予選連勝が「11」でストップ、敗れたアーノルド監督が日本代表を語る「日本のファンがエネルギーを与えた」

2021.10.12 23:20 Tue
Getty Images
オーストラリア代表のグラハム・アーノルド監督が、日本代表戦を振り返った。

12日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本代表vsオーストラリアが行われ、2-1で日本が勝利した。
ここまで最終予選3連勝で首位に立つオーストラリア。W杯予選は2次予選から11連勝中と世界記録を作っている。

ライバルである日本を追い込むために臨んだアウェイゲームだったが、立ち上がり8分に田中碧のゴールで日本が先制すると、オーストラリアはビルドアップの際に日本の守備に引っかかり、防戦となる展開に。それでも前半を1-0で凌ぐと、後半にはFKをアルディン・フルスティッチが直接叩き込み同点とする。

その後も押し込もうとするオーストラリアに対し、日本が積極的に裏を狙うスタイルに変えると、86分に浅野拓磨のシュートがオウンゴールを誘発し2-1でオーストラリアは初黒星。予選の連勝も「11」でストップした。
試合後の記者会見で、アーノルド監督は敗戦を振り返り「こういう結果になったが、自分たちの選手のパフォーマンスには満足している」と選手たちを評価。「失点は2点ともまずいプレーから生まれてしまった。2点目はオウンゴールだった。後半は我々の方がプレーを支配していたと思う」と盛り返したものの、結果が伴わなかったとした。

また連勝が途絶えたことについても「連勝記録は話題に上っていたが、今日ストップしたことで次のステージに移ることができる。W杯に向けて連勝とか気にせずに向かっていける。選手たちに尊敬の念を抱いている」と、余計なプレッシャーをなく1戦ずつ戦えるとした。

この先については「1試合ずつ丁寧に試合をすることは今後も変わらない」と語り、「今日のエキサイティングな試合になるだろうと思っていたし、日本を苦しめたことも日本に苦しめられたこともあった。総じて選手を誇りに思う」と、結果以外は良い試合になったと振り返った。

日本戦に向けては選手を変更して臨んだオーストラリア。アーノルド監督は「このスケジュールの中で厳しい試合が続いていたので選手を変えなければいけなかった。(ライアン・)グラントは疲れていた」とコメント。「グラントは疲れていたし、メイビルも同様だ。その変更をして3人のウィンガーしかないことで、アーロン(・ムーイ)を投入し、上手くいった」と先発の変更は意図したものだとした。

またムーイについてはクラブでは5月以来プレーしておらず、オーストラリア代表としても9月と10月の3試合は全て途中出場。久々の先発起用となったが、「長い間プレーしていなかったが60分間コントロールしてプレーできたと思う。W杯予選は色々な制限や限界があるので、その中でこの選択をした」と語り、やりくりが大変であることを口にした。

そのオーストラリアは後半は少し盛り返すことに。その中で、システムを[4-2-3-1]から[4-2-2-2]に変更して臨んでいた。その理由については「ハーフタイムに確かに(マーティン・)ボイルが内側に入って、今までと違う形で守備をしていた。そこで、センターバックの守備が難しく、日本の左サイドがカラチッチに全て任されてしまっていた」と語り、守備面で少し修正をかけて、日本の攻撃を封じようとしたと明かした。

アーノルド監督は前半の戦い方が残念だったとしたが、その理由は日本代表が初めてファンの前でプレーしたことが大きいだろうと語った。

「何が違ったかというと、大勢のファンがいたことだと思う。日本はこの3試合それがなく、今回の試合に関して日本はエネルギーを必要としていた。それを味方にできたと思う」

「我々も州政府に訴えているが、W杯にいけるように助けて欲しいと訴えている。ここまで、我々はオーストラリアを離れてプレーしている。ただ、ワクチンは80%の接種が進んでいる」

「イギリスにしても、ここ日本にしても同じ状況だ。ファンを入れたスタジアムでプレーできたら良いと思う」

「日本のファンに対しても戦うことができて1-1に追いつけたが、日本のファンがその後はエネルギーを与えたと思う。W杯にいけるように助けてくれることを望んでいるし、ぜひスタジアムに来てもらいたい」

「今日は5000人から1万5000人に増えているので、自分たちの試合でもファンの力が必要となる」

オーストラリアはここまで新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響を受け、ホームゲームをオーストラリア国内では行えていない状況。しかし、11月からはオーストラリア国内で試合が行える可能性があるとし、アーノルド監督はファンのサポートが欲しいと訴えていると明かした。

日本とオーストラリアは、来年3月の第9節で対戦。W杯を懸けた大一番となりそうだ。
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