チェルシーがCWC決勝へ! 暫定指揮官は「自由とリズムを失ってしまった」 トゥヘル監督の合流はいかに

2022.02.10 13:58 Thu
Getty Images
チェルシーで暫定指揮官を務めるジョルト・ロー氏が、クラブ・ワールドカップ(CWC)のアル・ヒラル戦を振り返った。

CWCは準決勝からの参戦となるチェルシーは9日、アジア王者のアル・ヒラルと対戦した。舞台はUAE、程近いサウジアラビアサポーターの大きな声援の中、地力で勝るチェルシーが次々とシュートシーンを演出していく。
その中で32分、なかなか攻撃が実を結ばなかったチェルシーだが、MFカイ・ハヴァーツがボックス左の深い位置から上げたクロスが相手DFのクリアミスを誘い、こぼれ球をFWロメル・ルカクが押し込んで先制に成功する。

その後はチェルシーが主導権を握る一方、後半には少ないチャンスを生かしてアル・ヒラルもゴールに迫る。しかし、63分、68分と立て続けにGKケパ・アリサバラガが好セーブを連発。そのまま逃げ切りを果たし、チェルシーが南米王者パウメイラスの待つ決勝へ駒を進めた。

UAE渡航直前に新型コロナウイルス感染が判明したトーマス・トゥヘル監督に代わって暫定指揮官を務めるロー氏も辛勝だったと感じている様子。ハーフタイムにはトゥヘル監督に活を入れてもらっていたようだ。
「一生懸命戦ったが、少し自由とリズムを失ってしまった。若干ナーバスな雰囲気で試合を始めてしまい、簡単なことができなかった。なんとか解決策を見出そうとしたものの、それも簡単ではなかったよ」

「ただ、クラブにとって最も重要なことはこの大会で決勝に進むことだ。一度も優勝したことがなく、それが選手たちのプレッシャーになっていたが、上手く失点を避け、2点目のチャンスも作っていた」

「ハーフタイムにトーマスと話をしたが、良い会話ができたが、彼も我々と同じように少しナーバスになっていた。簡単にボールを失うことが多かったという感想を持っていたよ」

「ハーフタイムに皆で話し、落ち着いてリズムを良くしようと準備に努めた。難しい解決策を求めて難戦に挑まないようにね。トーマスとの会話も我々の助けになったよ」

なお、そのトゥヘル監督は今なお隔離中とのこと。ロー氏は12日に控える決勝戦までに合流できることを強く望んでいる。

「誰もがトーマスの一刻も早い合流を望んでいる。今は政府の規則に従い自己隔離しているよ。毎日PCR検査を行っており、最初の陰性結果が出れば、彼が渡航できる可能性が出てくるだろう」

「我々はそれを待っている。彼がチームに戻り、一緒に決勝戦を楽しめることを確信しているよ」
関連ニュース

チェルシー移籍後出場1試合のみ…ラヴィアが今季絶望に想い綴る 「愛情、応援、サポート、そして批判をありがとう」

チェルシーのベルギー代表MFロメオ・ラヴィアがファンにメッセージを送った。 昨夏サウサンプトンから移籍金総額5800万ポンド(現レートで約110億8000万円)でチェルシーに加入した20歳のラヴィア。しかし、シーズン序盤に足首のケガを負うと、これが長引いてしまい、2023年12月27日のプレミアリーグ第19節クリスタル・パレス戦までチェルシーデビューがずれ込むこととなった。 ところが、デビュー後に今度はハムストリングを負傷。再び長期離脱の運びとなる中、27日にはチェルシーがラヴィアのシーズンアウトを発表している。 チェルシーへのステップアップを果たしながら、出場わずか1試合と無念のシーズンを送ることになったラヴィアは、インスタグラムを通じてコメントしている。 「こんにちは、チェルシーファミリーの皆さん。ご存知だと思うけど、数え切れないほどの努力にもかかわらず、僕は今シーズンの残りを欠場することになった。チームメイトの力になれず、悔しいシーズンだった」 「このチームやこのエンブレム、そしてピッチに立つことを何よりも愛している。復帰するために毎日全力を尽くしてきたことを信じてほしい。愛情、応援、サポート、そして批判をありがとう。その全てが僕にポジティブな影響を与えてくれたし、前進させてくれた」 「早く恩返しをし、たくさんの特別な瞬間を一緒に分かち合いたい。それではまた」 2024.03.28 15:09 Thu

チェルシーがアヤックスに勝利しベスト4進出! リヨンはベンフィカを下す【UWCL】

27日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の準々決勝2ndレグの2試合が行われた。 FA女子スーパーリーグ(FAWSL)で首位に立つチェルシーはアヤックスと対戦。1stレグはアウェイゲームながら0-3で快勝していたチェルシーは余裕を持って2ndレグに臨んだ。 なでしこジャパンFW浜野まいかはメンバー外となった中、試合は33分にマイラ・ラミレスのゴールでチェルシーが先制。65分にチャシティ・グラントにゴールを奪われるも1-1で終了。2戦合計4-1でチェルシーが勝利し、準決勝に駒を進めた。 もう1試合はリヨンvsベンフィカのカードとなり、1stレグはリヨンが1-2で先勝していた。 リヨンのホームで迎えた2ndレグは43分にデルフィーヌ・カスカリーノのゴールでリヨンが先制。しかし45分にベンフィカはマリー・アリドゥのゴールで追いつく。 2戦合計でもまだリヨンがリードしていた中、51分にカスカリーノが2点目を奪い勝ち越すと、アディショナルタイムにはカディディアトゥ・ディアニが2ゴールを奪う活躍を見せて、4-1で勝利。2戦合計6-2でリヨンがベスト4に進出した。 なお、28日には準々決勝の2試合が予定されており、バルセロナとブラン、パリ・サンジェルマン(PSG)とヘッケンが対戦。バルセロナ、PSGがそれぞれ2-1で1stレグを勝利していた。 ◆UEFA女子チャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ ▽3/27(水) リヨン 4-1(AGG:6-2) ベンフィカ 【リヨン】 デルフィーヌ・カスカリーノ(43分、51分) カディディアトゥ・ディアニ(90分+1、90分+6) 【ベンフィカ】 マリー・アリドゥ(45分) チェルシー 1-1(AGG:4-1) アヤックス 【チェルシー】 マイラ・ラミレス(33分) 【アヤックス】 チャシティ・グラント(65分) ▽3/28(木) バルセロナ vs ブラン (1stレグ:2-1) パリ・サンジェルマン vs ヘッケン (1stレグ:2-1) <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】チェルシーが女子CLでアヤックスを下してベスト4進出</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="VmPNSixUSTo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.28 11:15 Thu

チェルシーMFラヴィア、ハムストリング負傷再発で今季絶望

チェルシーは27日、ベルギー代表MFロメオ・ラヴィア(20)がハムストリングの負傷を再発させ今季絶望となったことを発表した。 ラヴィアは今季、5800万ポンド(約110億円)でサウサンプトンから移籍。しかし足首の負傷、ハムストリングの負傷で、今季はプレミアリーグ1試合の出場に留まっていた。 セントラルMFのラヴィアは昨季、プレミアリーグ29試合に出場して昨年3月にはベルギー代表デビュー。飛躍を期してチェルシーに移籍したが、度重なるケガにより1年目は棒に振ることになった。 2024.03.28 00:00 Thu

バイエルン、ドルトムントで活躍のマートセンに関心か?

バイエルンが、ライバルクラブで活躍する左サイドバックに興味を示しているようだ。 来シーズンに向けてカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスの去就が不透明なバイエルン。現状では契約延長に応じず、レアル・マドリーへの売却が濃厚となっており、クラブはミランのフランス代表DFテオ・エルナンデスをトップターゲットに、ジローナのU-21スペイン代表DFミゲル・グティエレスらを後釜候補に定めているとされる。 そういった中、新たなオプションとして浮上しているのが、チェルシーからドルトムントにレンタル加入中のオランダ代表DFイアン・マートセン(22)だという。 ドイツ『スカイ』によると、バイエルンは今冬のドルトムント加入以降、公式戦12試合1ゴール2アシストを記録する攻撃的サイドバックを評価しているという。 ドルトムントは当然のことながらオランダ代表DFの完全移籍での買い取りを希望しているが、4100万ユーロ(約67億3000万円)と言われる、今夏有効な契約解除条項によって買い取れるかは微妙な状況だという。 これにより、バイエルンが獲得できる可能性は十分にあるようだ。 2024.03.27 06:30 Wed

アシュリー・コールがプレミアリーグ殿堂入り!「とても名誉なことだ」

プレミアリーグは25日、元イングランド代表DFアシュリー・コール氏(43)が『Hall of Fame(殿堂入り)』に選出されたことを発表した。 アシュリー・コール氏は、アーセナルとチェルシーでサイドバックとして15シーズンに渡って活躍。プレミアリーグで385試合に出場し15ゴール31アシスト。守備面では147試合のクリーンシートを達成。アーセナルで2度、チェルシーで1度のプレミアリーグ優勝を達成していた。 殿堂入りを果たしたアシュリー・コール氏は、公式発表で以下のように喜びを語った。 「プレミアリーグの殿堂入りは光栄だ。自分がキャリアを終えた後にこうして表彰されるのは、とても名誉なことだし、充実した気分だ」 「私は、ただベストを尽くし、十分な力を発揮することだけを考えてキャリアを歩んできた。一日一日、一試合一試合を大切にやってきた。若い頃は、こんなことは夢にも思わず、ただサッカーという競技が好きでやっていたんだ」 「私は素晴らしいファンのいる素晴らしいクラブでプレーした。少年時代から所属したアーセナルやチェルシーでトロフィーを獲得したことは、いつまでも心に残る素晴らしい思い出だ」 「多くの苦労があっただけに、振り返ると感慨深い。アラン・シアラー、ティエリ・アンリ、ディディエ・ドログバ、リオ・ファーディナンドといった選手たちと並んで殿堂入りを果たすことができ、光栄に思っている」 2024.03.26 01:01 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly