「1-1で終わっていたかも…」4試合ぶり白星のローマ、モウリーニョ監督は安堵

2022.01.17 11:51 Mon
Getty Images
ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が、カリアリ戦の勝利に安堵した。クラブ公式サイトが伝えている。

ローマは16日、セリエA第22節でカリアリと対戦した。試合は33分にVARの介入によりPKを獲得すると、キッカーに名乗り出たのは今冬にポルトから加入し、この試合がデビュー戦となったMFセルジオ・オリベイラが難なく右隅に蹴り込んで先制に成功する。
そこからも再三の決定機を得るが、追加点を奪うことはできず。逆に84分には相手FWジョアン・ペドロに決定的なシュートチャンスを与えるも、ここはGKルイ・パトリシオが見事な反応で触り、ボールはクロスバーを叩いた。結局、このまま時計を進めたローマが1-0で勝ち切り、連敗をストップするとともに4試合ぶりとなる白星を手にした。

試合後、モウリーニョ監督は追加点を奪えるシーンが何回もあったと振り返りつつも、最少得点差での勝利に安堵した。

「明らかにこの勝利は重要なことだ。静かな試合だった。後半にすぐ得点して、2点、3点、4点と追加点を奪えたかもしれない。完全に試合をコントロールしていた。そして、1-1で終わっていた可能性もあった。ルイ・パトリシオがジョアン・ペドロのシュートをセーブし、ボールはクロスバーの上を通過した。素晴らしいセーブだったと思うが、試合の内容とは全くかけ離れたものだった」
「試合は我々が支配していた。支配していたというのは、ボールがあるときもないときも、という意味だ。今日は(ガストン・)ペレイロが加わり、2トップで非常に直接的にゴールに迫ってくる相手に対して、ボールがないときも良いプレーができた」

「支配し続け、大差で勝てたかもしれない試合だったが、逆に1-1で終わっていたかもしれない。だから、常にプレッシャーを感じていた。あれだけ良いプレーをすると、普通監督は心配しないだろうが、私は最後までプレッシャーを感じていた。なぜなら、試合をクローズしないと、ポイントを失う可能性もあるからだ。ルイ・パトリシオのセーブがなければ、我々にもそれが起こっていたかもしれない」

また、デビュー戦で決勝点を挙げたセルジオ・オリベイラについても言及。新戦力のプレースタイルを説明しつつ、さらなる活躍を期待した。

「実を言えば、セルジオ・オリベイラの活躍をもっと求めている。パフォーマンスという点では、彼は29歳の選手で経験があり、その時間帯に自分が何をしなければならないかを知っている選手だ」

「彼はイタリアでいうところのレジスタではなく、(アンドレア・)ピルロでも(ミラレム・)ピャニッチでもない。しかし、我々のチームが本当に必要としている選手だ」
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