10人アトレティコがヘタフェに劇的勝利! シメオネ体制ワーストの失点記録更新もエルモソが再び大仕事《ラ・リーガ》
2022.02.13 07:11 Sun
ラ・リーガ第24節、アトレティコ・マドリーvsヘタフェが12日にワンダ・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが4-3で勝利した。
昨年10月のキケ・フローレス監督就任以降、今冬の積極補強もあって完全に別のチームとなった難敵との一戦に向け、シメオネ監督は前節から先発6人を変更。最終ラインはサビッチを除く3選手を入れ替え、フェリペ、マルコス・ジョレンテ、先発デビューのヘイニウドを起用。また、ヒメネスと共に新型コロナウイルス感染のカラスコがベンチ外となった他、デ・パウル、フェリックスがベンチスタートなり、アンヘル・コレア、コンドグビア、クーニャがスタメンを飾った。
直近のラ・リーガで16勝2分けの18戦無敗と圧倒的に相性が良い相手に対して、立ち上がり数分こそ押し込まれる入りとなったアトレティコだったが、いきなり絶好の先制機を迎える。
7分、ボックス内で仕掛けたスアレスがGKソリアと交錯。接触はあったもののPKをもらいに行ったようにも見える微妙なプレーとなったが、PKが与えられる。これをスアレス自ら狙うが、左に蹴ったシュートはソリアに完璧に読まれて痛恨の失敗となった。
PK失敗を払しょくする早い時間帯のゴールで勢いづくホームチームは26分、右のハーフスペースでボールを受けたコレアがボックス内に走り込むマルコス・ジョレンテへ内側を通す絶妙なスルーパスを供給。ジョレンテのグラウンダーの折り返しが中央のDFにディフレクトしてファーにこぼれると、クーニャが冷静に押し込んだ。
この連続ゴールで早くも勝負ありかに思われたが、守備に問題を抱えるシメオネ率いるアトレティコはここから悪夢を味わうことになる。
まずは30分、ヘタフェのセットプレーの二次攻撃からボックス外のヤンクトが放ったボレーシュートにゴール前で反応したマジョラルが身体ごと投げ出して放ったシュートがゴール右隅に決まり、点差が1点に縮まる。
さらに、37分と42分にはボックス内でクーニャ、レマルが続けてボックス内でハンドを犯すと、いずれもキッカーのウナルにゴール右隅の同じコースに決められて逆転を許した。
今季リーグ33失点目を喫し、23試合目にしてシメオネ体制でのシーズンワーストを更新することになったアトレティコだが、不屈のロヒブランコスは簡単には終わらない。7分が加えられた前半アディショナルタイムの4分に左サイド深くへ侵攻したレマルのクロスがファーに流れると、これをコレアが頭で合わせてドブレーテ達成。3-3のイーブンに戻して前半を終えた。
迎えた後半、立ち上がりから積極的に4点目を狙いに行くホームチームにまたしても試練が訪れる。58分、最終ラインでサビッチのコントロールミスをカバーしようとしたDFフェリペが勢いを持って走り込んできたアランバリの顔面をアフター気味のハイキックで蹴ってしまい、このプレーでレッドカードが掲示された。
このアクシデントを受け、シメオネ監督はスアレスを下げてエルモソを投入し、クーニャを前線に残した[4-4-1]の布陣に変更。以降は完全に押し込まれる戦いを強いられ、なかなか攻撃に出られない中、74分にはコレア、コンドグビア、クーニャを下げてヴルサリコ、フェリックス、デ・パウルを同時投入した。
一方、ヘタフェはヨクシュルやビジャール、マタといった交代カードを切り、引き分けを意識しながらも虎視眈々と勝ち点3を狙う。だが、前半のようにアトレティコの守備をこじ開けることができない。
最悪でも勝ち点1死守を念頭に置きながらもカウンター、セットプレーでワンチャンスを窺っていたアトレティコは、前々節のバレンシア戦の勝利の立役者となった伏兵が再び大仕事を果たした。
89分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのデ・パウルがボックス左へ浮き球のボールを入れると、フェリックスがダイビングヘッドで中へ折り返す。これに反応したエルモソはマイナスに入り過ぎたボールを何とか左足に当ててコントロールすると、一度バウンドしたところをアクロバティックな左足のジャンピングボレー。これがゴールネットに突き刺さり、劇的勝ち越しゴールとした。
その後、ヘタフェの猛攻を今度こそ守り抜いたアトレティコが、数的不利を背負いながらもバレンシア戦の再現のような劇的勝利で大きな勝ち点3を手にした。
PR
前節、バルセロナとの強豪対決で2-4の完敗を喫し、5位に転落したアトレティコ(勝ち点36)。その敗戦からのバウンスバックを図る今節は、15位のヘタフェ(勝ち点25)とのマドリード自治州ダービーで白星奪還を目指した。直近のラ・リーガで16勝2分けの18戦無敗と圧倒的に相性が良い相手に対して、立ち上がり数分こそ押し込まれる入りとなったアトレティコだったが、いきなり絶好の先制機を迎える。
7分、ボックス内で仕掛けたスアレスがGKソリアと交錯。接触はあったもののPKをもらいに行ったようにも見える微妙なプレーとなったが、PKが与えられる。これをスアレス自ら狙うが、左に蹴ったシュートはソリアに完璧に読まれて痛恨の失敗となった。
相性の良さよりもここ最近の不振を引きずったか、絶好の先制機を逃したアトレティコだが、気落ちすることなく攻勢を続ける。すると20分、右サイドのタッチライン際でコケが早いタイミングで入れたクロスをボックス左のスアレスが頭で折り返す。手前のクーニャは触れずも、後方から飛び出してきたコレアが勢いそのままに右足で蹴り込んだ。この場面ではスアレスのオフサイド、クーニャのDFジェネへのプッシングのファウルがVARによって確認されるが、最終的にゴールが認められた。
PK失敗を払しょくする早い時間帯のゴールで勢いづくホームチームは26分、右のハーフスペースでボールを受けたコレアがボックス内に走り込むマルコス・ジョレンテへ内側を通す絶妙なスルーパスを供給。ジョレンテのグラウンダーの折り返しが中央のDFにディフレクトしてファーにこぼれると、クーニャが冷静に押し込んだ。
この連続ゴールで早くも勝負ありかに思われたが、守備に問題を抱えるシメオネ率いるアトレティコはここから悪夢を味わうことになる。
まずは30分、ヘタフェのセットプレーの二次攻撃からボックス外のヤンクトが放ったボレーシュートにゴール前で反応したマジョラルが身体ごと投げ出して放ったシュートがゴール右隅に決まり、点差が1点に縮まる。
さらに、37分と42分にはボックス内でクーニャ、レマルが続けてボックス内でハンドを犯すと、いずれもキッカーのウナルにゴール右隅の同じコースに決められて逆転を許した。
今季リーグ33失点目を喫し、23試合目にしてシメオネ体制でのシーズンワーストを更新することになったアトレティコだが、不屈のロヒブランコスは簡単には終わらない。7分が加えられた前半アディショナルタイムの4分に左サイド深くへ侵攻したレマルのクロスがファーに流れると、これをコレアが頭で合わせてドブレーテ達成。3-3のイーブンに戻して前半を終えた。
迎えた後半、立ち上がりから積極的に4点目を狙いに行くホームチームにまたしても試練が訪れる。58分、最終ラインでサビッチのコントロールミスをカバーしようとしたDFフェリペが勢いを持って走り込んできたアランバリの顔面をアフター気味のハイキックで蹴ってしまい、このプレーでレッドカードが掲示された。
このアクシデントを受け、シメオネ監督はスアレスを下げてエルモソを投入し、クーニャを前線に残した[4-4-1]の布陣に変更。以降は完全に押し込まれる戦いを強いられ、なかなか攻撃に出られない中、74分にはコレア、コンドグビア、クーニャを下げてヴルサリコ、フェリックス、デ・パウルを同時投入した。
一方、ヘタフェはヨクシュルやビジャール、マタといった交代カードを切り、引き分けを意識しながらも虎視眈々と勝ち点3を狙う。だが、前半のようにアトレティコの守備をこじ開けることができない。
最悪でも勝ち点1死守を念頭に置きながらもカウンター、セットプレーでワンチャンスを窺っていたアトレティコは、前々節のバレンシア戦の勝利の立役者となった伏兵が再び大仕事を果たした。
89分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのデ・パウルがボックス左へ浮き球のボールを入れると、フェリックスがダイビングヘッドで中へ折り返す。これに反応したエルモソはマイナスに入り過ぎたボールを何とか左足に当ててコントロールすると、一度バウンドしたところをアクロバティックな左足のジャンピングボレー。これがゴールネットに突き刺さり、劇的勝ち越しゴールとした。
その後、ヘタフェの猛攻を今度こそ守り抜いたアトレティコが、数的不利を背負いながらもバレンシア戦の再現のような劇的勝利で大きな勝ち点3を手にした。
PR
|
関連ニュース