アトレティコ、終盤の連続失点で低迷バレンシアと痛恨ドロー…《ラ・リーガ》

2021.11.08 02:40 Mon
Getty Images
アトレティコ・マドリーは7日、ラ・リーガ第13節でバレンシアとアウェイで対戦し3-3で引き分けに終わった。

前節のベティス戦で今季最多の3ゴールを挙げて勝利した4位アトレティコ(勝ち点22)だが、直近のチャンピオンズリーグ(CL)のリバプール戦は0-2で完敗。その敗戦からのバウンスバックを図る一戦ではスタメンを2人変更。フェリックスとフェリペに替えてグリーズマンとサビッチを起用した。
アトレティコは開始早々にアクシデントに見舞われる。5分、エウデル・コスタと接触して倒れた際にトリッピアがピッチに左肩を強打しプレー続行不可能に。代わってヴルサリコが投入された。

その後は一進一退の展開が続く中、先にスコアを動かしたのはアクシデントに見舞われたアトレティコ。35分、アンヘル・コレアのパスをペナルティアーク手前で受けたスアレスが絶妙なファーストタッチでマークについたディアカビを振り切ると、最後はGKとの一対一を難なくモノにした。

迎えた後半、アトレティコは開始早々にチャンスを創出。47分、ボックス右でパスを受けたアンヘル・コレアのクロスをゴール前に走り込んだグリーズマンが頭で合わせたが、これは枠の上に外れた。
追加点のチャンスを逃したアトレティコは、直後に失点を許す。50分、左クロスが流れたボールをボックス右で拾ったゴンサロ・ゲデスが縦に切り込みシュート。これはGKオブラクが弾いたが、ゴール前のサビッチに当たりゴールに吸い込まれた。

追いつかれたアトレティコだったが、すぐに反撃。すると58分、中盤でパスカットしたグリーズマンがそのままドリブルで持ち上がると、ペナルティアーク左手前から左足一閃。強烈なシュートがゴール左に突き刺さった。

勝ち越したアトレティコは、60分にもグリーズマンの絶妙なパスに抜け出したスアレスが決定機を迎えると、ゴール前混戦から放ったシュートを最後はヴルサリコがゴールに押し込んだ。

その後、バレンシアの猛攻を受けたアトレティコだが、2点リードで試合は最終盤に突入。このまま試合終了かと思われたが、後半アディショナルタイムにまさかの事態が訪れる。

92分、バイタルエリア左でパスを受けたガヤのピンポイントクロスからゴール前に走り込んだウーゴ・ドゥロにジャンピングボレーシュートを決められ1点差に迫られると、96分にはゴンサロ・ゲデスの左FKからウーゴ・ドゥロがヘディングシュートを突き刺した。

結局、試合はそのまま3-3でタイムアップ。アトレティコはまさかの連続失点により勝ち点3を逃す、後味の悪い結果となった。
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