C大阪、乾のJリーグ10年ぶりのゴールなどで辛勝! 横浜FMは優勝遠のく痛い敗戦に【明治安田J1第33節】
2021.10.24 21:15 Sun
明治安田生命J1リーグ第33節、セレッソ大阪vs横浜F・マリノスが24日にヨドコウ桜スタジアムで行われ、2-1でホームのC大阪が勝利を収めた。
リーグ戦は連敗中だが、YBCルヴァンカップではファイナリストとなったC大阪。喜田陽と松田力が公式戦8試合ぶりの先発を飾り、負傷明けの清武もベンチに入った。
一方、逆転優勝のためには1試合も落とせない横浜FMだが、連勝中ではあるものの、相手の対策に苦しむ試合が続いている。前節の北海道コンサドーレ札幌戦からはスタメンを5人変更。古巣対戦となる杉本、水沼らが先発に名を連ねた。
試合はC大阪が幸運な形で6分に動かす。乾がショートコーナーから喜田とのワンツーでボックス左に侵入し、右足アウトの細かいタッチからグラウンダーのシュート。これがチアゴ・マルチンスに当たってGK高岡の逆を突く恰好でゴールに吸い込まれ、乾のJリーグ10年ぶりとなる得点でホームチームが先制点を挙げた。
先手を取られた横浜FMは攻め急ぐような速攻が目立ち、ファイナルサードでの精度を欠いてしまう。フィニッシュまで持ち込めずにいると、再び桜色にチャンスが到来。21分、センターサークル内から藤田がスルーパスを送ると、抜け出した松田力が持ち運んでボックス左からプレゼントパス。これを加藤が流し込み、リードを広げた。
攻撃のリズムが生まれない横浜FMは、前半の終了間際に松原の強引なミドルシュートから左CKを獲得すると、これがゴールに結び付く。水沼のクロスに合わせたのは實藤。西尾に競り勝ってヘディングでネットを揺らし、1点を返して試合を折り返した。
後半もC大阪は乾が攻撃のタクトを振る。早々にミドルシュートでゴールを脅かすと、ドリブルから岩田のファウルを誘発。これで得たボックス手前左からのFKを藤田が直接狙ったが、右ポストをかすめて枠外へそれた。
横浜FMは再三クロスを送るも、前半同様フィニッシュまでは持ち込めない。それでも60分に右の高い位置でFKを得ると、水沼のクロスに再び實藤。だが、このヘディングはバーを越えた。
C大阪は左足の付け根付近を痛めた松田力を下げ、61分に清武をピッチに送り出す。横浜FMも71分にエウベルとレオ・セアラを投入すると、ようやく攻撃が活性化。途中出場の2人が絡んでシュートシーンが増える。さらには、仲川に代えて4試合ぶりの出場となる宮市に期待を掛けた。
終盤は何としてでも勝利が欲しい横浜FMが両サイドからひたすらクロスを入れ続け、C大阪のボックス内をボールが飛び交う展開に。だが、優勝への執念を見せるアウェイチームの猛攻をC大阪がしのぎ切ってタイムアップを迎え、小菊体制でのホームでの初勝利。名古屋グランパスとの連戦になる天皇杯準々決勝、ルヴァンカップ決勝に向け、大きな弾みを付けた。
セレッソ大阪 2-1 横浜F・マリノス
【C大阪】
乾貴士(前6)
加藤陸次樹(前21)
【横浜FM】
實藤友紀(前43)
リーグ戦は連敗中だが、YBCルヴァンカップではファイナリストとなったC大阪。喜田陽と松田力が公式戦8試合ぶりの先発を飾り、負傷明けの清武もベンチに入った。
試合はC大阪が幸運な形で6分に動かす。乾がショートコーナーから喜田とのワンツーでボックス左に侵入し、右足アウトの細かいタッチからグラウンダーのシュート。これがチアゴ・マルチンスに当たってGK高岡の逆を突く恰好でゴールに吸い込まれ、乾のJリーグ10年ぶりとなる得点でホームチームが先制点を挙げた。
先手を取られた横浜FMは攻め急ぐような速攻が目立ち、ファイナルサードでの精度を欠いてしまう。フィニッシュまで持ち込めずにいると、再び桜色にチャンスが到来。21分、センターサークル内から藤田がスルーパスを送ると、抜け出した松田力が持ち運んでボックス左からプレゼントパス。これを加藤が流し込み、リードを広げた。
34分にも乾のスルーパスから松田力が力強いドリブル突破を見せ、ボックス内で潰れてこぼれ球に加藤。だが、右足のシュートは枠の左へそれた。
攻撃のリズムが生まれない横浜FMは、前半の終了間際に松原の強引なミドルシュートから左CKを獲得すると、これがゴールに結び付く。水沼のクロスに合わせたのは實藤。西尾に競り勝ってヘディングでネットを揺らし、1点を返して試合を折り返した。
後半もC大阪は乾が攻撃のタクトを振る。早々にミドルシュートでゴールを脅かすと、ドリブルから岩田のファウルを誘発。これで得たボックス手前左からのFKを藤田が直接狙ったが、右ポストをかすめて枠外へそれた。
横浜FMは再三クロスを送るも、前半同様フィニッシュまでは持ち込めない。それでも60分に右の高い位置でFKを得ると、水沼のクロスに再び實藤。だが、このヘディングはバーを越えた。
C大阪は左足の付け根付近を痛めた松田力を下げ、61分に清武をピッチに送り出す。横浜FMも71分にエウベルとレオ・セアラを投入すると、ようやく攻撃が活性化。途中出場の2人が絡んでシュートシーンが増える。さらには、仲川に代えて4試合ぶりの出場となる宮市に期待を掛けた。
終盤は何としてでも勝利が欲しい横浜FMが両サイドからひたすらクロスを入れ続け、C大阪のボックス内をボールが飛び交う展開に。だが、優勝への執念を見せるアウェイチームの猛攻をC大阪がしのぎ切ってタイムアップを迎え、小菊体制でのホームでの初勝利。名古屋グランパスとの連戦になる天皇杯準々決勝、ルヴァンカップ決勝に向け、大きな弾みを付けた。
セレッソ大阪 2-1 横浜F・マリノス
【C大阪】
乾貴士(前6)
加藤陸次樹(前21)
【横浜FM】
實藤友紀(前43)
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