「本当に幸せだ」…劇的勝ち上がりに歓喜のクロップ、同点弾の南野拓実については「最高のパフォーマンス」

2021.12.23 11:21 Thu
Getty Images
リバプールのユルゲン・クロップ監督が劇的な勝ち上がりを喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。
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リバプールは22日に行われたEFLカップ5回戦でレスター・シティと対戦した。新型コロナウイルス(COVID-19)感染で多くのメンバーを欠くチームは、大幅なターンオーバーを敢行して試合に臨んでいる。
前半は急造のディフェンスラインがレスターの攻撃に対処できず、3失点。しかし、後半からFWジオゴ・ジョタ、MFナビ・ケイタら主力を投入すると、反撃を開始し、試合終了間際にFW南野拓実が劇的同点弾を記録してPK戦に。PK戦ではGKクィービーン・ケレハーが2度のシュートストップを見せ、勝利を飾っている。

5大会ぶりのEFLカップ準決勝進出を決めたことについて、試合後のインタビューに応じたクロップ監督も喜びを露わに。多くの主力を欠きながら勝利をつかんだチームを手放しに称えた。

「本当に、本当に幸せだ。パフォーマンス、スピリット、メンタリティ、そして多くの場面で見せたプレーに本当に満足している。もちろん前半は難しく何度も交代があったが、それでも正しいプレーをしているときは非常に良かった。ただ、相手の陣形にぴたりとはまったときは、あまり機能しなかったね」
「ハーフタイムには、ゴール前のミスを除けばとても良いゲームだったと伝えたよ。後半の交代はもちろん役立った。選手たちは本当に素晴らしく、とても気に入ったね。そして最後は、クィービーンが我々の命を救ってくれた。だからこその準決勝進出だ」

また、クロップ監督はこの試合で1ゴール1アシストの活躍を見せた南野と、PK戦でチームを勝利に導いたケレハーを絶賛。今夜の勝利に欠かせない選手たちだったと語った。

「(南野は)最高のゴール、最高のパフォーマンスだった。これだけチームが入れ替わっているなかで、彼が絶対にA級のプレーをする必要があると思っているなら、それは100%フェアではない。それでも、今日の彼は本当に良いプレーだった」

「戦術的な観点から見ても彼は優れており、あのゴールは非常にクールだね。素晴らしいゴールであり、重要かつ最高のタイミングでのゴールだった。彼はこのゴールに値するだろう。今夜彼がしたすべてのこと、そしてここ数カ月、数年で彼がしたすべてのことがゴールで報われた。だから、私は本当に幸せだ」

「(ケレハーは)傑出した選手であり、もうわざわざ『才能がある』とは言いたくない。とはいえ、彼は傑出したゴールキーパーだ。足元の技術、ゲーム理解、すべてのゴールキーパーに必要なスキルがある。彼がこうしたスペクタクルなゲームに参加したのは初めてではないが、今の彼はさらに一歩進んでいる。さっきも言ったが、彼は我々の命を救ってくれた。今夜は本当に助かったね」

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