浦和DF槙野智章が涙の退団メッセージ「週末が楽しみではない、来てほしくない、そんな日は初めてです」
2021.11.27 18:28 Sat
今シーズン限りで浦和レッズからの退団が決まっている元日本代表DF槙野智章(34)が、ホーム最終節で退団の挨拶を行った。浦和は27日、明治安田生命J1リーグ第37節で清水エスパルスをホームに迎えた。上位でのフィニッシュのために勝ち点3が欲しい浦和と、残留争い中のため勝ち点3が欲しい清水との一戦。槙野はベンチスタートとなった。
試合は浦和がボールを握りながらもスコアを動かすことはできず。攻撃のカードを取る展開となり槙野の出番は訪れなかったが、試合は後半アディショナルタイムに中村慶太がネットを揺らし、清水が土壇場で勝利を手にしていた。
試合後、ホーム最終戦ということもあり退団選手がピッチ上でスタンドに集まったファンへ挨拶。浦和で10シーズンを過ごした槙野が、涙しながら感謝の気持ちを述べた。
「みなさん、僕が来たのは10年前、2012年にこのクラブに来ました」
「ここで過ごした10年間、僕にとって素晴らしい、濃い時間がありました。これまでこのクラブを引っ張ってきた素晴らしい先輩方、素晴らしい指導者、たくさんの方のサポートとバトルの中でここまで成長することができました」
「ただ、選手やスタッフの力だけでここまでこれたとは思っていません。今日お集まりの方、そしてテレビを通して観て下さってる方々、浦和に関わる全ての方々のおかげで、今こうして皆さんの前で話せていると思います。ありがとうございます」
「子どもの頃から週末の試合が楽しみでここまできましたが、こんなにも今日という週末が楽しみではない、来てほしくない、そんな日は初めてです」
「来シーズン、僕はもうこのエンブレムを着て、このスタジアムでプレーすることはできません。それは本当に辛いし、悲しいし、未だに整理がつかず、考えられません」
「11月5日にクラブの方から契約をしないと言われた時から、今まで正解を導き出せてません。サッカーを続けるか、引退するか、それもまだ決めてません。もう少ししっかりと考えて、どこのチームでプレーするか、どこのチームが僕を必要とするか、しっかりと考えて決めたいと思います」
「ここでサポーターの皆さんにお願いがあります。このコロナ禍で、去年と今年、声が出せない状況の中でもたくさん僕たちの後押しをしてくださいました。僕の後ろの選手たち、特に若い選手はみなさんの『We are Reds』コールや、『歌え浦和を愛するなら』など、たくさんの歌や後押しを見ていません。来シーズン、後ろにいる選手たちが苦しい状況の時に熱い後押しをよろしくお願いします」
「そして、僕が大好きな、勝った時に歌う『We Are Diamonds』。西川選手を中心に来シーズンも引き続きやってください、選手たち!」
「僕はテレビでみなさんの表情、スタジアムの雰囲気を見て、遠くで歌います」
「必ず、このスタジアムに皆さんの前に、どんな形になるか分かりませんが戻ってきたいと思います。みなさん、10年間ありがとうございました」
槙野はサンフレッチェ広島下部組織出身で、2006年にトップチームデビュー。2010年1月のケルン移籍で欧州挑戦後、2012年に浦和入りした。
その浦和では対人守備だけでなく、底抜けに明るい性格でチームを統率。チームとしてもAFCチャンピオンズリーグ(ACL)や天皇杯、Jリーグカップなどのタイトル獲得に貢献した。
試合後、ホーム最終戦ということもあり退団選手がピッチ上でスタンドに集まったファンへ挨拶。浦和で10シーズンを過ごした槙野が、涙しながら感謝の気持ちを述べた。
「みなさん、僕が来たのは10年前、2012年にこのクラブに来ました」
「ホーム最終節、契約上の中で完全移籍という形になってない状況ではありましたが、この素晴らしい雰囲気の中で、『(浦和に)残留する』と発言して10年が経ちました」
「ここで過ごした10年間、僕にとって素晴らしい、濃い時間がありました。これまでこのクラブを引っ張ってきた素晴らしい先輩方、素晴らしい指導者、たくさんの方のサポートとバトルの中でここまで成長することができました」
「ただ、選手やスタッフの力だけでここまでこれたとは思っていません。今日お集まりの方、そしてテレビを通して観て下さってる方々、浦和に関わる全ての方々のおかげで、今こうして皆さんの前で話せていると思います。ありがとうございます」
「子どもの頃から週末の試合が楽しみでここまできましたが、こんなにも今日という週末が楽しみではない、来てほしくない、そんな日は初めてです」
「来シーズン、僕はもうこのエンブレムを着て、このスタジアムでプレーすることはできません。それは本当に辛いし、悲しいし、未だに整理がつかず、考えられません」
「11月5日にクラブの方から契約をしないと言われた時から、今まで正解を導き出せてません。サッカーを続けるか、引退するか、それもまだ決めてません。もう少ししっかりと考えて、どこのチームでプレーするか、どこのチームが僕を必要とするか、しっかりと考えて決めたいと思います」
「ここでサポーターの皆さんにお願いがあります。このコロナ禍で、去年と今年、声が出せない状況の中でもたくさん僕たちの後押しをしてくださいました。僕の後ろの選手たち、特に若い選手はみなさんの『We are Reds』コールや、『歌え浦和を愛するなら』など、たくさんの歌や後押しを見ていません。来シーズン、後ろにいる選手たちが苦しい状況の時に熱い後押しをよろしくお願いします」
「そして、僕が大好きな、勝った時に歌う『We Are Diamonds』。西川選手を中心に来シーズンも引き続きやってください、選手たち!」
「僕はテレビでみなさんの表情、スタジアムの雰囲気を見て、遠くで歌います」
「必ず、このスタジアムに皆さんの前に、どんな形になるか分かりませんが戻ってきたいと思います。みなさん、10年間ありがとうございました」
槙野はサンフレッチェ広島下部組織出身で、2006年にトップチームデビュー。2010年1月のケルン移籍で欧州挑戦後、2012年に浦和入りした。
その浦和では対人守備だけでなく、底抜けに明るい性格でチームを統率。チームとしてもAFCチャンピオンズリーグ(ACL)や天皇杯、Jリーグカップなどのタイトル獲得に貢献した。
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