アトレティコとソシエダの首位攻防戦は痛み分け! スアレスのドブレーテで2点差追いつく《ラ・リーガ》
2021.10.25 05:58 Mon
ラ・リーガ第10節、アトレティコ・マドリーvsレアル・ソシエダが24日にワンダ・メトロポリターノで行われ、2-2のドローに終わった。
前々節のバルセロナ戦に完勝して勢いに乗るアトレティコだったが、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではホームでリバプールに2-3で敗戦。2点差を追いつく原動力となったグリーズマンが不運な形で一発退場となった中、粘り強く守ったものの、ショックが残る形の敗戦となった。その敗戦からのバウンスバックを図るシメオネ率いるチームは先発2人を変更。コンドグビアとカラスコをベンチに置き、ロージとルイス・スアレスを起用。前線に右からグリーズマン、スアレス、フェリックスを並べた[4-3-3]に並びも変更した。
対するソシエダはバルセロナとの開幕戦の敗戦以降、6勝2分けの8戦無敗と好調を維持。前節のマジョルカ戦では前半に退場者を出したが、試合終盤に新鋭ロベーテが奪った値千金のゴールによって1-0の勝利。1試合消化試合数が多いものの、首位に浮上した。昨季王者のホームに乗り込んだ一戦では、直近のヨーロッパリーグ(EL)から先発数人を変更。エースのオヤルサバルが不在となった中、イサクとセルロートの2トップで臨んだ。
試合は見慣れない変則の[3-5-2]の布陣で臨んだアウェイチームがいきなり先手を奪う。7分、ハーフウェイライン付近でのボール奪取からシルバの横パスをメリノが右サイドに流れるイサクにダイレクトで繋ぐ。すかさず中央に走り込む、セルロートに折り返しが通ると、ノルウェー代表FWが飛び出したGKオブラクの寸前で左足のシュートを無人のゴールへ流し込んだ。
一方、前半の内に追いつきたいアトレティコは好調のフェリックス、グリーズマンの両翼を起点に攻め手を窺う中、やや強引にフィニッシュまで持ち込んでいくが、集中したアウェイチームの守備を前になかなか普段通りの崩しを見せられず。幾度か得たセットプレーのチャンスもモノにできず、完全に攻撃が手詰まりとなった状態でハーフタイムを迎えることになった。
ハーフタイム明けにレマルを下げてカラスコを最初のカードとして切ったアトレティコだが、前半同様に出端をくじかれる。48分、ボックス手前左で与えたFKの場面でキッカーのイサクに人数をかけた壁とは逆のオープンサイドに低い弾道の鋭いシュートを蹴られると、GKオブラクはボールの出どころが見えづらかったか、一瞬反応が遅れてゴール右隅に決められた。
セルロートに続きイサクにも今季リーグ戦初ゴールを献上したアトレティコは、58分にロージとデ・パウルを下げてコンドグビア、アンヘル・コレアを投入し、さらに前がかる。すると、61分には左サイドでのカラスコとのパス交換からフェリックスが右足インスウィングで上げたクロスをゴール前にタイミング良く入り込んだスアレスが頭で合わせ、反撃の狼煙を上げるゴールを挙げる。
一方、この失点によってスタジアムの空気が一気に変わった中、ソシエダはシルバとイサク、サルドゥアに代えてポルトゥ、ベニャト、パチェコと守備的な交代カードを切って逃げ切りを意識した戦い方にシフトしていく。
相手にフレッシュな選手が入ったことで、畳みかける攻めとはいかなかったアトレティコだったが、思わぬ形から同点に追いつく。77分、ボックス内でクロスに反応したスアレスに対して、メリノのスパイクがふくらはぎに接触。すると、オンフィールドレビューの結果、アトレティコにPKが与えられる。これをスアレス自ら冷静に決めてドブレーテを達成した。
これで一気にアトレティコがまくるかに思われたが、リバプール戦の疲労とここまでパワーを使った影響によって徐々にトーンダウン。それでも、今季驚異的な強さを見せる後半アディショナルタイムに見せ場を作ろうと、最後の力を振り絞る。だが、コレアやカラスコらの積極的な仕掛け、パワプレー気味の仕掛けもソシエダに撥ね返されて試合はこのままタイムアップ。
白熱の首位攻防戦は痛み分けのドローに終わり、ソシエダが暫定ながら首位キープに成功している。
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今後の覇権争いを左右する4位のアトレティコ(勝ち点17)と、首位のソシエダ(勝ち点20)による上位対決。対するソシエダはバルセロナとの開幕戦の敗戦以降、6勝2分けの8戦無敗と好調を維持。前節のマジョルカ戦では前半に退場者を出したが、試合終盤に新鋭ロベーテが奪った値千金のゴールによって1-0の勝利。1試合消化試合数が多いものの、首位に浮上した。昨季王者のホームに乗り込んだ一戦では、直近のヨーロッパリーグ(EL)から先発数人を変更。エースのオヤルサバルが不在となった中、イサクとセルロートの2トップで臨んだ。
試合は見慣れない変則の[3-5-2]の布陣で臨んだアウェイチームがいきなり先手を奪う。7分、ハーフウェイライン付近でのボール奪取からシルバの横パスをメリノが右サイドに流れるイサクにダイレクトで繋ぐ。すかさず中央に走り込む、セルロートに折り返しが通ると、ノルウェー代表FWが飛び出したGKオブラクの寸前で左足のシュートを無人のゴールへ流し込んだ。
今夏、RBライプツィヒから加入したセルロートのプリメーラ初ゴールで先手を奪ったソシエダは、前がかりになったホームチームの攻勢を受け止めながらカウンターで2点目に迫る。14分と25分にはいずれもセルロートのお膳立てからボックス内でイサク、ダビド・シルバと良い形でフィニッシュに持ち込むが、GKオブラクの好守に遭う。
一方、前半の内に追いつきたいアトレティコは好調のフェリックス、グリーズマンの両翼を起点に攻め手を窺う中、やや強引にフィニッシュまで持ち込んでいくが、集中したアウェイチームの守備を前になかなか普段通りの崩しを見せられず。幾度か得たセットプレーのチャンスもモノにできず、完全に攻撃が手詰まりとなった状態でハーフタイムを迎えることになった。
ハーフタイム明けにレマルを下げてカラスコを最初のカードとして切ったアトレティコだが、前半同様に出端をくじかれる。48分、ボックス手前左で与えたFKの場面でキッカーのイサクに人数をかけた壁とは逆のオープンサイドに低い弾道の鋭いシュートを蹴られると、GKオブラクはボールの出どころが見えづらかったか、一瞬反応が遅れてゴール右隅に決められた。
セルロートに続きイサクにも今季リーグ戦初ゴールを献上したアトレティコは、58分にロージとデ・パウルを下げてコンドグビア、アンヘル・コレアを投入し、さらに前がかる。すると、61分には左サイドでのカラスコとのパス交換からフェリックスが右足インスウィングで上げたクロスをゴール前にタイミング良く入り込んだスアレスが頭で合わせ、反撃の狼煙を上げるゴールを挙げる。
一方、この失点によってスタジアムの空気が一気に変わった中、ソシエダはシルバとイサク、サルドゥアに代えてポルトゥ、ベニャト、パチェコと守備的な交代カードを切って逃げ切りを意識した戦い方にシフトしていく。
相手にフレッシュな選手が入ったことで、畳みかける攻めとはいかなかったアトレティコだったが、思わぬ形から同点に追いつく。77分、ボックス内でクロスに反応したスアレスに対して、メリノのスパイクがふくらはぎに接触。すると、オンフィールドレビューの結果、アトレティコにPKが与えられる。これをスアレス自ら冷静に決めてドブレーテを達成した。
これで一気にアトレティコがまくるかに思われたが、リバプール戦の疲労とここまでパワーを使った影響によって徐々にトーンダウン。それでも、今季驚異的な強さを見せる後半アディショナルタイムに見せ場を作ろうと、最後の力を振り絞る。だが、コレアやカラスコらの積極的な仕掛け、パワプレー気味の仕掛けもソシエダに撥ね返されて試合はこのままタイムアップ。
白熱の首位攻防戦は痛み分けのドローに終わり、ソシエダが暫定ながら首位キープに成功している。
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