就任5年目で4度目のリーグ優勝、川崎Fの鬼木達監督が連覇を喜ぶ「ホームで決められて嬉しかった」
2021.11.03 17:45 Wed
3日、明治安田生命J1リーグ第34節の川崎フロンターレvs浦和レッズが行われ、1-1のドローに終わった。しかし、2位の横浜F・マリノスがガンバ大阪に0-1で敗戦。この結果、川崎Fの連覇となる4度目のJ1優勝が決定した。昨シーズンは史上最強ともいわれた川崎Fだが、今シーズンも開幕から好スタート。レジェンドである中村憲剛が昨シーズンで引退すると、日本代表MF守田英正がシーズン前にサンタ・クララ(ポルトガル)へ移籍。さらにMF田中碧(デュッセルドルフ)、MF三笘薫(ユニオン・サン=ジロワーズ)と主軸がシーズン中にも抜け、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)での隔離生活など厳しいシーズンになると思われた。
しかし、ここまで僅かに1敗と圧倒的な強さを見せ、34試合で勝ち点85と自身が持つ最多勝ち点記録をすでに更新。昨季を超える強さを見せつけてリーグ連覇を達成した。
試合後の記者会見に臨んだ鬼木達監督は「今日に関しては結果云々はありますが、ホームで大勢のサポーターの中で優勝できたことを嬉しく思います」とホームで優勝を決められたことを喜び、「勝って終わりたかったですが、1年間の積み重ねの結果なので、選手たちを誇らしく思います」と、勝ち切れない中でも奮闘した選手たちを称えた。
また「コロナ禍でサポーターが徐々に増えていって来る中で、ホームで決められたことが改めて嬉しかったです。試合は先制したので、追加点で突き放すところまで行きたかったですが、引き締まった試合はしてくれたと思います」と、内容を反省しながらも、ホームでの優勝決定を喜んだ。
その点について鬼木監督は「あのまま勝ち切りたい気持ちが出たのかわからないですが、ボールを奪った後に前に行くパワーがなく、奪って取られてというシーンが続いたので修正しなければいけないです」とコメント。「もう一度主導権を握るため、敵陣でどうプレーするかが課題となりました」と、反省し、次の試合に修正したいと語った。
改めて連覇を目標にしてきた川崎Fだが、苦しい中で優勝を掴んだ。選手たちに対しては「まずは、選手にはお疲れさんとおめでとうという話をしています」と語り、「それ以外のところはまだ続くので、次のゲーム、天皇杯でもう1つ獲ろうと話しています」と、ベスト4に残っている天皇杯の連覇に向けて、気を引き締めたようだ。
順調jに勝ち点を重ねる中で、苦しい時期もあった今シーズン。「今日の試合も、なかなか難しい形になりましたが、常に首位を走り続ける、優勝しようという思いをスタートからやり、中盤でこけそうな時期にも言ってきたので、気持ちのところは常に落ち着いてできたと思います」と語り、「今日は自分たちが勝ってもどうなのかわからない状態だったので、一戦必勝という気持ちでやってくれたと思います」と、まずは自分たちの結果を出すことに集中した結果が、優勝に繋がったとした。
前述の通り、昨シーズンは勝ち点84と史上最多の勝ち点を記録したが、今シーズンは34試合で記録更新となる「85」に。チーム数が2チーム増えている中、これまで同様の試合数でも最多勝ち点記録を更新している。
昨シーズンからの変化については「勝負強くなってきていると思います」と語る鬼木監督。「勝負強さは、気持ちだけでは勝負事は勝てなくて、経験や全体の意思統一、良いときにはどんどんいくし、難しい時は全員が把握して我慢の時間帯にしっかり我慢をするという使い分けが徐々にできているのかなと思います」と、チームとして同じ方向性でプレーできていることを挙げた。
ただ「それと同時に、拮抗したゲームが増えてきているので、そこはそうならないように、もっと色々なものを積み上げていきたいと思います」と、まだまだ相手を上回っていくためには必要なことがあると、課題も指摘した。
優勝を知ったタイミングについては「知ったのはゲームが終わってから」と語った鬼木監督。「試合が終わってからで、周りが喜ぶでもなく、悲しむでもなくという状況だったので、どういう状況だったのかはわかりませんでした」とコメント。「ガンバが1-0でリードしていて試合は終わっていないことは聞いて、あとは待つのみでした。勝ちきれなくて最後に決められてしまいましたが、優勝に対しては決まったら喜ぼうと話していました」と、どんな形でも優勝を喜びたいと選手たちには語っていたようだ。
最後に、今シーズンを戦うにあたり、主軸が抜けるなどチーム作りについても苦労した鬼木監督。その点について、話題に引っ張られないように、指摘されないためにもしっかりとチームを作り、選手たちを我慢して育てたと明かした。
「色々な要素に対して、シーズンの最初から引っ張られないようにしなければいけないと思っていました。結果が出なければ誰々が抜けたと、必ず話題になると思います。そうならないためにも、引っ張られないためにも、結果を残すことを考えていました」
「結果を出すために人のところをどう育てていくか。焦ってはなかなか人は育たないので、そこのせめぎ合いを意識しながら、マネジメントしていたというところです」
「(三笘)薫や(田中)碧が抜けた後も、そこはむしろ今まで選手たちが勢いよくやっていたものが停滞した時期でしたが、今まで通りと思っていましたが、我慢の時期という表現、勢いが足りなくなってもここを耐えればみんなが伸びると、プレッシャーを与えすぎないように進めてきました」
「自分の中ではそういうイメージで、焦れずに焦らず、自分にも言い聞かせていました。あとは選手がいるので、信じていれば必ず良い結果が生まれる。そう信じてずっと5年やっています」
就任から5シーズンで4度目の優勝。2度目の連覇と、一気に川崎Fをタイトルホルダーに相応しいチームへと進化させた鬼木監督。残りのシーズン、そして天皇杯の連覇へも邁進する。
試合後の記者会見に臨んだ鬼木達監督は「今日に関しては結果云々はありますが、ホームで大勢のサポーターの中で優勝できたことを嬉しく思います」とホームで優勝を決められたことを喜び、「勝って終わりたかったですが、1年間の積み重ねの結果なので、選手たちを誇らしく思います」と、勝ち切れない中でも奮闘した選手たちを称えた。
また「コロナ禍でサポーターが徐々に増えていって来る中で、ホームで決められたことが改めて嬉しかったです。試合は先制したので、追加点で突き放すところまで行きたかったですが、引き締まった試合はしてくれたと思います」と、内容を反省しながらも、ホームでの優勝決定を喜んだ。
前半、セットプレーの流れからDFジェジエウが押し込み先制した川崎F。しかし、その後はなかなか得点を奪えず、後半は浦和に押し込まれる展開となった。
その点について鬼木監督は「あのまま勝ち切りたい気持ちが出たのかわからないですが、ボールを奪った後に前に行くパワーがなく、奪って取られてというシーンが続いたので修正しなければいけないです」とコメント。「もう一度主導権を握るため、敵陣でどうプレーするかが課題となりました」と、反省し、次の試合に修正したいと語った。
改めて連覇を目標にしてきた川崎Fだが、苦しい中で優勝を掴んだ。選手たちに対しては「まずは、選手にはお疲れさんとおめでとうという話をしています」と語り、「それ以外のところはまだ続くので、次のゲーム、天皇杯でもう1つ獲ろうと話しています」と、ベスト4に残っている天皇杯の連覇に向けて、気を引き締めたようだ。
順調jに勝ち点を重ねる中で、苦しい時期もあった今シーズン。「今日の試合も、なかなか難しい形になりましたが、常に首位を走り続ける、優勝しようという思いをスタートからやり、中盤でこけそうな時期にも言ってきたので、気持ちのところは常に落ち着いてできたと思います」と語り、「今日は自分たちが勝ってもどうなのかわからない状態だったので、一戦必勝という気持ちでやってくれたと思います」と、まずは自分たちの結果を出すことに集中した結果が、優勝に繋がったとした。
前述の通り、昨シーズンは勝ち点84と史上最多の勝ち点を記録したが、今シーズンは34試合で記録更新となる「85」に。チーム数が2チーム増えている中、これまで同様の試合数でも最多勝ち点記録を更新している。
昨シーズンからの変化については「勝負強くなってきていると思います」と語る鬼木監督。「勝負強さは、気持ちだけでは勝負事は勝てなくて、経験や全体の意思統一、良いときにはどんどんいくし、難しい時は全員が把握して我慢の時間帯にしっかり我慢をするという使い分けが徐々にできているのかなと思います」と、チームとして同じ方向性でプレーできていることを挙げた。
ただ「それと同時に、拮抗したゲームが増えてきているので、そこはそうならないように、もっと色々なものを積み上げていきたいと思います」と、まだまだ相手を上回っていくためには必要なことがあると、課題も指摘した。
優勝を知ったタイミングについては「知ったのはゲームが終わってから」と語った鬼木監督。「試合が終わってからで、周りが喜ぶでもなく、悲しむでもなくという状況だったので、どういう状況だったのかはわかりませんでした」とコメント。「ガンバが1-0でリードしていて試合は終わっていないことは聞いて、あとは待つのみでした。勝ちきれなくて最後に決められてしまいましたが、優勝に対しては決まったら喜ぼうと話していました」と、どんな形でも優勝を喜びたいと選手たちには語っていたようだ。
最後に、今シーズンを戦うにあたり、主軸が抜けるなどチーム作りについても苦労した鬼木監督。その点について、話題に引っ張られないように、指摘されないためにもしっかりとチームを作り、選手たちを我慢して育てたと明かした。
「色々な要素に対して、シーズンの最初から引っ張られないようにしなければいけないと思っていました。結果が出なければ誰々が抜けたと、必ず話題になると思います。そうならないためにも、引っ張られないためにも、結果を残すことを考えていました」
「結果を出すために人のところをどう育てていくか。焦ってはなかなか人は育たないので、そこのせめぎ合いを意識しながら、マネジメントしていたというところです」
「(三笘)薫や(田中)碧が抜けた後も、そこはむしろ今まで選手たちが勢いよくやっていたものが停滞した時期でしたが、今まで通りと思っていましたが、我慢の時期という表現、勢いが足りなくなってもここを耐えればみんなが伸びると、プレッシャーを与えすぎないように進めてきました」
「自分の中ではそういうイメージで、焦れずに焦らず、自分にも言い聞かせていました。あとは選手がいるので、信じていれば必ず良い結果が生まれる。そう信じてずっと5年やっています」
就任から5シーズンで4度目の優勝。2度目の連覇と、一気に川崎Fをタイトルホルダーに相応しいチームへと進化させた鬼木監督。残りのシーズン、そして天皇杯の連覇へも邁進する。
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