3位争いは死闘の末に痛み分け、名古屋が2点先行もイニエスタのPKなどで神戸が追い付く!【明治安田J1第33節】
2021.10.24 17:10 Sun
明治安田生命J1リーグ第33節、名古屋グランパスvsヴィッセル神戸が24日に豊田スタジアムで行われ、2-2の引き分けに終わった。
熾烈な3位争いを演じる両チーム。リーグ戦の中断期間中もYBCルヴァンカップ、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦った5位名古屋(勝ち点57)は、ガブリエル・シャビエルを公式戦4試合ぶりに先発で起用し、マテウスをベンチスタートに。一方の3位神戸(勝ち点60)は、前節のアビスパ福岡戦で値千金の決勝点を挙げたドウグラスが9試合ぶりにスタメンを飾った。
序盤から攻勢をかけたのはホームチーム。木本のミドルや稲垣のフィニッシュなどで畳みかけると、勢いのままに先制点を挙げる。6分、自陣の右サイドからスタートした攻撃は、シャビエルを経由して逆サイドへ大きく展開。左のスペースを相馬が独走してグラウンダーで折り返すと、フリーの前田が難なく流し込み、ネットを揺らした。
早くもビハインドとなった神戸は、イニエスタから浮き球を佐々木大樹がわずかに触ってコースを変えたが、9月の月間MVPにも輝いたGKランゲラックが立ちはだかる。すると、直後の14分にはポーランド代表ストライカーが魅せた。
名古屋は中盤でボールをカットしてすぐさま最前線に送ると、受けたシュヴィルツォクが長い距離を持ち運ぶ。キックフェイントでスライディングに来た菊地をかわし、ペナルティアーク内から左足を振り抜くと、シュートはトーマス・フェルマーレンの股を抜けて右隅に決まった。
名古屋も38分に再びショートカウンターからチャンスを作ると、パス2本でフィニッシュまで至る。最後はボックス右からシャビエルが左足を狙ったが、GK飯倉がストップ。互いにゴール前でのシーンが多い前半となった。
追い掛ける神戸は後半からボージャンを投入して流れをつかむと、54分にはそのボージャンが抜け出して一対一を迎える。2分後には初瀬のクロスからドウグラスが、さらにはCKの流れから菊地がヘディングで狙うが、いずれもGKランゲラックに阻まれてしまう。
猛攻が実ったのは59分。左CKを得ると、初瀬は一番遠いサイドへ緩やかなクロスを送る。フェルマーレンが吉田に競り勝ち頭で折り返すと、武藤がプッシュして1点を返す。64分にはイニエスタのクロスから武藤がフリーでドンピシャのヘディングシュートを放つ。だが、GKランゲラックに左手で弾かれ、ボールは右ポストに嫌われた。
名古屋は金崎、森下の投入後にシステムを変え、金崎と柿谷を2トップに据えた[3-5-2]へとシフト。72分には吉田のクロスに柿谷が合わせるも、至近距離からのシュートはGK飯倉に阻まれ、こぼれ球を狙った稲垣のフィニッシュも枠を外れた。
神戸は76分、武藤が吉田のスライディングを受けてボックス内で転倒する。オンフィールドレビューの結果、PKのジャッジが下されると、これをイニエスタがきっちりと沈め、81分に神戸が試合を振り出しに戻した。
追い付いた神戸だったが、87分にアクシデントに見舞われる。スプリントの際にボージャンが右のもも裏を痛めて井上との交代を余儀なくされてしまう。その井上は90分に右足ミドルで果敢にゴールを狙った。
アディショナルタイム7分が示されるなか、名古屋は右クロスからマテウスが狙ったが、酒井にブロックされる。以降は互いにゴールを奪えず、3位争いはドローでタイムアップ。勝ち点1を分け合った。
名古屋グランパス 2-2 ヴィッセル神戸
【名古屋】
前田直輝(前6)
シュヴィルツォク(前14)
【神戸】
武藤嘉紀(後14)
アンドレス・イニエスタ(後36)
熾烈な3位争いを演じる両チーム。リーグ戦の中断期間中もYBCルヴァンカップ、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦った5位名古屋(勝ち点57)は、ガブリエル・シャビエルを公式戦4試合ぶりに先発で起用し、マテウスをベンチスタートに。一方の3位神戸(勝ち点60)は、前節のアビスパ福岡戦で値千金の決勝点を挙げたドウグラスが9試合ぶりにスタメンを飾った。
早くもビハインドとなった神戸は、イニエスタから浮き球を佐々木大樹がわずかに触ってコースを変えたが、9月の月間MVPにも輝いたGKランゲラックが立ちはだかる。すると、直後の14分にはポーランド代表ストライカーが魅せた。
名古屋は中盤でボールをカットしてすぐさま最前線に送ると、受けたシュヴィルツォクが長い距離を持ち運ぶ。キックフェイントでスライディングに来た菊地をかわし、ペナルティアーク内から左足を振り抜くと、シュートはトーマス・フェルマーレンの股を抜けて右隅に決まった。
名古屋のカウンターに手を焼く神戸は22分、イニエスタがペナルティアーク左脇からのFKを直接狙い、さらにはドウグラスのポストプレーからフェルマーレンが左足のミドル。しかし、これもGKランゲラックに阻まれた。
名古屋も38分に再びショートカウンターからチャンスを作ると、パス2本でフィニッシュまで至る。最後はボックス右からシャビエルが左足を狙ったが、GK飯倉がストップ。互いにゴール前でのシーンが多い前半となった。
追い掛ける神戸は後半からボージャンを投入して流れをつかむと、54分にはそのボージャンが抜け出して一対一を迎える。2分後には初瀬のクロスからドウグラスが、さらにはCKの流れから菊地がヘディングで狙うが、いずれもGKランゲラックに阻まれてしまう。
猛攻が実ったのは59分。左CKを得ると、初瀬は一番遠いサイドへ緩やかなクロスを送る。フェルマーレンが吉田に競り勝ち頭で折り返すと、武藤がプッシュして1点を返す。64分にはイニエスタのクロスから武藤がフリーでドンピシャのヘディングシュートを放つ。だが、GKランゲラックに左手で弾かれ、ボールは右ポストに嫌われた。
名古屋は金崎、森下の投入後にシステムを変え、金崎と柿谷を2トップに据えた[3-5-2]へとシフト。72分には吉田のクロスに柿谷が合わせるも、至近距離からのシュートはGK飯倉に阻まれ、こぼれ球を狙った稲垣のフィニッシュも枠を外れた。
神戸は76分、武藤が吉田のスライディングを受けてボックス内で転倒する。オンフィールドレビューの結果、PKのジャッジが下されると、これをイニエスタがきっちりと沈め、81分に神戸が試合を振り出しに戻した。
追い付いた神戸だったが、87分にアクシデントに見舞われる。スプリントの際にボージャンが右のもも裏を痛めて井上との交代を余儀なくされてしまう。その井上は90分に右足ミドルで果敢にゴールを狙った。
アディショナルタイム7分が示されるなか、名古屋は右クロスからマテウスが狙ったが、酒井にブロックされる。以降は互いにゴールを奪えず、3位争いはドローでタイムアップ。勝ち点1を分け合った。
名古屋グランパス 2-2 ヴィッセル神戸
【名古屋】
前田直輝(前6)
シュヴィルツォク(前14)
【神戸】
武藤嘉紀(後14)
アンドレス・イニエスタ(後36)
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