【CLグループH総括】ユベントスとチェルシーが順当に勝ち抜けも、チェルシーは50%の確率でバイエルンorマドリーと激突

2021.12.11 16:01 Sat
Getty Images
ディフェンディングチャンピオンのチェルシーが所属したグループHは概ね予想通りの結果に。第5節終了時点でチェルシーとユベントスの通過が決定し、最終的にはユベントスが首位、チェルシーが2位で決勝トーナメントへ。3位でヨーロッパリーグ(EL)に回るのはゼニトとなった。

■グループH順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.ユベントス[15/5/0/1/4]
2.チェルシー[13/4/1/1/9]
3.ゼニト[5/1/2/3/0]
4.マルメ[1/0/1/5/-13]
◆強かに勝ち点を積み首位通過~ユベントス~
Getty Images

今季からマッシミリアーノ・アッレグリ監督が復任したユベントスは、開幕3試合で未勝利だったセリエAとは裏腹に、チャンピオンズリーグ(CL)では2戦目でチェルシーを下すなど4連勝と好調だった。しかし、チームの完成度はいまいち。チェルシー戦の勝利も耐えに耐えた末の結果で、アウェイでのリターンマッチは0-4の大敗だった。

それでも、格下相手に撮り溢さなかったのはさすがと言ったところ。5試合で白星を挙げ、見事首位通過を決めた。ただし、全6試合のうち4試合で1得点以下だった攻撃陣はやはり課題に。クリスティアーノ・ロナウドという得点源が去った今、次のステージからはエースの存在が不可欠となる。

◆すり抜けた首位通過…ラウンド16では強豪相手の可能性大~チェルシー~
Getty Images

王者として臨んだチェルシーは最後に落とし穴にはまることに。第2節のユベントス戦を除けば最終節までの5試合で4試合のクリーンシートを記録していたが、最後のゼニト戦ではターンオーバーした上に新たな起用法も試みたことから、まさかの3失点ドロー。ユベントスに首位通過を許してしまった。
最低目標はクリアしたものの、他のグループの首位チームを見ると、リバプールやマンチェスター勢といった同国組が多いため、その他の首位チーム、すなわちバイエルンやレアル・マドリーと対戦する可能性が非常に高くなってしまっている。また、国内戦を含めると公式戦2試合連続3失点と、堅守が強みだったチームがここに来て問題に直面している。

◆ロシア王者の力は本物か…ELで腕試し~ゼニト~
Getty Images

国内リーグ3連覇中のゼニトは今大会が3シーズン連続の出場となった。ロシアからは唯一の出場となった中、やはりユベントスやチェルシーには分が悪かった。それでもマルメ戦で1勝1分けという成績を収めたことで、3位でEL行きの切符を獲得。

すでに3位が確定した中迎えた最終節のチェルシー戦では、新加入のクラウジーニョを中心にアズムンやマウコムら強力FW陣が鋭いカウンター攻撃で互角以上に渡り合った。ポジティブなドローだっただけに、自信を持ってELに臨めるはずだ。

◆ビッグクラブとの差を痛感~マルメ~
Getty Images

予選1回戦から勝ち上がり、6シーズンぶりの舞台となったスウェーデン王者のマルメにとってはほろ苦い結果に。初戦でユベントスに3失点で完敗すると、その後もゼニトとチェルシーにそれぞれ4失点を喫し、第4節でチェルシーに敗れた時点で敗退が決定。第5節のゼニト戦では1-1で引き分けたものの、その試合が唯一の得点と勝ち点だった。

なお、すでに国内リーグで2連覇を収めたマルメにとっては、CL最終節のユベントス戦が2021年最後の試合だった。現役時代にミランでも活躍したトマソン監督は「チームを誇らしく思う」と胸を張って大会を去っている。
関連ニュース

性的暴行で有罪判決のダニ・アウベス、釈放後即別荘でパーティー開催

保釈された元ブラジル代表DFダニエウ・アウベスだが、即日パーティーを行ったようだ。 アウベスは2022年12月にスペインのナイトクラブにて、女性に性的暴行を働いたとして有罪判決を受け、4年半の禁固刑が言い渡された。 14カ月におよぶ拘留が続いていたが、100万ユーロ(約1億6000万円)の支払いと、スペインとブラジルのパスポート引き渡しにより、先日釈放されていた。 スペイン『Asi es la vida』によれば、その数日後には父親の誕生日会と称し、別荘でパーティーを実施。会は翌日の朝5時まで続き、家族の友人だけでなく、選手の個人的な友人も出席したという。 週に一度の裁判所出廷も義務付けられているアウベスだが、早くも外の空気を満喫しているようだ。なお、有罪判決に対しては不服として控訴をしている。 <span class="paragraph-title">【動画】ついに釈放されたダニエウ・アウベス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr">El brasileño ha tenido que lidiar con los insultos que algunas personas le han proferido a la entrada de los juzgados <a href="https://t.co/db0Upk43U7">pic.twitter.com/db0Upk43U7</a></p>&mdash; MARCA (@marca) <a href="https://twitter.com/marca/status/1773285444572025091?ref_src=twsrc%5Etfw">March 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.29 20:10 Fri

ヴォルフスブルクの190cmCBラクロワ、ミランに続いてユベントスも関心拡大

ヴォルフスブルクのフランス人DFマクサンス・ラクロワ(23)にユベントスも関心を高める。 ミランの獲得候補と報じられる190cmの右利きセンターバック・ラクロワ。イブラヒマ・コナテ(リバプール)を輩出したフランスの古豪ソショーで育まれ、2020年夏にヴォルフスブルクへ。加入から今季で4年目、常に主力としてプレーする。 フランス『レキップ』によると、ラクロワは2025年6月までとなっている契約の延長話がなく、今夏のステップアップを視野に。ヴォルフスブルクも同選手の売却をビジネスと捉えるなか、このほどクラブにユベントスから連絡が入ったという。 ユベントスがラクロワをどこまで重視しているかは不明だが、ミランにとってのラクロワは退団濃厚なデンマーク代表DFシモン・ケアー(34)の後継者候補。ブレストの元U-20フランス代表DFリリアン・ブラシエ(24)も注視しているとのことだ。 2024.03.29 14:45 Fri

ブレーメルの将来やいかに…ユナイテッドが関心寄せるユベントスの屈強CB

ユベントスのブラジル代表DFグレイソン・ブレーメル(27)には現在、マンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せる。 2021-22シーズンのセリエA最優秀DFブレーメル。この活躍でトリノからホームタウンを共有するユベントスへステップアップし、今季は出場停止1試合を除いたリーグ戦28試合でプレーする。 そんな男は現在、新たなセンターバックを求めるユナイテッドへの移籍が噂される。 イタリア『カルチョメルカート』によると、現役セレソンは2022年夏、移籍金4400万ユーロ(約71億8000万円)+ボーナス800万ユーロ(約13億円)でユベントス入り。もちろん非常に大きな取引だが、現在の推定市場価値6000万ユーロ(約97億9000万円)を下回るものだ。 契約解除条項5000万ユーロ(約82億2000万円)の存在も報じられる一方、2028年6月までとなっている現契約には、これが2025年を境に6000万〜7000万ユーロへ変動する内容も盛り込まれているとのこと。ただし、現段階では「検討に向けての口頭合意」があるに過ぎないという。 仮にもブレーメルをユナイテッドへ売却した場合、移籍金の10%を前所属トリノへ支払う義務が発生するユベントス。最終ラインの要をキープするか、手放して財政安定化に繋げるか… ブレーメルはおそらくユナイテッドにとって現実的な選択肢。若きジャラッド・ブランスウェイト(エバートン/21)、アントニオ・シウバ(ベンフィカ/20)はブレーメル以上に値が張る。 どちらにしても契約解除条項が満額支払わればユナイテッドへ向かうことになるブレーメルだが、今夏の動向やいかに。 2024.03.29 11:10 Fri

プレミア4クラブを筆頭に20歳FWイリング・ジュニア争奪戦? ユベントスがしぶしぶ売却受け入れか

ユベントスのU-21イングランド代表FWサミュエル・イリング・ジュニア(20)は今夏の移籍の可能性が高まっているようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が報じた。 チェルシーのアカデミー出身で、2020年夏にユベントスへ移籍した逸材アタッカーのイリング・ジュニア。2022年10月にファーストチームデビューを果たすと、同年12月にはプロ契約を締結し、2025年6月までの契約を結んだ。 これまでも度々ビッグクラブからの関心が報じられてきた中、途中出場がメインながら今シーズンここまで公式戦19試合でプレー。さらなる飛躍が期待されると同時に、U-21イングランド代表でのパフォーマンスで評価を高めている。 ところが、イリング・ジュニアとの契約が残り1年に迫るユベントスは、フリーでの移籍を防ぐため、今夏の売却をしぶしぶ受け入れているとのこと。かねてから獲得への動きを見せていたトッテナムやエバートンの他、ウェストハムやブライトン&ホーブ・アルビオンなど、プレミアリーグのクラブが獲得を検討しているという。 また、ドイツ方面のクラブも興味を示しているようで、レバークーゼンとバイエルンが動向を注視。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、イタリアのクラブも移籍先の候補に挙がっている模様だ。 なお、ユベントスは1月の移籍市場においても、1700万ポンド(約32億5000万円)のオファーがあれば売却を受け入れていた見込み。今度こそいずれかのクラブが獲得へ漕ぎ着けるのだろうか。 2024.03.28 15:32 Thu

ユベントスは今夏のゴレツカ獲得を希望? バイエルンとの契約は2026年夏まで

ユベントスがバイエルンのドイツ代表MFレオン・ゴレツカ(29)に関心を示しているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。 今シーズン、セリエAで29試合を消化して3位につけるユベントス。首位インテルとの勝ち点差は「17」にまで広がっており、スクデット獲得は絶望的な状況となっている。 クラブはチームの競争力を高めるため、すでに夏の移籍市場での強化を模索。ドイツ『キッカー』によると、昨夏にも関心を向けていたゴレツカをターゲットとしており、スカウトも派遣しているとのことだ。 これまでもゴレツカに関心を示し続けてきたユベントスだが、選手側も6シーズン過ごしたバイエルンを離れ、新たなチャレンジを望む可能性がある模様。ただし、バイエルンとの契約を2026年夏まで残していることから、クラブ間ではタフな交渉が必要になるだろう。 ゴレツカは今シーズンのバイエルンで、公式戦31試合4ゴール9アシストを記録。チームは首位レバークーゼンに10ポイント差をつけられての2位と苦戦している中で、個人としては存在感を発揮している。 2024.03.27 13:15 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly