ハマーズがエースFWアントニオのゴールでダービー制す! 敗れたスパーズは今季4敗目…《プレミアリーグ》
2021.10.24 23:59 Sun
プレミアリーグ第9節、ウェストハムvsトッテナムが24日にロンドン・スタジアムで行われ、ホームのウェストハムが1-0で勝利した。
開幕3連勝から3連敗、そこからの2連勝と出入りの激しい序盤戦を過ごすトッテナム。3連勝を目指す今節は難敵ウェストハムとの敵地でのダービーに臨んだ。ミッドウィークに行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)で先発全員を入れ替えてフィテッセに0-1で敗戦した中、ヌーノ監督はロンドンに残したニューカッスル戦のスタメン全員を起用。1トップにケイン、2列目に右からルーカス・モウラ、エンドンベレ、ソン・フンミンが入った。
一方、前節エバートンとの接戦をモノにしたウェストハムはトッテナムと異なり、ヨーロッパリーグ(EL)のヘンク戦ではライス、ソウチェクといった一部主力と控えメンバーの混合布陣で3-0の快勝。その試合からアントニオやズマ、ベンラーマ、フォルナルスらが復帰した。
立ち上がりから長いボールが飛び交い、落ち着かない状況が続く中、こういった戦いをより得意とするウェストハムが先に決定機を作る。8分、右サイドでボーエンが右足で上げたクロスをファーでフリーのフォルナルスが右足のジャンピングボレーで合わすが、枠の左下隅を捉えたシュートはGKロリスが冷静にはじき出す。
直後にトッテナムもケインのミドルスルーパスからソン・フンミンとルーカスがボックス内に侵入し、ルーカスが反転シュートを放って惜しいベマンを作り出すと、24分にはロメロの見事な潰しからの縦パスでカウンターを仕掛け、エンドンベレのスルーパスに抜け出したソン・フンミンがボックス右に持ち込んで右足を振るが、これはやや力なくGKファビアンスキのセーブに遭う。
前半半ばから終盤にかけても睨み合いが続く。互いの守備陣、攻撃陣が見ごたえのあるマッチアップを繰り広げる中、要所で相手の守備をかいくぐっては際どいシーンまで持ち込む。前半終了間際の44分にはルーカスの中央突破を起点に左サイド深くでレギロンが上げた浮き球のクロスを、ファーで完全に競り勝ったケインが渾身のヘディングシュート。だが、これはGKファビアンスキの好守に遭い、試合はゴールレスのままハーフタイムを迎えた。
後半も互いにアグレッシブな入りを見せた中、トッテナムは50分に決定機。エンドンベレ、ルーカスで中央の密集をこじ開けて左サイド深くに走り込むレギロンに繋ぐ。この折り返しにスキップが3列目からの動き出しで飛び込むが、クロスがややマイナスに入り過ぎて合わせ切れない。
時間の経過と共に両者の疲労が出始めたことで、コンパクトネスを保てず、大きく局面が変わる場面が増えていく。だが、互いに得意とするカウンターを繰り出していくが、最後の精度を欠きゴールが遠い。
71分にはボックス手前でレギロンからボールを奪ったフォルナルスが右足を振ってGKロリスを脅かすと、ウェストハムがこのプレーで得たセットプレーからゴールをこじ開ける。72分、左CKの場面でクレスウェルが左足アウトスウィングで上げたボールがニアを抜けると、ゴール前で良いポジションを取ったアントニオが右足のワンタッチでニア下に流し込んだ。
一瞬の隙を突かれて先制を許したトッテナムはここからリスクを冒して前に出る。全体を大きく押し上げて相手陣内でハーフコートゲームを展開していくが、割り切って自陣深くでブロックを組むホームチームの守備に苦戦。84分にはレギロンとエンドンベレを下げてブライアン・ヒル、ロ・チェルソと左利きのアタッカー2人をピッチへ送り出す。
一方、逃げ切り態勢に入るウェストハムはベンラーマとボーエンの2列目の選手を下げてランシーニ、試合最終盤にはセンターバックのドーソンを投入して専守防衛の構えを見せた。
結局、試合はこのままホームチームが狙い通りに逃げ切りに成功し、ロンドン・ダービーを制してリーグ連勝を飾った。一方、トッテナムはリーグ3戦ぶりとなる今季4敗目を喫し、次節はマンチェスター・ユナイテッドとのビッグマッチに臨むことになった。
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7位のウェストハムと5位のトッテナムによる、1ポイント差で迎えるロンドン・ダービー。一方、前節エバートンとの接戦をモノにしたウェストハムはトッテナムと異なり、ヨーロッパリーグ(EL)のヘンク戦ではライス、ソウチェクといった一部主力と控えメンバーの混合布陣で3-0の快勝。その試合からアントニオやズマ、ベンラーマ、フォルナルスらが復帰した。
立ち上がりから長いボールが飛び交い、落ち着かない状況が続く中、こういった戦いをより得意とするウェストハムが先に決定機を作る。8分、右サイドでボーエンが右足で上げたクロスをファーでフリーのフォルナルスが右足のジャンピングボレーで合わすが、枠の左下隅を捉えたシュートはGKロリスが冷静にはじき出す。
以降はトッテナムがボールを保持し始めるが、自陣で堅固なブロックを敷く相手の守備をなかなか揺さぶり切れず。対してウェストハムはボールを奪う位置こそ低いものの、アントニオら攻撃陣の機動力を生かしたロングカウンターでチャンスを窺う。19分にはアントニオの突破から落としを受けたフォルナルスがミドルシュートを放つ。
直後にトッテナムもケインのミドルスルーパスからソン・フンミンとルーカスがボックス内に侵入し、ルーカスが反転シュートを放って惜しいベマンを作り出すと、24分にはロメロの見事な潰しからの縦パスでカウンターを仕掛け、エンドンベレのスルーパスに抜け出したソン・フンミンがボックス右に持ち込んで右足を振るが、これはやや力なくGKファビアンスキのセーブに遭う。
前半半ばから終盤にかけても睨み合いが続く。互いの守備陣、攻撃陣が見ごたえのあるマッチアップを繰り広げる中、要所で相手の守備をかいくぐっては際どいシーンまで持ち込む。前半終了間際の44分にはルーカスの中央突破を起点に左サイド深くでレギロンが上げた浮き球のクロスを、ファーで完全に競り勝ったケインが渾身のヘディングシュート。だが、これはGKファビアンスキの好守に遭い、試合はゴールレスのままハーフタイムを迎えた。
後半も互いにアグレッシブな入りを見せた中、トッテナムは50分に決定機。エンドンベレ、ルーカスで中央の密集をこじ開けて左サイド深くに走り込むレギロンに繋ぐ。この折り返しにスキップが3列目からの動き出しで飛び込むが、クロスがややマイナスに入り過ぎて合わせ切れない。
時間の経過と共に両者の疲労が出始めたことで、コンパクトネスを保てず、大きく局面が変わる場面が増えていく。だが、互いに得意とするカウンターを繰り出していくが、最後の精度を欠きゴールが遠い。
71分にはボックス手前でレギロンからボールを奪ったフォルナルスが右足を振ってGKロリスを脅かすと、ウェストハムがこのプレーで得たセットプレーからゴールをこじ開ける。72分、左CKの場面でクレスウェルが左足アウトスウィングで上げたボールがニアを抜けると、ゴール前で良いポジションを取ったアントニオが右足のワンタッチでニア下に流し込んだ。
一瞬の隙を突かれて先制を許したトッテナムはここからリスクを冒して前に出る。全体を大きく押し上げて相手陣内でハーフコートゲームを展開していくが、割り切って自陣深くでブロックを組むホームチームの守備に苦戦。84分にはレギロンとエンドンベレを下げてブライアン・ヒル、ロ・チェルソと左利きのアタッカー2人をピッチへ送り出す。
一方、逃げ切り態勢に入るウェストハムはベンラーマとボーエンの2列目の選手を下げてランシーニ、試合最終盤にはセンターバックのドーソンを投入して専守防衛の構えを見せた。
結局、試合はこのままホームチームが狙い通りに逃げ切りに成功し、ロンドン・ダービーを制してリーグ連勝を飾った。一方、トッテナムはリーグ3戦ぶりとなる今季4敗目を喫し、次節はマンチェスター・ユナイテッドとのビッグマッチに臨むことになった。
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