2日間に渡るダービー制したベティスが8強進出! 相手サポ愚行でジョルダン負傷のセビージャは勇敢に戦うも敗退…《コパ・デル・レイ》
2022.01.17 01:35 Mon
コパ・デル・レイ4回戦、ベティスとセビージャによるセビージャ・ダービーが16日にエスタディオ・ベニート・ビジャマリンで行われ、2-1で逆転勝利したベティスが準々決勝進出を果たした。
敗れたラ・リーガの前回対戦からのリベンジを狙うホームのベティスは、直近のリーグ戦から先発2人の変更に留め、カナレスやフェキル、ギド・ロドリゲス、フアンミら主力を起用した。
一方、ダービー連勝を狙うセビージャだが、アフリカ・ネーションズカップ参戦中の守護神ブヌやエン=ネシリ、ムニルに加え、フェルナンド、セカンドGKドミトロビッチが直前のケガで欠場となり、この試合では若手GKアルフォンソ・パストール、グデリ、レキクらを代役に起用。その一方で、ポルトから加入したヘスス・コロナが早速ベンチ入りを果たした。
ホームで敗れた前回対戦のリベンジを期すベティスが押し込む入りを見せると、開始9分にセットプレーから続けてチャンスが訪れる。左CKの場面でキッカーのフェキルが左足アウトスウィングのクロスを入れると、競り勝ったペッセーラがドンピシャのヘディングシュート。だが、これは惜しくも右ポストを叩く。さらに、このこぼれに反応したエドガル・ゴンサレスが豪快なオーバーヘッドシュートを放つが、DFグデリの頭に当たったボールはわずかにクロスバーの上を越えた。
だが、前回対戦同様に勝負所を見極めるアウェイのセビージャがワンチャンスを生かして先制点を奪った。35分、相手陣内右サイドでのスローインの流れからオリベル・トーレスが一度ボールを失うもアレックス・モレノから奪い返し、深い位置からマイナスの折り返しを供給。これをペナルティアーク付近に走り込んだパプ・ゴメスが見事な右足のダイレクトシュートでゴール右下隅へ突き刺した。
良い流れを生かせずにビハインドを背負ったベティスだが、すぐさま追いつく。39分、右CKの場面でキッカーのフェキルが左足インスウィングのボールで直接ゴールを狙うと、ダービー初出場で若さが出たか、前目のポジションを取っていたGKパストールの頭上を越えたボールがそのままファーポストに決まった。
すぐさま1-1のイーブンに戻った試合はここから更なるエキサイティングな攻防を期待させたが、フェキルのゴール直後にベティスゴール裏の不届きなサポーターによる愚行が試合に水を差す。ゴール裏から投擲されたプラスチック製と思われる筒がセビージャMFジョルダンの頭部に直撃。これを間近で確認していた主審が安全面を危惧し、試合の一時中断を宣告。両チームの選手たちを一旦ベンチやロッカールームに引き上げさせると共に、ゴール裏の警備を増員させた。
その後、スペインサッカー連盟(RFEF)や両クラブは同日中の再開を目指したが、安全面の確保が困難との判断で翌日に無観客開催の形での試合再開を決断した。
1-1のイーブンでの仕切り直しでの開催となった試合は、ベティスが負傷のベジェリンに代えてサバリを起用し、セビージャは前日の事件の被害者で頭部に外傷を負ったジョルダンがメンバー外となったことからグデリと共にクンデとアクーニャに入れ替え、並びを[5-3-2]の形で再スタートした。
前日の熱狂の雰囲気から打って変わって無観客での16時開催となった試合は、ややベティスが優勢に試合を運んだものの、アディショナルタイムを含めた10分強の前半は1-1のイーブンのまま終了した。
後半は一進一退の攻防が続く中、前日の試合と同様にベティスがより効果的な攻めでフィニッシュの数を増やしていく。すると73分、ウィルアム・カルヴァーリョからの浮き球のフィードに反応したカナレスがボックス右に侵入。左足を振り抜くと、GKパストールの手を弾いたボールがゴールネットを揺らした。
ついに逆転を許したセビージャはすでに投入していたヘスス・コロナに続き、レキク、モンティエルとDFを削ってイバン・ロメロ、サルサナとカンテラーノを続けてピッチへ投入。ここからリスクを冒して攻めに出る。
試合終盤の88分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのアクーニャの正確なクロスをファーで競り勝ったクンデが頭で合わすが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、2日間に渡った異例のダービーを制したベティスが2-1の逆転勝利で準々決勝進出を決めた。一方、ジョルダンの投擲被害やRFEFの非情な翌日再開という決断という逆境に晒された中、最後まで勇敢に戦ったセビージャだが、無念の敗退となった。
また、4回戦のその他の試合ではラージョ・バジェカーノがジローナ(2部)に2-1、バレンシアがアトレティコ・バレアレス(3部)に1-0のスコアで順当に勝利。その一方、カディスはスポルティング・ヒホン(2部)相手に0-0のスコアで120分の戦いを終えたものの、PK戦を4-2で制し、プリメーラ勢の意地を見せてベスト8進出を果たしている。
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リーグ戦で3位に付けるベティスと、2位のセビージャによる、コパ8強進出を懸けた今季2度目のダービー。一方、ダービー連勝を狙うセビージャだが、アフリカ・ネーションズカップ参戦中の守護神ブヌやエン=ネシリ、ムニルに加え、フェルナンド、セカンドGKドミトロビッチが直前のケガで欠場となり、この試合では若手GKアルフォンソ・パストール、グデリ、レキクらを代役に起用。その一方で、ポルトから加入したヘスス・コロナが早速ベンチ入りを果たした。
ホームで敗れた前回対戦のリベンジを期すベティスが押し込む入りを見せると、開始9分にセットプレーから続けてチャンスが訪れる。左CKの場面でキッカーのフェキルが左足アウトスウィングのクロスを入れると、競り勝ったペッセーラがドンピシャのヘディングシュート。だが、これは惜しくも右ポストを叩く。さらに、このこぼれに反応したエドガル・ゴンサレスが豪快なオーバーヘッドシュートを放つが、DFグデリの頭に当たったボールはわずかにクロスバーの上を越えた。
開始早々の先制点とはならなかったが、以降も球際の勝負で上回るホームチームが優勢に試合を進め、ギド・ロドリゲスの強烈なミドルシュートなどで相手ゴールに迫る。
だが、前回対戦同様に勝負所を見極めるアウェイのセビージャがワンチャンスを生かして先制点を奪った。35分、相手陣内右サイドでのスローインの流れからオリベル・トーレスが一度ボールを失うもアレックス・モレノから奪い返し、深い位置からマイナスの折り返しを供給。これをペナルティアーク付近に走り込んだパプ・ゴメスが見事な右足のダイレクトシュートでゴール右下隅へ突き刺した。
良い流れを生かせずにビハインドを背負ったベティスだが、すぐさま追いつく。39分、右CKの場面でキッカーのフェキルが左足インスウィングのボールで直接ゴールを狙うと、ダービー初出場で若さが出たか、前目のポジションを取っていたGKパストールの頭上を越えたボールがそのままファーポストに決まった。
すぐさま1-1のイーブンに戻った試合はここから更なるエキサイティングな攻防を期待させたが、フェキルのゴール直後にベティスゴール裏の不届きなサポーターによる愚行が試合に水を差す。ゴール裏から投擲されたプラスチック製と思われる筒がセビージャMFジョルダンの頭部に直撃。これを間近で確認していた主審が安全面を危惧し、試合の一時中断を宣告。両チームの選手たちを一旦ベンチやロッカールームに引き上げさせると共に、ゴール裏の警備を増員させた。
その後、スペインサッカー連盟(RFEF)や両クラブは同日中の再開を目指したが、安全面の確保が困難との判断で翌日に無観客開催の形での試合再開を決断した。
1-1のイーブンでの仕切り直しでの開催となった試合は、ベティスが負傷のベジェリンに代えてサバリを起用し、セビージャは前日の事件の被害者で頭部に外傷を負ったジョルダンがメンバー外となったことからグデリと共にクンデとアクーニャに入れ替え、並びを[5-3-2]の形で再スタートした。
前日の熱狂の雰囲気から打って変わって無観客での16時開催となった試合は、ややベティスが優勢に試合を運んだものの、アディショナルタイムを含めた10分強の前半は1-1のイーブンのまま終了した。
後半は一進一退の攻防が続く中、前日の試合と同様にベティスがより効果的な攻めでフィニッシュの数を増やしていく。すると73分、ウィルアム・カルヴァーリョからの浮き球のフィードに反応したカナレスがボックス右に侵入。左足を振り抜くと、GKパストールの手を弾いたボールがゴールネットを揺らした。
ついに逆転を許したセビージャはすでに投入していたヘスス・コロナに続き、レキク、モンティエルとDFを削ってイバン・ロメロ、サルサナとカンテラーノを続けてピッチへ投入。ここからリスクを冒して攻めに出る。
試合終盤の88分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのアクーニャの正確なクロスをファーで競り勝ったクンデが頭で合わすが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、2日間に渡った異例のダービーを制したベティスが2-1の逆転勝利で準々決勝進出を決めた。一方、ジョルダンの投擲被害やRFEFの非情な翌日再開という決断という逆境に晒された中、最後まで勇敢に戦ったセビージャだが、無念の敗退となった。
また、4回戦のその他の試合ではラージョ・バジェカーノがジローナ(2部)に2-1、バレンシアがアトレティコ・バレアレス(3部)に1-0のスコアで順当に勝利。その一方、カディスはスポルティング・ヒホン(2部)相手に0-0のスコアで120分の戦いを終えたものの、PK戦を4-2で制し、プリメーラ勢の意地を見せてベスト8進出を果たしている。
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