クロップ監督がアトレティコとの再戦に興奮 「スーパーなチームとのビッグマッチだ」

2021.11.03 14:09 Wed
Getty Images
リバプールのユルゲン・クロップ監督がチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出へ向けた意気込みを示した。クラブ公式サイトが伝えている。

リバプールは3日にホームで行われるCLグループB第4節でアトレティコ・マドリーと対戦する。3戦全勝を飾りグループ首位に立つリバプールはこの試合に勝利すると、2試合を残しての決勝トーナメント進出が決定する状況だ。
試合の前日会見に出席したクロップ監督は前回、3-2で勝利した相手との再戦も厳しい戦いになるだろうと予想。そのうえで、今季やや失点の多いチームの守備改善に努めていきたいと語った。

「アトレティコはディエゴ(・シメオネ)が指揮を執ってからの歴史のなかでフレンドリーな試合をしたことはなく、そこに期待はできないだろう。彼らが勝ち点3を必要としているのは明らかだ」

「ホームでのCLは4~5週間前のミラン戦以来だから、ずいぶん前に感じるね。昨季にCL出場権を獲得したときはこうした夜を過ごせることがわかっていたからとても嬉しかった」
「前回対戦の序盤はとても良く、信じられないようなゴールを決め、試合を支配していた。しかし、その後はゴールを許してしまい、スタジアムの雰囲気が格別となり、本当にタフな試合になったと思う。そして今回もタフな試合になるだろうね。アトレティコには独特のプレースタイルがあり、我々もそうだ」

「我々が完璧でないことは、以前からわかっている。我々はより良い状況で守備をする必要があるだろう。ただ、今シーズンにアリ(アリソン・ベッカー)が何度クリーンシートを達成したかわからない。1つの試合だけを見て、こうした議論はできないものだ。ユナイテッドに5-0で勝ち世界がバラ色になったと思ったら、次の瞬間にはブライトンと2-2で大問題さ。実際にはどちらでもない」

「我々は改善しなければならない。ブライトン戦ではボールをキープすることが最良の防御方法だったはずだが、それをできなかったことが問題だった。それと明日の試合は関係ないが、全体的な守備は改善する必要があるだろう。アトレティコは非常に優れたチームだから、明日の夜はそれができるよう頑張りたい」

「タフな試合になるのは理解しているが、ここは我々のホームであり、他のチームにもそれを感じてもらいたいね。明日の夜は非常に感情的な試合となるから、本当に特別な雰囲気を作りたい。監督だけでなく選手も感情的となり、決意の固い両チームがあり、素晴らしい態度ですべてを懸けて戦う。明日の試合がとても楽しみだ。スーパーなチームとのビッグマッチだが、我々も悪くはない」

また、クロップ監督は前回の対戦後にディエゴ・シメオネ監督が握手をせず、話題になったことにも言及。それが相手の信条だと理解した現在は、何も問題はないと強調している。

「いつも言っているが、彼の仕事をとても尊敬している。彼がアトレティコで成し遂げたこと、そしてそれをいつまでも続けていることは本当に素晴らしい。もし彼が握手をしない主義だと知っていたら、それをしようとは思わなかったよ」

「今は彼が試合後に握手をしたくないと知っているから大丈夫だ。まぁ、実際には試合前に握手をしており、明日の夜もおそらくそうなるだろうね。でも試合後にはしないよ。問題もない」
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