町野弾で湘南が先制も鳥栖が酒井の一撃でドロー、勝ち点1は互いに物足りない結果に【明治安田J1第32節】
2021.10.16 16:17 Sat
明治安田生命J1リーグ第32節、サガン鳥栖vs湘南ベルマーレが16日に駅前不動産スタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。
2連敗で3位争いから一歩後退した鳥栖は、完敗を喫した前節の徳島ヴォルティス戦からスタメンを3人変更。エドゥアルドらに代わってファン・ソッコらが入り、前節加入後初先発を飾った岩崎は、今節も古巣相手にスタートから出場した。
一方の湘南も、現在5試合未勝利で2連敗中。川崎フロンターレ、横浜F・マリノスと上位相手に好ゲームを演じたが、競り負けて降格圏に沈んでしまった。今節は杉岡が再加入後初めてのメンバー外。山田もベンチスタートとなり、大野と平岡がスタメンに名を連ねた。
ミラーゲームとなった一戦は鳥栖がボールを握って機をうかがい、湘南は中盤を締めて対抗する。湘南は茨田が、鳥栖も樋口がミドルを放ったものの、両チームともに集中した守備で簡単にはボックス内へ侵入させない。その中で鳥栖は16分、ショートコーナーを使って仙頭のクロスから山下がニアでヘディング。だが、シュートはバーに嫌われた。
対する湘南は、平岡が倒されて18分にボックス手前左でFKを得ると、町野が右足で狙う。これは枠の左へ外れたが、直後にも再びチャンス到来。田中が中盤でボールを奪った流れから、平岡がノールックでボックス左へスルーパスを送る。最後は斜めに走り込んだ町野が、コントロールから左足でニアへグラウンダーのシュートを流し込んだ。
1点ビハインドで折り返した鳥栖は、後半から中野嘉大を下げて小屋松を投入。立ち上がりには飯野のクロスから岩崎が頭で狙うも、強いシュートとはならなかった。湘南も田中のスルーパスからウェリントンがネットを揺らすが、オフサイドディレイで遅れてフラッグアップ。ウェリントンは看板のフレームを叩いて悔しがった。
59分には山下に代えて酒井をピッチに送り出した鳥栖は、長めのボールも増やして前線に基点を作る。69分には酒井のクロスから樋口がニアに入り込んで合わせたが、畑が絞って対応した。
押し込む時間が続く鳥栖は73分、右サイドでのボールキープからチャンスを作る。樋口がボックス右へ浮き球を送ると、3列目から入ってきた白崎が右足でクロス。ゴール前で相手ともつれながら酒井が左足で押し込み、試合を振り出しに戻した。
球際の攻防も激しくなるなか、ルーズボールをスライディングで処理した飯野が勢い余って古林と接触。両者とも担架で運ばれると、飯野はピッチに戻れず中野伸哉とチェンジ。湘南は交代枠を使い切っていたため、古林が足を気にしながらもピッチへ帰還。従来の右ウイングバックではなく、最前線でプレーを続けた。
後半アディショナルタイムには上がってきたファン・ソッコがボックス右から右足で狙う。これはGK谷に阻まれ、直後のCKからは相良がドリブルからフィニッシュも、サイドネットを揺らすにとどまる。以降は両者にゴールは生まれず、1-1でタイムアップ。互いに連敗を止めたものの、現状を鑑みれば物足りない勝ち点1となった。
サガン鳥栖 1-1 湘南ベルマーレ
【鳥栖】
酒井宣福(後28)
【湘南】
町野修斗(前18)
2連敗で3位争いから一歩後退した鳥栖は、完敗を喫した前節の徳島ヴォルティス戦からスタメンを3人変更。エドゥアルドらに代わってファン・ソッコらが入り、前節加入後初先発を飾った岩崎は、今節も古巣相手にスタートから出場した。
ミラーゲームとなった一戦は鳥栖がボールを握って機をうかがい、湘南は中盤を締めて対抗する。湘南は茨田が、鳥栖も樋口がミドルを放ったものの、両チームともに集中した守備で簡単にはボックス内へ侵入させない。その中で鳥栖は16分、ショートコーナーを使って仙頭のクロスから山下がニアでヘディング。だが、シュートはバーに嫌われた。
対する湘南は、平岡が倒されて18分にボックス手前左でFKを得ると、町野が右足で狙う。これは枠の左へ外れたが、直後にも再びチャンス到来。田中が中盤でボールを奪った流れから、平岡がノールックでボックス左へスルーパスを送る。最後は斜めに走り込んだ町野が、コントロールから左足でニアへグラウンダーのシュートを流し込んだ。
湘南のコンパクトな[3-5-2]の前に楔を打ち込めない鳥栖は、長いボールで打開を図る。36分、ファン・ソッコからのフィードをボックス内に走り込んだ樋口が落として山下がダイレクトボレー。形は良かったが、シュートは枠を大きく外してしまった。ただ、依然として大きな決定機は生み出せず、逆に湘南のロングスローや岡本のフィニッシュからヒヤリとする場面を作られた。
1点ビハインドで折り返した鳥栖は、後半から中野嘉大を下げて小屋松を投入。立ち上がりには飯野のクロスから岩崎が頭で狙うも、強いシュートとはならなかった。湘南も田中のスルーパスからウェリントンがネットを揺らすが、オフサイドディレイで遅れてフラッグアップ。ウェリントンは看板のフレームを叩いて悔しがった。
59分には山下に代えて酒井をピッチに送り出した鳥栖は、長めのボールも増やして前線に基点を作る。69分には酒井のクロスから樋口がニアに入り込んで合わせたが、畑が絞って対応した。
押し込む時間が続く鳥栖は73分、右サイドでのボールキープからチャンスを作る。樋口がボックス右へ浮き球を送ると、3列目から入ってきた白崎が右足でクロス。ゴール前で相手ともつれながら酒井が左足で押し込み、試合を振り出しに戻した。
球際の攻防も激しくなるなか、ルーズボールをスライディングで処理した飯野が勢い余って古林と接触。両者とも担架で運ばれると、飯野はピッチに戻れず中野伸哉とチェンジ。湘南は交代枠を使い切っていたため、古林が足を気にしながらもピッチへ帰還。従来の右ウイングバックではなく、最前線でプレーを続けた。
後半アディショナルタイムには上がってきたファン・ソッコがボックス右から右足で狙う。これはGK谷に阻まれ、直後のCKからは相良がドリブルからフィニッシュも、サイドネットを揺らすにとどまる。以降は両者にゴールは生まれず、1-1でタイムアップ。互いに連敗を止めたものの、現状を鑑みれば物足りない勝ち点1となった。
サガン鳥栖 1-1 湘南ベルマーレ
【鳥栖】
酒井宣福(後28)
【湘南】
町野修斗(前18)
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