めを見せると、37分にはガビの左クロスをボックス右でうまく収めたトラオレが弾丸シュート。だが、これはGKディエゴ・ロペスのビッグセーブに阻まれる。
一方、序盤から守勢が続くエスパニョールだったが、ワンチャンスを生かして追いつく。40分、ボックス左でキープしたデ・トーマスがペナルティアーク付近に遅れてサポートに入ったダルデルに丁寧に落とすと、エスパニョールの背番号10が見事な右足のコントロールシュートをゴール右隅の完璧なコースに突き刺した。
ここまで良い試合運びを見せながらもダービーの難しさを改めて実感したブラウグラナは、前半終盤にかけてトラオレの果敢な仕掛けから幾つかチャンスを作ったが、ゴール前のフェラン・トーレスやアルバが決め切れず、1-1のイーブンでハーフタイムを迎えることになった。
前半に相手に蹴られて足を痛めていたアラウホを下げて久々の戦列復帰となったエリック・ガルシアをハーフタイム明けに投入したバルセロナ。
引き続き押し込む形を作り出すと、56分にはトラオレの仕掛けを起点とした攻めからボックス中央でペドリが粘ってこぼれたボールに反応したガビが球際を制して左足のシュートでゴールネットを揺らす。だが、オフサイドポジションでプレーに関与したフレンキー・デ・ヨングのオフサイドを取られてゴールは取り消しとなる。
その後、62分にはF・デ・ヨングを下げてオーバメヤンをセンターフォワードで投入し、ガビをインテリオール、フェラン・トーレスを左ウイングに配置替えしたバルセロナだったが、一瞬の隙を突かれて逆転を許す。
64分、ハーフウェイラインを越えた辺りでボールを受けたダルデルが背後へ浮き球のパスを送ると、ボールにも背後のデ・トーマスにも反応できなかったDFエリック・ガルシアの拙守を突いたデ・トーマスがボックス内でのGKとの一対一を制した。
エスパニョールの驚異の決定力を前に試合を引っくり返されたバルセロナは、72分にアルバ、ガビを下げてデンベレ、ニコ・ゴンサレスを同時投入。この交代でトラオレとデンベレをウイングバックに置く[3-4-2-1]の攻撃的な布陣でゴールを目指す。
その強力なドリブラー2人の突破を起点に際どい場面は作り出すが、最後のところで精度と連携を欠きゴールが遠い。89分にはペドリを下げてルーク・デ・ヨングを投入し、力業でゴールをこじ開けにかかる。
その後、6分が加えられた後半アディショナルタイムではニコ・メラメドとピケの小競り合いによって共に2枚目のカードが出て退場となり、10人同士での戦いに。
それでも、バルセロナの敗色濃厚かに思われたが、最後の最後に劇的ドラマが待っていた。96分、右サイドでボールを持ったトラオレが早いタイミングで完璧なアーリークロスを供給すると、ファーからゴール前に抜群のタイミングで走り込んできたL・デ・ヨングが渾身のヘディングシュートをゴール右隅へ流し込んだ。
そして、土壇場で2-2の振り出しに戻ったダービーはこのままタイムアップを迎え、24戦ぶりのダービー敗戦を回避したバルセロナは辛くも4位の座を維持している。
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