初陣は黒星、なでしこジャパン池田太監督が振り返る「色々な気づきがあったことが良かった」
2021.11.26 21:15 Fri
なでしこジャパンの池田太監督が、初陣となったアイスランド女子代表戦を振り返った。
なでしこジャパンは25日、国際親善試合でアイスランド女子代表と対戦。池田新体制にとっての初陣となった試合だった、0-2で敗れた。
ボールを握るなでしこは、ポゼッションというところでは要所に良さを見せるも、ゴールに迫るシーンが作れない。すると相手の得意な形から失点。要所に良さも見せる中、後半にも失点し、0-2で敗戦となり、初陣を飾れなかった。
試合後、池田監督は試合を振り返り、敗戦したことを残念がった。
「0-2という結果は非常に残念に思いますし、こちらに来て短い準備の中、選手たちに共有し、トライしてもらうというところでは、選手のピッチでの取り組みが見られたことは1つ収穫として残ったところです」
ただ、2度目の合宿でありトレーニングもオランダ入りして2度しかしていない状況。その点を踏まえ、「もちろん、もっともっと合わせていく部分は必要だと思いますし、可能な選手たちだと思います。ただ、単純なミスも多いので、そこの精度も求めていきたいです」と、コンビネーションは上げられるとしながらも、プレー精度を上げたいと語った。
一方で、失点シーンは相手の得意な形でやられてしまった。その点については「試合開始から少し相手の中盤に対する守備の同時性が足りなく、展開されてしまう。大きな展開をされる前に我々が奪うというところは上げていきたいですし、展開された後の守備の粘り、組織の構築もこれから構築する必要があると思います」と語り、しっかりと修正したいとした。
この試合では、DF熊谷紗希(バイエルン)、FW岩渕真奈(アーセナル)はベンチ入りも起用されなかった。先発メンバーの選び方については「海外との対戦に関して、経験を積みながら、もちろん勝利を目指していましたが、選手の組み合わせ、ポテンシャルを見たいと思っていましたし、コンディションを含めた全体のバランス、見たい選手のバランスを考えてメンバーを選びました」とコメント。様々な要素を考えての選考とした。
その中で、これまでセンターバックで起用されていたDF宝田沙織(ワシントン・スピリット)を左サイドバックで起用した理由については「相手のワイドな選手にはスピードがストロングな選手がいたので、宝田選手のスピード、または高さというところのプラス要素を考えて起用しました」とコメント。プレーぶりについては「宝田選手のプレーに関しては、守備もそうですが、そこから出ていく推進力もそうですし、力を発揮してくれたと思います」と、一定の評価を下した。
このチームのコンセプトである「奪う」という点についても言及。ある程度できた部分もあったと、初陣での手応えを語った。
「前から守備に行くというところで、もちろん相手のボールの動かしに対して、相手の立ち位置に対してどう守備をしていくかというところで、2トップが相手の中盤を見ながら、アンカーを消していくというところもありましたし、我々のボランチがそこを見るということもありました」
「ピッチ内、または選手たちがそれを感じて、修正するというところもできたところもありました。もっともっとスムーズに早い段階でコミュニケーション取りながらやれた方がベストですが、色々な気づきがあったことが良かったです」
次はオランダ女子代表戦が控えている。そこに向けては「今の段階では自分たちが積み上げたものをまずはぶつけていこうと思っています」と、自分たちがどこまで通用するかを見たいとし、「アグレッシブなプレーを選手たちに求めたいですし、相手のやり方をもっと分析してやらなければと思っていますが、まずは積み上げてきているものをぶつけてみようと思っています」と、オランダ戦もスタイルを貫いて戦いたいと語った。
なでしこジャパンは25日、国際親善試合でアイスランド女子代表と対戦。池田新体制にとっての初陣となった試合だった、0-2で敗れた。
試合後、池田監督は試合を振り返り、敗戦したことを残念がった。
「0-2という結果は非常に残念に思いますし、こちらに来て短い準備の中、選手たちに共有し、トライしてもらうというところでは、選手のピッチでの取り組みが見られたことは1つ収穫として残ったところです」
そんな中、要所で見せていた組み立ての部分については「どうやって前進していこうかというところでは、早い準備を求めていましたし、サポートの角度も意識して連続していこうというところで、自陣から相手陣に入るところまではできた部分はあったと思います」とコメント。「最後のアタッキングサードでの停滞感、フィニッシュまで繋がるところの共有はまだまだというのが正直なところです」と、シュートシーンでの精度やアグレッシブさには物足りなさを感じたようだ。
ただ、2度目の合宿でありトレーニングもオランダ入りして2度しかしていない状況。その点を踏まえ、「もちろん、もっともっと合わせていく部分は必要だと思いますし、可能な選手たちだと思います。ただ、単純なミスも多いので、そこの精度も求めていきたいです」と、コンビネーションは上げられるとしながらも、プレー精度を上げたいと語った。
一方で、失点シーンは相手の得意な形でやられてしまった。その点については「試合開始から少し相手の中盤に対する守備の同時性が足りなく、展開されてしまう。大きな展開をされる前に我々が奪うというところは上げていきたいですし、展開された後の守備の粘り、組織の構築もこれから構築する必要があると思います」と語り、しっかりと修正したいとした。
この試合では、DF熊谷紗希(バイエルン)、FW岩渕真奈(アーセナル)はベンチ入りも起用されなかった。先発メンバーの選び方については「海外との対戦に関して、経験を積みながら、もちろん勝利を目指していましたが、選手の組み合わせ、ポテンシャルを見たいと思っていましたし、コンディションを含めた全体のバランス、見たい選手のバランスを考えてメンバーを選びました」とコメント。様々な要素を考えての選考とした。
その中で、これまでセンターバックで起用されていたDF宝田沙織(ワシントン・スピリット)を左サイドバックで起用した理由については「相手のワイドな選手にはスピードがストロングな選手がいたので、宝田選手のスピード、または高さというところのプラス要素を考えて起用しました」とコメント。プレーぶりについては「宝田選手のプレーに関しては、守備もそうですが、そこから出ていく推進力もそうですし、力を発揮してくれたと思います」と、一定の評価を下した。
このチームのコンセプトである「奪う」という点についても言及。ある程度できた部分もあったと、初陣での手応えを語った。
「前から守備に行くというところで、もちろん相手のボールの動かしに対して、相手の立ち位置に対してどう守備をしていくかというところで、2トップが相手の中盤を見ながら、アンカーを消していくというところもありましたし、我々のボランチがそこを見るということもありました」
「ピッチ内、または選手たちがそれを感じて、修正するというところもできたところもありました。もっともっとスムーズに早い段階でコミュニケーション取りながらやれた方がベストですが、色々な気づきがあったことが良かったです」
次はオランダ女子代表戦が控えている。そこに向けては「今の段階では自分たちが積み上げたものをまずはぶつけていこうと思っています」と、自分たちがどこまで通用するかを見たいとし、「アグレッシブなプレーを選手たちに求めたいですし、相手のやり方をもっと分析してやらなければと思っていますが、まずは積み上げてきているものをぶつけてみようと思っています」と、オランダ戦もスタイルを貫いて戦いたいと語った。
|
関連ニュース