J3で10位に終わった藤枝、須藤大輔監督の続投を発表「『藤枝スタイル』を表現したい!」

2021.12.06 12:12 Mon
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藤枝MYFCは6日、須藤大輔監督(44)の続投を発表した。

須藤監督は、現役時代は水戸ホーリーホックや湘南ベルマーレ、ヴァンフォーレ甲府、ヴィッセル神戸、そして藤枝でプレー。J1通算45試合6得点、J2通算177試合35得点などを記録。2007年のナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)では得点王にも輝き、2010年に藤枝で引退した。
引退後は山梨学院大学のコーチを務めた後、2018年6月から12月までガイナーレ鳥取の監督を務め、今年7月から退任した倉田安治監督の後任として藤枝で監督に就任した。

今シーズンは明治安田生命J3リーグでチームは10位に終わっていたが、来季も続投が決まった。

須藤監督はクラブを通じてコメントしている。
「藤枝MYFCを支え、応援してくださっている全ての皆様、1年間共に戦っていただき誠にありがとうございました。2021年の目標であるJ2昇格を達成できず大変申し訳ございませんでした。監督交代という難しいシーズンにも関わらず、選手たちは直向きに日々の練習を全うし、全員が同じ方向を向き努力して参りました。そんな選手たちを今一度讃えていただけたらと思います」

「昨日スタジアムで発表させていただきましたが、私須藤大輔は2022年も引き続き藤枝MYFCの監督として指揮をとらせていただく運びとなりました。スポーツの世界、結果が全てだということは重々承知しております。勝利からの逆算で指揮を取らせていただいております」

「ただ、勝つだけが全てではないということも私の理念としてございます。「つまらないサッカーだけど勝つよね」という言葉の違和感が頭の中に反響音として存在しております。勝利至上主義でもあるこの言葉の先には、勝てなくなったら何も残らないというリスクもあるということ。そして私の根底にあるスポーツには全ての人が幸せになるパワーが満ち溢れているということ。だからこそ私は声を大にして【サッカーはエンターテイメント】だという言葉を発しております」

「軽く言わせていただいている訳では全くございません。言葉を発する以上責任が発生することも承知しております。それでも超攻撃的で直向きに走り、仲間の為に闘い、スペクタクルを表現する。観ている方に感動や勇気、希望、非日常空間を感じていただき、心を震わせるサッカーをという『藤枝スタイル』を表現したい!つまらなくても勝てば良いではなく、心を奪われる、そんなサッカーをして勝つという両極を掴み取りたいと」

「簡単ではないですし、「言うのは簡単だよね」と言われることも重々承知の上で、この二極を掴み取り、必ずJ2昇格を成し遂げたいと考えております。不甲斐ない結果で終戦を迎えた2021年のこの悔しさを胸に、一回りも二回りも大きく、強く逞しくなった新生藤枝を是非皆様に表現させていただくべく、情熱と責任を持ち指揮を取らせていただきたいと思います」

「クラブの気概を感じていただき、支えていただきたくご挨拶とさせていただきたいと思います。2022年を達成感と笑顔で締め括れるよう藤枝MYFCと共に歩んでいただきたく思います。何卒よろしくお願い申し上げます」
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