韓国代表FWソン・フンミンは3年間で地球5周半、300時間の移動!? 韓国や日本の欧州組は壮絶な負担に…1位は地球6周もしているアルゼンチン代表
2021.10.06 22:30 Wed
国際プロサッカー選手協会(FIFPro)がプロサッカー選手たちを中心とした、試合のスケジューリングやワークロードに関する報告を行ったが、その結果に衝撃的なものが含まれていた。FIFProとデータエージェンシーのKPMG Football Benchmarkによって共同で作成されたこのレポート。データ収集期間は2018年6月から2021年8月まで。ヨーロッパのシーズンでいうところの3シーズン分のデータとなる。
データの対象は44のリーグに所属する265人の男子プレーヤー。その中で、選手の移動距離によるストレスに関する報告でとんでもないデータが出てきた。
上記の3シーズンにわたった移動距離を、同じクラブの選手で比較したものだが、その中にトッテナムの攻撃を支える2選手、イングランド代表FWハリー・ケインと韓国代表FWソン・フンミンを比較したものがあった。
共にトッテナムのレギュラーであり、それぞれの国を代表する選手であり、3シーズンにわたって所属チームと代表活動のほとんどに参加しているという共通点がある。
ただ、その理由は当然と言ってもいいようなデータがあるのだ。それは移動距離だ。
ケインはイングランド代表としてプレーし、基本的な対戦相手は欧州サッカー連盟(UEFA)の加盟国となる。この3シーズンでは、UEFAネーションズリーグがあったこと、そしてユーロ2020もあったため、代表チームとしてヨーロッパを出ることはほとんどない。また、プレシーズンのツアーにも参加していないこともあり、移動距離は8万6267km、移動時間のトータルは123時間となり、タイムゾーンをまたいだ回数は64回となった。
しかし、ソン・フンミンは韓国代表のためアジアサッカー連盟(AFC)に所属する国と対戦。この3年間ではアジアカップがある他、カタール・ワールドカップのアジア予選もあることから、ヨーロッパとアジアを行き来している。また、クラブではほとんど差がないように思われるが、ソン・フンミンはプレシーズンのツアーにも参加。アメリカやアジアへと移動していた。
そのソン・フンミンの移動距離は3年間で22万3637km、移動時間は300時間で、タイムゾーンをまたいだ回数は204回となっている。さらに2つのタイムゾーンを通過した率が46.9%となっており、いかに移動距離が多いかがわかる。
22万kmは全くもって想像つかない距離だが、地球1周が4万75kmと言われており、ソン・フンミンは3年間で地球をおよそ5周半した計算となるのだ。
同じクラブの同じような立ち位置の選手でも、代表チームの活動が入れば大きく差が出る事態となっていることが判明。しかし、そのソン・フンミンを上回るのがアヤックスのアルゼンチン代表DFニコラス・タグリアフィコだった。
タグリアフィコの移動距離は25万8682kmで、地球6周分。350時間の移動を行っている。なお、時差の問題はソン・フンミンよりは優しく、タイムゾーンをまたいだ回数は126回。南米とヨーロッパの移動が多いため、距離は離れているが、時差は少ないという形だ。
様々なデータが発表されており、選手たちが想像もつかないようなハードな生活を送りながら、激しい試合を見せてくれているのかが分かるデータとなっている。今週から始まるインターナショナル・マッチウィーク。国を背負って戦う選手たちは、想像を遥かに超える努力をしていることを思い出してみても良いかもしれない。
上記の3シーズンにわたった移動距離を、同じクラブの選手で比較したものだが、その中にトッテナムの攻撃を支える2選手、イングランド代表FWハリー・ケインと韓国代表FWソン・フンミンを比較したものがあった。
共にトッテナムのレギュラーであり、それぞれの国を代表する選手であり、3シーズンにわたって所属チームと代表活動のほとんどに参加しているという共通点がある。
ケインは3シーズンで159試合に出場、ソン・フンミンは172試合に出場し、ケガをしていた時期があることから試合数に多少の差が生まれている。しかし、プレーイングタイムを見ると、ケインは1万4051分に対し、ソン・フンミンは1万3576分と、ケインが多いことに。1試合平均にすると、ケインは88.4分、ソン・フンミンは78.9分と、いかにケインがフル出場を続けているかがわかる。
ただ、その理由は当然と言ってもいいようなデータがあるのだ。それは移動距離だ。
ケインはイングランド代表としてプレーし、基本的な対戦相手は欧州サッカー連盟(UEFA)の加盟国となる。この3シーズンでは、UEFAネーションズリーグがあったこと、そしてユーロ2020もあったため、代表チームとしてヨーロッパを出ることはほとんどない。また、プレシーズンのツアーにも参加していないこともあり、移動距離は8万6267km、移動時間のトータルは123時間となり、タイムゾーンをまたいだ回数は64回となった。
しかし、ソン・フンミンは韓国代表のためアジアサッカー連盟(AFC)に所属する国と対戦。この3年間ではアジアカップがある他、カタール・ワールドカップのアジア予選もあることから、ヨーロッパとアジアを行き来している。また、クラブではほとんど差がないように思われるが、ソン・フンミンはプレシーズンのツアーにも参加。アメリカやアジアへと移動していた。
そのソン・フンミンの移動距離は3年間で22万3637km、移動時間は300時間で、タイムゾーンをまたいだ回数は204回となっている。さらに2つのタイムゾーンを通過した率が46.9%となっており、いかに移動距離が多いかがわかる。
22万kmは全くもって想像つかない距離だが、地球1周が4万75kmと言われており、ソン・フンミンは3年間で地球をおよそ5周半した計算となるのだ。
同じクラブの同じような立ち位置の選手でも、代表チームの活動が入れば大きく差が出る事態となっていることが判明。しかし、そのソン・フンミンを上回るのがアヤックスのアルゼンチン代表DFニコラス・タグリアフィコだった。
タグリアフィコの移動距離は25万8682kmで、地球6周分。350時間の移動を行っている。なお、時差の問題はソン・フンミンよりは優しく、タイムゾーンをまたいだ回数は126回。南米とヨーロッパの移動が多いため、距離は離れているが、時差は少ないという形だ。
様々なデータが発表されており、選手たちが想像もつかないようなハードな生活を送りながら、激しい試合を見せてくれているのかが分かるデータとなっている。今週から始まるインターナショナル・マッチウィーク。国を背負って戦う選手たちは、想像を遥かに超える努力をしていることを思い出してみても良いかもしれない。
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