王者・川崎Fを撃破の浦和リカルド監督が一定の手応え「快適にプレーさせないことがプラン」、選手のハードワークも評価
2022.02.12 17:07 Sat
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が、シーズン開幕を告げる戦いを振り返った。
12日、FUJIFILM SUPER CUP 2022が日産スタジアムで行われ、J1王者の川崎フロンターレと天皇杯王者の浦和レッズが対戦。0-2で浦和が勝利した。
圧倒的強さで昨シーズンのJ1を制した川崎F。浦和は選手を入れ替え生まれ変わったチームとして挑むと、7分に江坂任が酒井宏樹のグラウンダーのパスをダイレクトで蹴り込み先制する。
早い時間帯でゴールを奪った浦和。川崎Fは持ち前のポゼッションサッカーで徐々に押し込んでいくが、攻撃の精度を欠いてしまう。
浦和は前線からの激しいプレスで川崎Fに自由にプレーさせず、粘りの戦いを続けると、81分にカウンターから最後は江坂が谷口彰悟をかわして左足でゴール右に流し込み、0-2で勝利した。
昨シーズンは先制をしても相手にペースを握られるとズルズルと後退していく試合も多かったが、この試合ではその悪癖を出さずに強度を保ってプレーした。「展開としてはボールをより握りながらやっていきたかった。それにチャレンジしたかったが、なかなかできなかった」と、満足いく内容ではないとコメント。「相手に深くまで侵入されてしまっていた」と攻め込まれたが、「ただ、相手に危険な場面を作らせなかった」と、決定機を多く作らせなかったことを評価した。
さらに、「タイトルが取れたことは満足しているが、改善点はある」と、まだまだ改善すべき点があるとコメント。「ディフェンスで前から圧力をかけてボールを奪えたことがリズムを取り戻せた要因の1つだと思う」と、相手のペースに飲まれなかったのは守備のやり方が出せたからだとした。
この試合では柴戸海、岩尾憲、伊藤敦樹とボランチが本職の3人を同時に起用。伊藤が左のワイドに出ながらも、時には3枚で中盤を守るシーンもあった。
3人が中に入るという点について言及したリカルド監督。終盤はより枚数を増やしたとした。
「前半の最初の方の守りかが良かった。高い位置の追い方、回収の仕方があった。押し込まれる時間が長くなり人数をかけて守る必要があり、江坂が下がってディフェンスに入っていたので、はっきりさせる目的もあった」
「相手のインサイドがゴールのところに侵入するランニングをしてきたので、中盤の枚数を増やした。最後の時間帯は[5-4]のブロックを作った」
そのボランチ3枚への指示については「ディフェンスの役割としては今回前から行くということで、ボランチ1枚を押し出して守るやり方をしていた」とコメント。「1人出たらサイドの選手が絞ってくると。伊藤が左にいたが、ディフェンスでも上手く機能してくれた。ボランチを1枚押し出すということは上手くいった」と守り方は狙いが当たったとした。
このやり方については川崎F対策だけではないと語るリカルド監督。「ボランチ、アンカーの選手が快適にプレーしないためには、押し出す、前からプレスをかけることが大事で、今後もやっていく可能性はある」とコメントした。
その中では、FWで起用した明本考浩の存在も大きいとし、「明本に関しては、去年は左サイドバックでのプレーが多かったが、彼がFWとしての仕事が優れているということもわかっている。プレスのところ、得点を奪うところが彼の武器である」と語り、「そこでプレスを前からかけていく」と、攻守にわたっての活躍を期待しているようだ。
12日、FUJIFILM SUPER CUP 2022が日産スタジアムで行われ、J1王者の川崎フロンターレと天皇杯王者の浦和レッズが対戦。0-2で浦和が勝利した。
早い時間帯でゴールを奪った浦和。川崎Fは持ち前のポゼッションサッカーで徐々に押し込んでいくが、攻撃の精度を欠いてしまう。
浦和は前線からの激しいプレスで川崎Fに自由にプレーさせず、粘りの戦いを続けると、81分にカウンターから最後は江坂が谷口彰悟をかわして左足でゴール右に流し込み、0-2で勝利した。
試合後の記者会見でリカルド・ロドリゲス監督は「非常に選手たちが頑張って戦ってくれたと思う」とコメント。「この試合へのプランは、すごく高いもの厳しいものを要求した。ハードワークもそうだし、相手もそうしてくるチーム。その相手に良くできたと思う」と、選手たちのハードワークを評価。「川崎を快適にプレーさせないことをプランとして持って戦った」と、強度の高いプレスで自由を奪う作戦がハマったとした。
昨シーズンは先制をしても相手にペースを握られるとズルズルと後退していく試合も多かったが、この試合ではその悪癖を出さずに強度を保ってプレーした。「展開としてはボールをより握りながらやっていきたかった。それにチャレンジしたかったが、なかなかできなかった」と、満足いく内容ではないとコメント。「相手に深くまで侵入されてしまっていた」と攻め込まれたが、「ただ、相手に危険な場面を作らせなかった」と、決定機を多く作らせなかったことを評価した。
さらに、「タイトルが取れたことは満足しているが、改善点はある」と、まだまだ改善すべき点があるとコメント。「ディフェンスで前から圧力をかけてボールを奪えたことがリズムを取り戻せた要因の1つだと思う」と、相手のペースに飲まれなかったのは守備のやり方が出せたからだとした。
この試合では柴戸海、岩尾憲、伊藤敦樹とボランチが本職の3人を同時に起用。伊藤が左のワイドに出ながらも、時には3枚で中盤を守るシーンもあった。
3人が中に入るという点について言及したリカルド監督。終盤はより枚数を増やしたとした。
「前半の最初の方の守りかが良かった。高い位置の追い方、回収の仕方があった。押し込まれる時間が長くなり人数をかけて守る必要があり、江坂が下がってディフェンスに入っていたので、はっきりさせる目的もあった」
「相手のインサイドがゴールのところに侵入するランニングをしてきたので、中盤の枚数を増やした。最後の時間帯は[5-4]のブロックを作った」
そのボランチ3枚への指示については「ディフェンスの役割としては今回前から行くということで、ボランチ1枚を押し出して守るやり方をしていた」とコメント。「1人出たらサイドの選手が絞ってくると。伊藤が左にいたが、ディフェンスでも上手く機能してくれた。ボランチを1枚押し出すということは上手くいった」と守り方は狙いが当たったとした。
このやり方については川崎F対策だけではないと語るリカルド監督。「ボランチ、アンカーの選手が快適にプレーしないためには、押し出す、前からプレスをかけることが大事で、今後もやっていく可能性はある」とコメントした。
その中では、FWで起用した明本考浩の存在も大きいとし、「明本に関しては、去年は左サイドバックでのプレーが多かったが、彼がFWとしての仕事が優れているということもわかっている。プレスのところ、得点を奪うところが彼の武器である」と語り、「そこでプレスを前からかけていく」と、攻守にわたっての活躍を期待しているようだ。
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