名古屋が起死回生の稲垣弾でクラブ初のファイナルへ! FC東京は王者の意地見せるも及ばず《ルヴァンカップ》
2021.10.10 16:05 Sun
JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ準決勝第2戦の1試合が10日に味の素スタジアムで行われ、FC東京が2-1で勝利。だが、名古屋グランパスが2戦合計スコア4-3でファイナル進出を決めた。
敵地での第1戦で1つのアウェイゴールこそ奪ったものの、3失点を喫して史上4クラブ目の連覇に黄色信号のFC東京は3選手が入れ替わり、渡辺剛、高萩、アダイウトンが先発。一方、クラブ初のファイナル進出に迫る名古屋は2選手のメンバーチェンジが施され、森下、長澤がスタートから出場した。
前に出て行くしか逆転突破の扉を開けないFC東京が序盤から敵陣に攻め入る展開に持ち込むと、15分にまず欲しかった先取点を奪取。右CKのキッカーを務めた渡邊凌磨がショートコーナーを選び、バイタルエリア右の高萩が右足ダイレクトで浮き球パスを送ると、アダイウトンが頭でネットを揺らす。
カウンターからひと刺しを狙うなか、先制を許してしまった名古屋だが、トータルスコアでまだ優位に立つ状況。23分にはこの試合でも攻撃の軸として存在感を際立たせるマテウスが左サイドからの折り返しでチャンスメークするが、中央に詰めた前田がワンタッチで合わせたボールを枠に飛ばせない。
そんな名古屋がマテウスの個人技で打開を図ろうとするなか、トータルスコアでの逆転も期待できるような戦いを展開するFC東京はエースのディエゴ・オリヴェイラに数回のフィニッシュチャンス。GKランゲラックの牙城を崩せず、前半のうちに形勢逆転こそならなかったが、ペースを握り続ける。
たちまち苦しい状況に陥った名古屋は69分にガブリエル・シャビエルも送り込み、反撃ムードに。75分に渡辺剛の負傷でブルーノ・ウヴィニをスクランブル投入したFC東京からボールの主導権を握り返して、敵陣に攻め入る時間を増やすが、なかなかこじ開けられず、時間だけが過ぎていく。
それでも、名古屋が再びファイナル行きの切符を手繰り寄せる。80分に左サイドから入ったクロスが波状攻撃に繋がり、シュヴィルツォクがGK波多野豪にシュートブロックされたボールを稲垣が右足で押し込みにかかると、さらに跳ね返りを頭でプッシュ。名古屋がトータルスコアで再びリードした。
またも追いかける展開を強いられたFC東京は残る交代枠で三田、紺野を送り込むが、89分に相馬を入れ、テコ入れを図った名古屋が逃げ切り。第2戦こそ落としたものの、2戦合計スコアで上回った名古屋が30日に埼玉スタジアム2002で行われる決勝にクラブ初の進出を決めた。
FC東京 2-1(AGG3-4) 名古屋グランパス
【FC東京】
アダイウトン(前15)
高萩洋次郎(後10)
【名古屋】
稲垣祥(後35)
敵地での第1戦で1つのアウェイゴールこそ奪ったものの、3失点を喫して史上4クラブ目の連覇に黄色信号のFC東京は3選手が入れ替わり、渡辺剛、高萩、アダイウトンが先発。一方、クラブ初のファイナル進出に迫る名古屋は2選手のメンバーチェンジが施され、森下、長澤がスタートから出場した。
カウンターからひと刺しを狙うなか、先制を許してしまった名古屋だが、トータルスコアでまだ優位に立つ状況。23分にはこの試合でも攻撃の軸として存在感を際立たせるマテウスが左サイドからの折り返しでチャンスメークするが、中央に詰めた前田がワンタッチで合わせたボールを枠に飛ばせない。
そんな名古屋がマテウスの個人技で打開を図ろうとするなか、トータルスコアでの逆転も期待できるような戦いを展開するFC東京はエースのディエゴ・オリヴェイラに数回のフィニッシュチャンス。GKランゲラックの牙城を崩せず、前半のうちに形勢逆転こそならなかったが、ペースを握り続ける。
後半も劣勢の名古屋は51分にシュヴィルツォクを投入したが、前半と同じく迫力ある攻撃に転じるFC東京がついにトータルスコアで逆転。55分、右サイドのディエゴ・オリヴェイラが縦にドリブルを仕掛け、右足で折り返すと、永井がシュートブロックされたボールを高萩が押し込んでいった。
たちまち苦しい状況に陥った名古屋は69分にガブリエル・シャビエルも送り込み、反撃ムードに。75分に渡辺剛の負傷でブルーノ・ウヴィニをスクランブル投入したFC東京からボールの主導権を握り返して、敵陣に攻め入る時間を増やすが、なかなかこじ開けられず、時間だけが過ぎていく。
それでも、名古屋が再びファイナル行きの切符を手繰り寄せる。80分に左サイドから入ったクロスが波状攻撃に繋がり、シュヴィルツォクがGK波多野豪にシュートブロックされたボールを稲垣が右足で押し込みにかかると、さらに跳ね返りを頭でプッシュ。名古屋がトータルスコアで再びリードした。
またも追いかける展開を強いられたFC東京は残る交代枠で三田、紺野を送り込むが、89分に相馬を入れ、テコ入れを図った名古屋が逃げ切り。第2戦こそ落としたものの、2戦合計スコアで上回った名古屋が30日に埼玉スタジアム2002で行われる決勝にクラブ初の進出を決めた。
FC東京 2-1(AGG3-4) 名古屋グランパス
【FC東京】
アダイウトン(前15)
高萩洋次郎(後10)
【名古屋】
稲垣祥(後35)
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