【CLグループ第4節プレビュー①】崖っぷちバルサが新体制初勝利狙う! バイエルンら3チームに今節突破の可能性
2021.11.02 18:00 Tue
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第4節が11月2日と3日に開催される。ここではグループステージ第4節1日目となるグループE~Hの戦いを展望を紹介していく。
優勝候補バイエルン(勝ち点9)の圧倒的な強さが際立つグループEは、ベンフィカ(勝ち点4)と3位のバルセロナ(勝ち点3)による熾烈な2位争いに注目が集まる。今節の戦いを制して次節の直接対決を上位で迎えるのどちらのチームとなるか…。
ホームで行われた前節のディナモ・キエフ(勝ち点1)戦を1-0で競り勝ったバルセロナだが、直後に行われたレアル・マドリーとのエル・クラシコ、ラージョ戦に連敗した結果、クーマン前監督が電撃解任となった。直前までバルセロナBを率いていたセルジ・バルフアンを暫定指揮官に据えて臨んだ直近のアラベス戦では消化不良の1-1のドロー。さらに、ふくらはぎを痛めたDFピケと心臓の問題で検査入院を余儀なくされたFWアグエロが戦線離脱と、MFペドリやMFフレンキー・デ・ヨングに続く新たな離脱者まで出してしまった。
セルジ暫定体制初勝利を目指すディナモ・キエフとのアウェイゲームではFWアンス・ファティとFWデンベレがメンバー入りもコンディションに不安があり、エースFWデパイに大きな負担がかかる攻撃陣は懸念材料。不振続くMFコウチーニョやFWルーク・デ・ヨングらの奮起、MFガビに続く新たなカンテラーノの台頭が待たれる。
ここまで3試合連続で3ゴール以上を奪って全勝のバイエルンは、今節の勝利で自力での決勝トーナメント進出が決定する。先月27日に行われたボルシアMGとのDFBポカールでは屈辱的な0-5の惨敗を喫したが、直近のウニオン・ベルリン戦ではFWレヴァンドフスキのドッペルパックの活躍などで5-2の快勝。きっちりバウンスバックを達成し、ホームでのベンフィカとのリターンマッチに臨む。前回対戦では4-0で圧勝しているものの、GKノイアーの2つのビッグセーブやFWサネの見事な直接FKが決まらなければ、引き分けや負けの可能性もあっただけに、ポカールの大敗を教訓に気を引き締めて臨みたい。
【グループE】
▽11/2(火)
《29:00》
ディナモ・キエフ vs バルセロナ
バイエルン vs ベンフィカ
◆ダービー控えるユナイテッド、混戦抜け出す3連勝なるか~グループF~
三つ巴の争いが予想されたグループFでは、ヤング・ボーイズ(勝ち点3)がマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点6)に金星を挙げたこともあり、前半戦終了時点で全チームが少なくとも1勝を挙げている混戦模様だ。そのため、今節では突破チームは決まらないが、上位2チームが突破に王手をかけるか、下位2チームのリベンジによって更なる混戦となるか、重要な一節となるはずだ。
まさかの敗戦スタートからビジャレアル、アタランタとのホーム連戦をいずれも劇的な逆転勝利で連勝した首位のユナイテッド。ただ、アタランタ戦の興奮冷めやらぬ中で臨んだリバプールとのリーグ戦ではホームで0-5の屈辱的な惨敗。リーグ4戦未勝利という不振を受け、スールシャール監督の解任の可能性が盛んに報じられたが、背水の陣で臨んだ直近のトッテナム戦では[3-5-2]へのシステム変更が完璧に機能。FWクリスティアーノ・ロナウドとFWカバーニの2トップ揃い踏みの活躍に公式戦11戦ぶりのクリーンシートという最高な内容で3-0の快勝を収めた。
そして、今週末に宿敵マンチェスター・シティとの重要なダービーを控える中、今節はアタランタとのリターンレグに臨む。チームにとってはどちらの試合も重要だが、ベテラン2トップの3戦連続継続起用はリスクも大きく、ノルウェー人指揮官の採用する布陣や用兵に注目したい。
一方、敵地での前回対戦では前半に2点を先行しながらも、最終ラインの負傷者の影響などもあり、最終的に厳しい逆転負けとなった3位のアタランタ(勝ち点4)。その一戦以降は直近のラツィオ戦で2度のビハインドを追いつく劇的なゲームを演じたものの、1勝2分けと今一つ乗り切れない。とりわけ、公式戦6試合連続失点中の守備の立て直しがユナイテッド戦勝利のカギを握る。
アタランタvsユナイテッドの結果次第で首位浮上の可能性がある2位のビジャレアル(勝ち点4)は、最下位のヤング・ボーイズ相手に連勝を狙う。敵地での前回対戦ではFWジェレミ・ピノ、FWジェラール・モレノのスペイン代表コンビの活躍などもあり、決定力の差を見せつけて4-1の快勝を収めた昨季のヨーロッパリーグ王者。だが、不振が続くリーグ戦ではアスレティック・ビルバオ、バレンシアに敗戦を喫するなど、4戦未勝利と苦境に陥る。直近3試合連続複数失点中の守備に加え、ジェラール・モレノが再離脱した攻撃面と多くの問題を抱える中、攻守両面でアグレッシブさが光るスイス王者に勝ち切ることはできるか。
【グループF】
▽11/2(火)
《29:00》
ビジャレアル vs ヤング・ボーイズ
アタランタ vs マンチェスター・ユナイテッド
◆新生ヴォルフスブルクvs突破懸かるザルツブルク~グループG~
本命不在のグループGでは本命と思われたセビージャが3試合連続ドローと思わぬ苦戦を強いられている中、2連勝中のレッドブル・ザルツブルク(勝ち点7)が首位に立つ。そして、今節で勝利した場合、ザルツブルクは一足先に混戦を抜け出すことになる。
前節、FWアデイェミとFWオカフォルの活躍によってヴォルフスブルクに3-1の快勝を収めたザルツブルクは、国内リーグでも開幕から無敗継続と好調を維持。その好調をけん引する前述の2選手ら攻撃陣は直近の2試合でもきっちり結果を残しており、アウェイで戦うリターンレグに良い形で臨めるはずだ。
一方、僅差でグループ最下位に沈むヴォルフスブルク(勝ち点2)は、先月24日にファン・ボメル前監督を解任。前ブレーメンのコーフェルト監督を新指揮官に据え、ここからの逆転突破を目指す。その新体制初陣となった先週末のリーグ戦では強豪レバークーゼンに2-0で勝利し、公式戦8試合ぶりの勝利。最高の形で新体制をスタートさせている。前回対戦を見れば、ザルツブルク相手に難しい戦いが予想されるが、ホーム初采配の新指揮官の下でグループステージ初勝利を目指す。
前回対戦を0-0のドローで終えた2位のセビージャ(勝ち点3)と、3位のリール(勝ち点2)のリターンマッチは引き続き拮抗した戦いが予想される。
国内リーグと異なり、全体的に硬さが見受けられるセビージャは、エースFWエン=ネシリの戦列復帰によってほぼ主力が戻ってきており、5枚の交代カードの切り方を含め、よりアグレッシブな戦いが求められる。ラ・リーガでは直近の3試合の内、2試合で複数ゴールを上げており、FWオカンポスらの復調は大きなプラス材料だ。また、DFジエゴ・カルロスがこの間に2ゴールを上げており、接戦をモノにする上で重要なセットプレーで存在感を発揮してくれそうだ。
対するリールは直近のパリ・サンジェルマン戦での敗戦によって公式戦4試合未勝利と苦境が続く。攻撃面においては2戦連発中のFWデイビッドへの依存が顕著となっており、FWブラク・ユルマズやFWイコネ、FWウェアといったアタッカー陣の奮起が求められる。
【グループG】
▽11/2(火)
《26:45》
ヴォルフスブルク vs ザルツブルク
《29:00》
セビージャ vs リール
◆ユーベ、突破決定で不振リーグ戦に集中できるか~グループH~
2強2弱の構成となったグループGは前半戦終了時点で全勝のユベントス(勝ち点9)が首位、2勝のチェルシー(勝ち点6)が2位と戦前の予想通りに近い形で進んでいる。後半戦の初戦となる今節は3位のゼニト(勝ち点3)と直接対峙するユベントスに突破の可能性がある。
前節、敵地でのゼニト戦を試合終盤のMFクルゼフスキのゴールによって公式戦4試合連続でウノゼロを達成したユベントス。だが、直後のインテルとのデルビーを1-1のドローで終え、公式戦の連勝が「6」でストップすると、以降はサッスオーロ、ヴェローナとプロヴィンチアの格下相手にまさかの連敗。9位に甘んじる屈辱を味わっている。
引き分け以上で突破を決められる今回のゼニトとのリターンレグでは、セリエAでの失態を払しょくする勝利を挙げると共に、残り2試合を消化試合にすることでリーグ戦に集中できる環境を整えたい。ただ、対戦相手のゼニトは直近のスパルタク・モスクワ(7-1)、ディナモ・モスクワ(4-1)との強豪対決を連勝しており、MFクラウジーニョやFWアズムンら好調な攻撃陣は脅威となるはずだ。これまで通り、守備をベースにFWモラタとFWディバラらアタッカー陣には決定的な仕事が求められる。
そのユベントスに唯一の敗戦を喫し、2位に甘んじるチェルシーは4-0で圧勝した前回のマルメ(勝ち点0)戦でFWルカクとFWヴェルナーの2トップを負傷で失ったが、以降の公式戦では中盤の選手たちがゴールスコアラーとして躍動し3連勝中だ。
今季最多の7ゴールを挙げたノリッジ戦ではMFマウントがハットトリック、3-0で勝利した直近のニューカッスル戦ではウイングバック起用のDFリース・ジェームズが初の1試合2ゴールと見事な決定力を発揮。引き続き2トップを含む数人の主力を欠くことになるが、実力差があるマルメ相手に3勝目を手にして突破に王手をかける可能性は高い。
【グループH】
▽11/2(火)
《26:45》
マルメ vs チェルシー
《29:00》
ユベントス vs ゼニト
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◆苦境バルサが新体制初勝利、バイエルンが突破目指す~グループE~Getty Images
優勝候補バイエルン(勝ち点9)の圧倒的な強さが際立つグループEは、ベンフィカ(勝ち点4)と3位のバルセロナ(勝ち点3)による熾烈な2位争いに注目が集まる。今節の戦いを制して次節の直接対決を上位で迎えるのどちらのチームとなるか…。
セルジ暫定体制初勝利を目指すディナモ・キエフとのアウェイゲームではFWアンス・ファティとFWデンベレがメンバー入りもコンディションに不安があり、エースFWデパイに大きな負担がかかる攻撃陣は懸念材料。不振続くMFコウチーニョやFWルーク・デ・ヨングらの奮起、MFガビに続く新たなカンテラーノの台頭が待たれる。
ここまで3試合連続で3ゴール以上を奪って全勝のバイエルンは、今節の勝利で自力での決勝トーナメント進出が決定する。先月27日に行われたボルシアMGとのDFBポカールでは屈辱的な0-5の惨敗を喫したが、直近のウニオン・ベルリン戦ではFWレヴァンドフスキのドッペルパックの活躍などで5-2の快勝。きっちりバウンスバックを達成し、ホームでのベンフィカとのリターンマッチに臨む。前回対戦では4-0で圧勝しているものの、GKノイアーの2つのビッグセーブやFWサネの見事な直接FKが決まらなければ、引き分けや負けの可能性もあっただけに、ポカールの大敗を教訓に気を引き締めて臨みたい。
対するベンフィカは前回対戦の大敗のショックの影響か、直近のリーグ戦2試合では思わぬ苦戦が続く。敗戦直後のヴィゼラ戦はMFラファ・シウバの後半アディショナルタイムの劇的ゴールで勝ち切ったものの、先週末のエストリル戦では逆に後半アディショナルタイムの失点で逃げ切りに失敗し、1-1のドローに終わった。前回対戦に加え、直近のリーグ戦では3試合複数得点がなく、FWヌニェスやFWヤレムチュクの奮起が求められるところだ。
【グループE】
▽11/2(火)
《29:00》
ディナモ・キエフ vs バルセロナ
バイエルン vs ベンフィカ
◆ダービー控えるユナイテッド、混戦抜け出す3連勝なるか~グループF~
Getty Images
三つ巴の争いが予想されたグループFでは、ヤング・ボーイズ(勝ち点3)がマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点6)に金星を挙げたこともあり、前半戦終了時点で全チームが少なくとも1勝を挙げている混戦模様だ。そのため、今節では突破チームは決まらないが、上位2チームが突破に王手をかけるか、下位2チームのリベンジによって更なる混戦となるか、重要な一節となるはずだ。
まさかの敗戦スタートからビジャレアル、アタランタとのホーム連戦をいずれも劇的な逆転勝利で連勝した首位のユナイテッド。ただ、アタランタ戦の興奮冷めやらぬ中で臨んだリバプールとのリーグ戦ではホームで0-5の屈辱的な惨敗。リーグ4戦未勝利という不振を受け、スールシャール監督の解任の可能性が盛んに報じられたが、背水の陣で臨んだ直近のトッテナム戦では[3-5-2]へのシステム変更が完璧に機能。FWクリスティアーノ・ロナウドとFWカバーニの2トップ揃い踏みの活躍に公式戦11戦ぶりのクリーンシートという最高な内容で3-0の快勝を収めた。
そして、今週末に宿敵マンチェスター・シティとの重要なダービーを控える中、今節はアタランタとのリターンレグに臨む。チームにとってはどちらの試合も重要だが、ベテラン2トップの3戦連続継続起用はリスクも大きく、ノルウェー人指揮官の採用する布陣や用兵に注目したい。
一方、敵地での前回対戦では前半に2点を先行しながらも、最終ラインの負傷者の影響などもあり、最終的に厳しい逆転負けとなった3位のアタランタ(勝ち点4)。その一戦以降は直近のラツィオ戦で2度のビハインドを追いつく劇的なゲームを演じたものの、1勝2分けと今一つ乗り切れない。とりわけ、公式戦6試合連続失点中の守備の立て直しがユナイテッド戦勝利のカギを握る。
アタランタvsユナイテッドの結果次第で首位浮上の可能性がある2位のビジャレアル(勝ち点4)は、最下位のヤング・ボーイズ相手に連勝を狙う。敵地での前回対戦ではFWジェレミ・ピノ、FWジェラール・モレノのスペイン代表コンビの活躍などもあり、決定力の差を見せつけて4-1の快勝を収めた昨季のヨーロッパリーグ王者。だが、不振が続くリーグ戦ではアスレティック・ビルバオ、バレンシアに敗戦を喫するなど、4戦未勝利と苦境に陥る。直近3試合連続複数失点中の守備に加え、ジェラール・モレノが再離脱した攻撃面と多くの問題を抱える中、攻守両面でアグレッシブさが光るスイス王者に勝ち切ることはできるか。
【グループF】
▽11/2(火)
《29:00》
ビジャレアル vs ヤング・ボーイズ
アタランタ vs マンチェスター・ユナイテッド
◆新生ヴォルフスブルクvs突破懸かるザルツブルク~グループG~
Getty Images
本命不在のグループGでは本命と思われたセビージャが3試合連続ドローと思わぬ苦戦を強いられている中、2連勝中のレッドブル・ザルツブルク(勝ち点7)が首位に立つ。そして、今節で勝利した場合、ザルツブルクは一足先に混戦を抜け出すことになる。
前節、FWアデイェミとFWオカフォルの活躍によってヴォルフスブルクに3-1の快勝を収めたザルツブルクは、国内リーグでも開幕から無敗継続と好調を維持。その好調をけん引する前述の2選手ら攻撃陣は直近の2試合でもきっちり結果を残しており、アウェイで戦うリターンレグに良い形で臨めるはずだ。
一方、僅差でグループ最下位に沈むヴォルフスブルク(勝ち点2)は、先月24日にファン・ボメル前監督を解任。前ブレーメンのコーフェルト監督を新指揮官に据え、ここからの逆転突破を目指す。その新体制初陣となった先週末のリーグ戦では強豪レバークーゼンに2-0で勝利し、公式戦8試合ぶりの勝利。最高の形で新体制をスタートさせている。前回対戦を見れば、ザルツブルク相手に難しい戦いが予想されるが、ホーム初采配の新指揮官の下でグループステージ初勝利を目指す。
前回対戦を0-0のドローで終えた2位のセビージャ(勝ち点3)と、3位のリール(勝ち点2)のリターンマッチは引き続き拮抗した戦いが予想される。
国内リーグと異なり、全体的に硬さが見受けられるセビージャは、エースFWエン=ネシリの戦列復帰によってほぼ主力が戻ってきており、5枚の交代カードの切り方を含め、よりアグレッシブな戦いが求められる。ラ・リーガでは直近の3試合の内、2試合で複数ゴールを上げており、FWオカンポスらの復調は大きなプラス材料だ。また、DFジエゴ・カルロスがこの間に2ゴールを上げており、接戦をモノにする上で重要なセットプレーで存在感を発揮してくれそうだ。
対するリールは直近のパリ・サンジェルマン戦での敗戦によって公式戦4試合未勝利と苦境が続く。攻撃面においては2戦連発中のFWデイビッドへの依存が顕著となっており、FWブラク・ユルマズやFWイコネ、FWウェアといったアタッカー陣の奮起が求められる。
【グループG】
▽11/2(火)
《26:45》
ヴォルフスブルク vs ザルツブルク
《29:00》
セビージャ vs リール
◆ユーベ、突破決定で不振リーグ戦に集中できるか~グループH~
Getty Images
2強2弱の構成となったグループGは前半戦終了時点で全勝のユベントス(勝ち点9)が首位、2勝のチェルシー(勝ち点6)が2位と戦前の予想通りに近い形で進んでいる。後半戦の初戦となる今節は3位のゼニト(勝ち点3)と直接対峙するユベントスに突破の可能性がある。
前節、敵地でのゼニト戦を試合終盤のMFクルゼフスキのゴールによって公式戦4試合連続でウノゼロを達成したユベントス。だが、直後のインテルとのデルビーを1-1のドローで終え、公式戦の連勝が「6」でストップすると、以降はサッスオーロ、ヴェローナとプロヴィンチアの格下相手にまさかの連敗。9位に甘んじる屈辱を味わっている。
引き分け以上で突破を決められる今回のゼニトとのリターンレグでは、セリエAでの失態を払しょくする勝利を挙げると共に、残り2試合を消化試合にすることでリーグ戦に集中できる環境を整えたい。ただ、対戦相手のゼニトは直近のスパルタク・モスクワ(7-1)、ディナモ・モスクワ(4-1)との強豪対決を連勝しており、MFクラウジーニョやFWアズムンら好調な攻撃陣は脅威となるはずだ。これまで通り、守備をベースにFWモラタとFWディバラらアタッカー陣には決定的な仕事が求められる。
そのユベントスに唯一の敗戦を喫し、2位に甘んじるチェルシーは4-0で圧勝した前回のマルメ(勝ち点0)戦でFWルカクとFWヴェルナーの2トップを負傷で失ったが、以降の公式戦では中盤の選手たちがゴールスコアラーとして躍動し3連勝中だ。
今季最多の7ゴールを挙げたノリッジ戦ではMFマウントがハットトリック、3-0で勝利した直近のニューカッスル戦ではウイングバック起用のDFリース・ジェームズが初の1試合2ゴールと見事な決定力を発揮。引き続き2トップを含む数人の主力を欠くことになるが、実力差があるマルメ相手に3勝目を手にして突破に王手をかける可能性は高い。
【グループH】
▽11/2(火)
《26:45》
マルメ vs チェルシー
《29:00》
ユベントス vs ゼニト
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