「力を100%出すことが大事」初のW杯予選に臨む田中碧、アピールのカギは「いかに自分がピッチで田中碧を表現できるか」

2021.10.04 19:15 Mon
©超ワールドサッカー
日本代表は4日、サウジアラビアのジッダでカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けた活動をスタートさせる。

週末の試合を終えて選手たちが続々と合流。先んじてジッダ入りしていた森保一監督に加え、現時点では11選手が合流。遠藤航室屋成田中碧川島永嗣植田直通オナイウ阿道浅野拓磨橋岡大樹守田英正冨安健洋中山雄太が現地入りし、新型コロナウイルス(COVID-19)のPCR検査で陰性が確認されている。
4日からトレーニングがスタートする中、MF田中碧(デュッセルドルフ)がメディアのオンライン取材に応対。自身初のW杯予選参加への心境を語った。

「もちろん凄く光栄なことだと思っていますし、小さい頃から常に目指してきた場所ではあるので、凄く嬉しい気持ちもあります。選ばれることもそうですが、自分が試合に出ることが一番の目標です。そこで勝利に貢献することが目標です」

「時間もあまりないですが、自分らしさを出していき、色々な先輩から吸収していければと思います」
田中は2019年12月に行われたEAFF E-1サッカー選手権で日本代表デビュー。国内組のみでの参加となった大会で代表歴がある。

しかし、その後は招集を受けず。東京オリンピックに向けたU-23日本代表で活動すると、東京オリンピックでは、遠藤とともに5試合に出場し、主軸を担った。

今シーズンからは自身が育った川崎フロンターレを離れ、ブンデスリーガ2部のデュッセルドルフでプレーする田中。ドイツでの経験については「少しずつ自信はついてきていますが、色々な選手と比べても自分が足りない部分があるのはわかっていますし、そういうものを少しずつ埋めていければ上に行けると思っています」と語り、課題が見つかっているとコメント。「色々なものを見られる機会であり、自分を知ってもらう機会であり、色々な選手から吸収したいと思います」と、今回の代表活動でも多くの学びを得たいとした。

ゲームを読む力に長け、判断力に特長がある田中だが、アピールポイントとしては「自分がどこで受けてボールを前進させるか、ゲームを上手く作るところというか、ゲームの流れを作るところは自分のボランチでプレーした時に出せればと思います」と語り、試合の流れを作り出す役割をしたいとコメント。また守備面については「守備の部分でもまだまだ足りないと思いますけど、より強く行ける部分は、ドイツでも自分に足りないと感じながら少しずつ手応えを感じているので、出していければと思います」と、1カ月程度ではあるがドイツでの成長ぶりを見せたいとした。

2度目の代表招集ではあるが、ほぼ初めてでもある状況。今回の短いスパンでやりたいことについては「まずは自分自身がプレーで示さないと、何を言っても意味がないと思います。これだけできることを示しながらも、自分が要求したいことはピッチ内ではどんどん行きたいです」と語り、ピッチ上のパフォーマンスで表現したいとし、「まずは、いかに自分がピッチで田中碧を表現できるかが信頼につながると思います。初めての選手も多いので、1回1回の練習で大事になると思います」と、少ないトレーニングでもしっかりとアピールしたいと意気込んだ。

ドイツで身につけたものについては「納得のいくというか、自分も凄く良い出来だとは思っていません。ただ、今までとやってきたことが違うので、難しいと感じることもあります。あまり意識していなかったセカンドボールの反応などは求められることが多いので、意識の向け方は今までと違うので、細かい部分を出せればと思います」と、川崎F時代にはあまりなかったことをしているとし「もっとやらなければいけないとチームの中でも感じています。少し感じたものを出していければと思います」と、課題と思っている部分をしっかりと見せたいとした。

チームで求められるものについては「フロンターレとは間違いなく違いますし、ボールを保持する時間も僕のチームはそんなに長くないです。守備する時間も長く、とってカウンターに出る回数も多いです。ゲーム体力の使い方は全然違います。もっと慣れなければいけないと思います」と、戦い方が変わり、やることやペースも変わったとコメント。「僕はうまくできなかったので、ここで苦しみながらも少しずつ成長していけば、良くなっていくと思います」と、早くフィットできていないことから色々学ぶとした。

また、成長できた部分は感じていないとし、逆に足りない部分を多く見つけた1カ月だったとし「成長しなければいけない部分を感じました。ボックスに入る部分はあまり考えてこなかったですが、クロスに対して2列目の自分が入ることは要求されていますし、点を取るためにどうするかを考えたらゴール前に入らないといけないです」とコメント。また「セカンドボールを拾って攻撃につなげなければいけないですし、ボールを良い状態で受けられる場面も少ないですし、周りの選手も前に行きたがるので、そこに合わせなければいけないと感じていますし、そこがすごく課題だと思っています」と、セカンドボールを拾った後の攻撃の仕方や、周りとの連係はさらに成長させる必要があると感じているようだ。

日本代表も遠藤に始まり、守田、そして柴崎岳(レガネス)と同じポジションのライバルは多い。その中で勝負できるポイントについては「それぞれの特徴は僕が言うまでもなく、皆さんがご存知の通り素晴らしいものを持っています。自分にないものを持っているのは間違いないです。僕もそういった選手たちにないものを持っていると思います。ゲームを作るとは思っていないですが、流れをうまく循環させるプレーは自信を持っています」と、試合の流れを作っていく能力は長けているとコメント。さらに「前につけるボールは、一発のスルーパスはなかなか得意ではないですが、くさびや裏に出すボールは勝負できるんじゃないかなと思っているので、そこで自分の良さを出せればと思います」と、攻撃面でも見せられるものはあると語った。

初の最終予選。緊張もあるとした田中だが、しっかりと受け入れることが大事だとコメント。また、目標は勝利に貢献することだとした。

「もちろん緊張感はあると思いますし、自分もまだ立っていないので分からないですが、始まった時に固くなるのは想像できます。その中で90分を通して、いかに早く試合を察知して、自分のプレーができるかどうか。緊張を受け入れながらできれば良いのかなと思います」

「自分の力を100%出すことが大事だと思うので、気負ってやらない方が良いと思います」

「勝つことが一番の目標ですし、勝たなければ何も繋がらないと思っているので、そこに対して自分がピッチで勝利に貢献できればと思います。欲を言えば点を取って、チームを勝たせるプレーができればと思います」
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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C5DpnHYtDb9/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">上田綺世/Ayase Ueda(@bee18_official)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.03.29 10:35 Fri

伊藤洋輝が問題を抱えてドイツ帰還? 指揮官が明かすも「日曜日には十分だろう」と週末は出場か

日本代表DF伊藤洋輝が問題を抱えてドイツに戻っていたようだ。 今シーズンはシュツットガルトでブンデスリーガ18試合に出場し2アシストを記録している伊藤。急遽中止になるというトラブルもあった中、21日には2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮代表戦に左サイドバックとしてフル出場を果たしていた。 予定よりも早くチームに戻ることができた伊藤。上位を争い、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得のため、残りシーズンで結果を残していきたいシュツットガルトだが、日本から帰国した伊藤は問題を抱えていたという。 31日に控えているブンデスリーガ第27節のハイデンハイム戦に向けた記者会見に臨んだセバスティアン・ヘーネス監督。代表選手の状態について語る中、伊藤にも言及した。 ケガ人がいる中で、伊藤については、腰に軽い問題を抱えながら戻ってきたとのこと。ただ、27日からランニングを開始できたようで「日曜日には十分だろう」と、ハイデンハイム戦の出場は問題ないと考えているようだ。 伊藤が北朝鮮戦で大きく痛むシーンはなかったと思われるが、いくつか接触プレーはあったのも事実。悪化しないという点では、アウェイでの北朝鮮戦が中止になったことはプラスと言えるのかもしれない。 2024.03.29 09:55 Fri

「今回もニッコニコ」もはや恒例!1人だけ笑顔の日本代表集合写真がまたも話題に「待ってました!」「いつも笑顔が素敵」

日本代表FW上田綺世(フェイエノールト)が、やはり笑顔だ。 3月の2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で北朝鮮代表との連戦に臨む予定だった日本。だが、アウェイの平壌で開催予定だった試合が中止となったことで、ホームでの1試合のみで活動を終えた。 週末の試合に向けて選手たちが各自のクラブへと戻っている中、21日に行われたホームゲームで先発していた上田も28日にインスタグラムを更新。「応援ありがとうございました!」とファンやサポーターへの感謝の思いを綴っていた。 そんな中、その上田の投稿に添えられていた1枚の写真が話題だ。 上田は、キックオフ前にスターティングメンバー11人が並んで撮影される集合写真もアップ。他の10人がいかにも試合前というようなきりっとした表情を見せる中、上田だけは満面の笑顔だった。 上田が集合写真の撮影時に笑顔を見せるのは恒例のこと。アジアカップ2023の時も度々話題となっていたが、今回はそのアジアカップ以来の代表戦ということもあり、ファンからは「綺世いつも笑ってて可愛い!!!」、「いつも笑顔が素敵」、「今回もニッコニコ」、「スマイル待ってました!」、「とびきりの笑顔で可愛い」とまたも反響が集まっている。 今回はアウェイでの試合が中止となったこともあり、上田の笑顔も並んだ集合写真はこの時だけ。6月の2次予選でも、またこのとびきりの笑顔が見られるだろうか。 <span class="paragraph-title">【写真】1人だけ爽やかな笑顔!日本代表の集合写真(2枚目)</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C5BhsnPtqYw/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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