ロサーノ&ラフマニ弾で逆転勝利のナポリが開幕7連勝!《セリエA》

2021.10.04 03:12 Mon
Getty Images
ナポリは3日、セリエA第7節でフィオレンティーナと対戦し2-1で勝利した。

セリエA6連勝中の首位ナポリが、4勝を挙げている5位フィオレンティーナのホームに乗り込んだ一戦。ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグのスパルタク・モスクワ戦から先発を6人変更。ペターニャやポリターノ、マノラス、GKメレトらに替えてオシムヘンやロサーノ、ザンボ・アンギサ、GKオスピナらを先発で起用した。
立ち上がりから押し込まれる時間が続いたナポリだったが、22分に最初のチャンスを迎える。インシーニェの左CKからザンボ・アンギサがヘディングシュートを放ったが、これはわずかに枠の上に外れた。

その後も劣勢の展開が続いたナポリはセットプレーからに失点する。28分、左CKをファーサイドのヴラホビッチが左足で折り返すと中央のクアルタが倒れながら右足のボレーシュートを豪快に叩き込んだ。

先制を許したナポリだが、すぐに反撃。36分、自陣からロングパスで左サイドを抜け出したオシムヘンがボックス内でクアルタに倒されPKを獲得。インシーニェのPKは相手GKに阻まれるも、ゴール前の混戦から最後はこぼれ球をロサーノがシュートを突き刺し、ナポリが試合を振り出し戻した。
さらにナポリは、45分にもジエリンスキのふわりと浮かせたパスからボックス内のオシムヘンがオーバーヘッドシュートを放ったが、これは枠の左に外れた。

迎えた後半、ナポリは開始早々に勝ち越しに成功する。50分、バイタルエリア右で獲得したFKからジエリンスキがクロスを供給すると、ゴール前に抜け出したラフマニがダイビングヘッドをゴール右に流し込んだ。

直後にフィオレンティーナの反撃を受けたナポリだが、集中した守りでこれ凌ぎ切ると、62分に決定機。ドリブルで右サイドを切り裂いたオシムヘンバボックス右から中央へラストパスを送るも、中央に走り込んだエルマスが痛恨の空振り。

その後は膠着状態が続く中、選手を入れ替えながらゴールを目指した両チームだったが、結局最後までスコアは動かず。ラフマニのゴールが決勝点となり、ナポリが開幕7連勝を飾っている。
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