途中出場ドウグラスが神戸の救世主に! 10試合ぶりのゴールで福岡下す【明治安田J1第32節】
2021.10.16 18:00 Sat
明治安田生命J1リーグ第32節、ヴィッセル神戸vsアビスパ福岡が16日にノエビアスタジアム神戸で行われ、1-0で神戸が勝利を収めた。
3位の神戸(勝ち点57)と、8位の福岡(勝ち点46)による一戦。前節の神戸は浦和レッズにホームで5-1と大勝し、ここ4試合で3勝目を挙げた。一方の福岡は清水エスパルスに敗れ6試合ぶりの黒星を喫している。スタメンに関して、神戸は日本代表で負傷した大迫がメンバー外となった一方、ボージャンが初先発。福岡は好調の山岸とフアンマが2トップを組んだ。
試合は予想通り神戸がボールを保持する内容で推移。だが、[4-4-2]の連動したブロックを敷く福岡を前に、思うようにゴールまで運べない時間が続く。なかなか縦パスが入らないため、神戸は自ずとサイドを攻撃の起点に。しかし、高さで劣る前線にほとんど合わせることができない。
そんな中10分、敵陣中央の空いたスペースでパスを受けたボージャンがボックス手前左に運んで左足一閃。反り上がるような強烈なミドルシュートがゴール左上を捉えたが、福岡GK村上の好セーブに遭った。
その後はしばらく停滞気味に。神戸は攻撃の糸口を見つけることができず、カウンター狙いの福岡も単発的な攻撃に終始。共に相手ゴールを脅かすまでには至らない。
すると61分、神戸にここまでで最大の決定機が訪れる。厚みのある攻撃でこぼれ球を回収しながらボックス右に展開し、サンペールがマイナス方向へグラウンダーのクロス。フリーで待ち構えていたイニエスタがペナルティアーク内から狙いすました右足のシュートを放つが、惜しくも左ポストの外側。イニエスタも思わず頭を抱えた。
さらにその直後には、速攻から武藤にゴールチャンス。右サイドから左足でカットインし、ミドルシュートを試みたが、これはGKの正面に。64分にも初瀬のクロスから武藤が頭で合わせるも、今度は枠を捉えられず。
この辺りから互いに交代カードを切りながらテコ入れを図るが、なかなかすぐには効果は現れない。終盤に入り、神戸はイニエスタを下げて中坂を投入し、やや守備的な采配に出る。
そんな中迎えた86分、ついに試合が動いた。神戸は左サイドの初瀬が味方とのワンツーで深い位置を抉り、高い軌道のクロスを供給。これに飛び込んだ途中出場のドウグラスが打点の高いヘディングシュートをねじ込み、土壇場で勝ち越しに成功した。
ドウグラスの実に10試合ぶりのゴールで均衡を破った神戸。後半アディショナルタイムには、福岡のクルークスに決定的なシュートを許したが、酒井がゴール前でブロックするファインプレーを見せる。
そして、試合はそのまま1-0でホームの神戸が勝利。2連勝で勝ち点60に到達した。一方の福岡は、J1残留決定は次節以降に持ち越しとなった。
ヴィッセル神戸 1-0 アビスパ福岡
【神戸】
ドウグラス(後41)
3位の神戸(勝ち点57)と、8位の福岡(勝ち点46)による一戦。前節の神戸は浦和レッズにホームで5-1と大勝し、ここ4試合で3勝目を挙げた。一方の福岡は清水エスパルスに敗れ6試合ぶりの黒星を喫している。スタメンに関して、神戸は日本代表で負傷した大迫がメンバー外となった一方、ボージャンが初先発。福岡は好調の山岸とフアンマが2トップを組んだ。
そんな中10分、敵陣中央の空いたスペースでパスを受けたボージャンがボックス手前左に運んで左足一閃。反り上がるような強烈なミドルシュートがゴール左上を捉えたが、福岡GK村上の好セーブに遭った。
その後はしばらく停滞気味に。神戸は攻撃の糸口を見つけることができず、カウンター狙いの福岡も単発的な攻撃に終始。共に相手ゴールを脅かすまでには至らない。
0-0で迎えた後半、立ち上がりに神戸は初瀬のブレ球ミドルシュートで福岡ゴールに迫るが、ここは冷静に弾き返したGK村上に軍配。依然として試合は無得点のまま進んでいく。
すると61分、神戸にここまでで最大の決定機が訪れる。厚みのある攻撃でこぼれ球を回収しながらボックス右に展開し、サンペールがマイナス方向へグラウンダーのクロス。フリーで待ち構えていたイニエスタがペナルティアーク内から狙いすました右足のシュートを放つが、惜しくも左ポストの外側。イニエスタも思わず頭を抱えた。
さらにその直後には、速攻から武藤にゴールチャンス。右サイドから左足でカットインし、ミドルシュートを試みたが、これはGKの正面に。64分にも初瀬のクロスから武藤が頭で合わせるも、今度は枠を捉えられず。
この辺りから互いに交代カードを切りながらテコ入れを図るが、なかなかすぐには効果は現れない。終盤に入り、神戸はイニエスタを下げて中坂を投入し、やや守備的な采配に出る。
そんな中迎えた86分、ついに試合が動いた。神戸は左サイドの初瀬が味方とのワンツーで深い位置を抉り、高い軌道のクロスを供給。これに飛び込んだ途中出場のドウグラスが打点の高いヘディングシュートをねじ込み、土壇場で勝ち越しに成功した。
ドウグラスの実に10試合ぶりのゴールで均衡を破った神戸。後半アディショナルタイムには、福岡のクルークスに決定的なシュートを許したが、酒井がゴール前でブロックするファインプレーを見せる。
そして、試合はそのまま1-0でホームの神戸が勝利。2連勝で勝ち点60に到達した。一方の福岡は、J1残留決定は次節以降に持ち越しとなった。
ヴィッセル神戸 1-0 アビスパ福岡
【神戸】
ドウグラス(後41)
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