チャビ新監督就任のバルセロナ、セルジ暫定体制ラストマッチは3点差追いつかれる悪夢のドロー…《ラ・リーガ》
2021.11.07 02:29 Sun
ラ・リーガ第13節、セルタvsバルセロナが6日にバライードスで行われ、3-3のドローに終わった。
それでも、6日には新指揮官候補最右翼に挙がっていたチャビ・エルナンデスの引き抜き交渉が完了し、インターナショナルマッチウィーク明けの次節からチームを率いることが決定。苦境が続く中でレジェンドの帰還という久々の朗報が舞い込んだ。
そして、セルジ暫定体制ラストマッチとなる15位セルタ(勝ち点11)とのアウェイゲームでは、中3日の過密日程もディナモ・キエフ戦と全く同じメンバーで臨んだ。
開始直後の2分にノリートのスルーパスからイアゴ・アスパスにボックス内へ抜け出されて枠のわずか右に外れる決定機を作られたバルセロナ。これにより難しい戦いも予想されたが、好調の背番号10がいきなり暗雲を振り払う。
ファティのゴールで先制に成功したバルセロナは、以降はキックオフ直後と同様に相手に押し返されるが、今度は元同僚の帰還を誰よりも待ち望んでいたカピタンが魅せる。18分、左サイドのスローインの流れからニコ・ゴンサレスがゴールライン際をドリブルでこじ開けて角度を付けたマイナスのパスを供給。これをペナルティアーク付近で受けたブスケッツが右足を振り抜くと、低い弾道のコントロールシュートがゴール右下隅に決まり、待望の今季初ゴールとした。
ファティとブスケッツの2つのゴラッソによって効率よく得点を重ねるアウェイチームは、前がかるホームチームの攻撃を受け止めながらカウンターで追加点を目指していく。すると、34分には相手陣内中央でフレンキー・デ・ヨングからパスを受けたニコが鮮やかなダブルタッチを交えた仕掛けで左サイドへ運んでアルバへ縦パス。アルバがすかさず柔らかなクロスを上げると、ゴール前に走り込んできたデパイが丁寧なヘディングシュートをゴール右隅へ流し込んだ。
今季初めて前半に3ゴールを挙げるなど、早くもチャビ就任効果が見受けられるバルセロナだったが、ハーフタイム突入直前にアクシデントが発生。攻撃の際に背後へスプリントしたファティが左ハムストリングを負傷して自ら交代を要求し、自力でのロッカールームに下がったものの、再離脱を強いられることになった。
迎えた後半、セルジ監督はすでにピッチを退いたファティに代えてアレックス・バルデ、1枚カードをもらっていたエリック・ガルシアに代えてアラウホを同じポジションに投入。だが、後半立ち上がりは同じくケビン、フラン・ベルトランと2選手を投入したホームチームの攻勢に晒される。
そして、サイドを起点に自陣へ押し込められた中、52分にはガランのグラウンダーの左クロスをGKテア・シュテーゲンがファンブルしたところを何とかアラウホがかき出すが、ゴール前に詰めたアスパスに押し込まれて1点を返される。
これでホームチームに勢いを与えてしまったバルセロナはこの試合2度目のアクシデントに見舞われる。59分、直前に豪快な持ち上がりを見せたニコが筋肉系のトラブルに見舞われてプレー続行不可能となり、リキ・プッチのスクランブル投入を余儀なくされた。
以降は過密日程による疲労が目立ち始めた中、防戦一方を強いられるバルセロナは、幾度かのピンチを相手のハンドによるゴール取り消しなどに救われ、辛くも2点のリードを維持。だが、74分には自陣中央でのボールロストから左サイドに展開されると、ボックス左でセルビが上げたクロスをフリーにしたノリートに頭で合せられて点差を1点に縮められる。
何とか逃げ切りたいアウェイチームはガビに代えてよりフレッシュなアブデを投入し、より堅守速攻の色合いを強めていく。
完全に足が止まり始めた試合終盤にかけては専守防衛の構えを見せる中、86分にはカウンターからF・デ・ヨングに試合を決めるチャンスが訪れるが、ボックス手前で放ったミドルシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
その後、ブスケッツやテア・シュテーゲンが遅延行為によるカードをもらうなど、泥臭い戦いで何とか勝ち点3を持ち帰ろうとしたバルセロナだったが、後半ラストプレーとなった96分には左右に揺さぶられてボックス中央でハビ・ガランから丁寧な落としを受けたアスパスに見事な左足のシュートを突き刺され、痛恨の失点。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、前半の楽勝ムードから一転、後半に不甲斐ないパフォーマンスに終始したセルジ暫定体制のラストマッチは厳しすぎるドローに終わり、チャビ新監督はリーグ4戦未勝利からの立て直しを図ることになった。
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セルジ暫定体制の初陣となったアラベス戦を1-1のドローで終えた9位のバルセロナ(勝ち点16)。直近のチャンピオンズリーグ(CL)のディナモ・キエフ戦ではアンス・ファティのゴールで1-0の勝利を収めたが、デストと復帰直後のデンベレが負傷離脱と引き続き苦しい台所事情が続く。そして、セルジ暫定体制ラストマッチとなる15位セルタ(勝ち点11)とのアウェイゲームでは、中3日の過密日程もディナモ・キエフ戦と全く同じメンバーで臨んだ。
開始直後の2分にノリートのスルーパスからイアゴ・アスパスにボックス内へ抜け出されて枠のわずか右に外れる決定機を作られたバルセロナ。これにより難しい戦いも予想されたが、好調の背番号10がいきなり暗雲を振り払う。
5分、左サイドでジョルディ・アルバからのスルーパスに抜け出したアンス・ファティがボックス左に侵入。一度攻撃をスピードダウンさせられたものの、角度のないところから右への一瞬の持ち出しでシュートコースを作り出して右足を振り抜くと、鋭いカーブがかかったシュートがファーポストを射抜いた。
ファティのゴールで先制に成功したバルセロナは、以降はキックオフ直後と同様に相手に押し返されるが、今度は元同僚の帰還を誰よりも待ち望んでいたカピタンが魅せる。18分、左サイドのスローインの流れからニコ・ゴンサレスがゴールライン際をドリブルでこじ開けて角度を付けたマイナスのパスを供給。これをペナルティアーク付近で受けたブスケッツが右足を振り抜くと、低い弾道のコントロールシュートがゴール右下隅に決まり、待望の今季初ゴールとした。
ファティとブスケッツの2つのゴラッソによって効率よく得点を重ねるアウェイチームは、前がかるホームチームの攻撃を受け止めながらカウンターで追加点を目指していく。すると、34分には相手陣内中央でフレンキー・デ・ヨングからパスを受けたニコが鮮やかなダブルタッチを交えた仕掛けで左サイドへ運んでアルバへ縦パス。アルバがすかさず柔らかなクロスを上げると、ゴール前に走り込んできたデパイが丁寧なヘディングシュートをゴール右隅へ流し込んだ。
今季初めて前半に3ゴールを挙げるなど、早くもチャビ就任効果が見受けられるバルセロナだったが、ハーフタイム突入直前にアクシデントが発生。攻撃の際に背後へスプリントしたファティが左ハムストリングを負傷して自ら交代を要求し、自力でのロッカールームに下がったものの、再離脱を強いられることになった。
迎えた後半、セルジ監督はすでにピッチを退いたファティに代えてアレックス・バルデ、1枚カードをもらっていたエリック・ガルシアに代えてアラウホを同じポジションに投入。だが、後半立ち上がりは同じくケビン、フラン・ベルトランと2選手を投入したホームチームの攻勢に晒される。
そして、サイドを起点に自陣へ押し込められた中、52分にはガランのグラウンダーの左クロスをGKテア・シュテーゲンがファンブルしたところを何とかアラウホがかき出すが、ゴール前に詰めたアスパスに押し込まれて1点を返される。
これでホームチームに勢いを与えてしまったバルセロナはこの試合2度目のアクシデントに見舞われる。59分、直前に豪快な持ち上がりを見せたニコが筋肉系のトラブルに見舞われてプレー続行不可能となり、リキ・プッチのスクランブル投入を余儀なくされた。
以降は過密日程による疲労が目立ち始めた中、防戦一方を強いられるバルセロナは、幾度かのピンチを相手のハンドによるゴール取り消しなどに救われ、辛くも2点のリードを維持。だが、74分には自陣中央でのボールロストから左サイドに展開されると、ボックス左でセルビが上げたクロスをフリーにしたノリートに頭で合せられて点差を1点に縮められる。
何とか逃げ切りたいアウェイチームはガビに代えてよりフレッシュなアブデを投入し、より堅守速攻の色合いを強めていく。
完全に足が止まり始めた試合終盤にかけては専守防衛の構えを見せる中、86分にはカウンターからF・デ・ヨングに試合を決めるチャンスが訪れるが、ボックス手前で放ったミドルシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
その後、ブスケッツやテア・シュテーゲンが遅延行為によるカードをもらうなど、泥臭い戦いで何とか勝ち点3を持ち帰ろうとしたバルセロナだったが、後半ラストプレーとなった96分には左右に揺さぶられてボックス中央でハビ・ガランから丁寧な落としを受けたアスパスに見事な左足のシュートを突き刺され、痛恨の失点。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、前半の楽勝ムードから一転、後半に不甲斐ないパフォーマンスに終始したセルジ暫定体制のラストマッチは厳しすぎるドローに終わり、チャビ新監督はリーグ4戦未勝利からの立て直しを図ることになった。
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