札幌が5発快勝でG大阪を粉砕、故・石水勲氏に白星を捧げる【明治安田J1第31節】
2021.10.02 21:10 Sat
明治安田生命J1リーグ第31節、ガンバ大阪vs北海道コンサドーレ札幌が10月2日にパナソニックスタジアム吹田で行われ、1-5でアウェイの札幌が勝利を収めた。
前節は柏レイソルと対戦し、宇佐美の直接FKなどでリーグ戦6試合ぶりの勝利を手にしたG大阪。来シーズンに向けた新たなエンブレムやロゴも披露されるなど、『クラブ創立30周年記念マッチ』と銘打たれ今節は、倉田に代わって井手口が先発を務め、右のサイドハーフに入った。
一方、直近6試合のうち5試合で完封負けと、深刻な得点力不足にあえぐ札幌。前節のサンフレッチェ広島戦からは荒野に代えてミラン・トゥチッチを起用し、小柏を二列目に。26日に眠りについた最高顧問・石水勲氏への追悼の意を表し、喪章をつけてこの一戦に臨んだ。
高い位置からプレッシャーを掛ける札幌は、立ち上がり5分に試合を動かす。キム・ヨングォンのパスを中央でカットした駒井が自ら持ち運んでボックスに侵入。右足でグラウンダーのシュートを放つと、GK東口の手を弾いて早々にネットを揺らした。
G大阪は13分にも不安定なビルドアップからピンチを招き、小柏に裏を取られたが、GK東口がうまく外に追いやりフィニッシュまでは持ち込ませない。18分にはセットプレーからミラン・トゥチッチ、小柏に至近距離でシュートを浴びるも、いずれもGK東口が防ぎ切った。
それでも32分にようやく追加点を奪う。こぼれ球を駒井が拾って中へ絞っていたルーカス・フェルナンデスへ預けると、前にスペースがある中、ドリブルで持ち上がる。気持ち右寄りにコースを取りながらボックスに侵入すると、対応にきた藤春の股を抜いて内側に進路を変え、カバーに入ったキム・ヨングォンもかわして右足トーキックで流し込んだ。
さらに40分にはルーカス・フェルナンデスからグラウンダーのパスが中央で送られると、ボックス手前から高嶺が左足を一閃。無回転の強烈な一撃がゴール右に突き刺し、J1初ゴールでリードを広げる。
ハーフタイムの3枚替えで巻き返しを図りたいG大阪だったが、後半も早々に札幌が仕掛ける。小柏の縦パスをキム・ヨングォンがクリアし損ね、ボールは金子の下へ。GK東口との一対一を迎えると、冷静に右足で股を抜いてネットを揺らした。
反撃の出端をくじかれたホームチームは、58分に山本のミドル、セットプレー崩れからパトリックと、次第にフィニッシュシーンが増え始める。すると65分、敵陣中央右でFKを得ると、宇佐美のキックからパトリックがヘディングを沈めて1点を返す。
83分にはこぼれ球を拾ったフリーの高尾が左足で狙ったがGK菅野の好セーブに阻まると、逆に終盤には札幌が追加点を奪取。中盤でミドルパスの応酬となり、駒井のパスが右の深い位置に出ると、ドウグラス・オリヴェイラが飛び出してきたGK東口の位置を見極めて丁寧に枠内へ流し込んだ。
そのままタイムアップを迎え、得点力不足に悩んでいたのが嘘のような5ゴールでG大阪を圧倒した札幌。3試合ぶりの勝利を石水氏に捧げた。
ガンバ大阪 1-5 北海道コンサドーレ札幌
【G大阪】
パトリック(後20)
【札幌】
駒井善成(前5)
ルーカス・フェルナンデス(前32)
高嶺朋樹(前40)
金子拓郎(後2)
ドウグラス・オリヴェイラ(後43)
前節は柏レイソルと対戦し、宇佐美の直接FKなどでリーグ戦6試合ぶりの勝利を手にしたG大阪。来シーズンに向けた新たなエンブレムやロゴも披露されるなど、『クラブ創立30周年記念マッチ』と銘打たれ今節は、倉田に代わって井手口が先発を務め、右のサイドハーフに入った。
高い位置からプレッシャーを掛ける札幌は、立ち上がり5分に試合を動かす。キム・ヨングォンのパスを中央でカットした駒井が自ら持ち運んでボックスに侵入。右足でグラウンダーのシュートを放つと、GK東口の手を弾いて早々にネットを揺らした。
G大阪は13分にも不安定なビルドアップからピンチを招き、小柏に裏を取られたが、GK東口がうまく外に追いやりフィニッシュまでは持ち込ませない。18分にはセットプレーからミラン・トゥチッチ、小柏に至近距離でシュートを浴びるも、いずれもGK東口が防ぎ切った。
パッとしないG大阪の最終ラインを尻目にチャンスを作り続ける札幌は32分、小柏がドリブルでボックス左に侵入してマイナスのパスを送ると、駒井は右に展開する。ルーカス・フェルナンデスがワンタッチでグラウンダーのパスを斜めに入れると、ゴールに背を向けて受けた金子は切り返して180度ターン。左アウトでネットを揺らすも、オフサイドを取られてしまった。
それでも32分にようやく追加点を奪う。こぼれ球を駒井が拾って中へ絞っていたルーカス・フェルナンデスへ預けると、前にスペースがある中、ドリブルで持ち上がる。気持ち右寄りにコースを取りながらボックスに侵入すると、対応にきた藤春の股を抜いて内側に進路を変え、カバーに入ったキム・ヨングォンもかわして右足トーキックで流し込んだ。
さらに40分にはルーカス・フェルナンデスからグラウンダーのパスが中央で送られると、ボックス手前から高嶺が左足を一閃。無回転の強烈な一撃がゴール右に突き刺し、J1初ゴールでリードを広げる。
ハーフタイムの3枚替えで巻き返しを図りたいG大阪だったが、後半も早々に札幌が仕掛ける。小柏の縦パスをキム・ヨングォンがクリアし損ね、ボールは金子の下へ。GK東口との一対一を迎えると、冷静に右足で股を抜いてネットを揺らした。
反撃の出端をくじかれたホームチームは、58分に山本のミドル、セットプレー崩れからパトリックと、次第にフィニッシュシーンが増え始める。すると65分、敵陣中央右でFKを得ると、宇佐美のキックからパトリックがヘディングを沈めて1点を返す。
83分にはこぼれ球を拾ったフリーの高尾が左足で狙ったがGK菅野の好セーブに阻まると、逆に終盤には札幌が追加点を奪取。中盤でミドルパスの応酬となり、駒井のパスが右の深い位置に出ると、ドウグラス・オリヴェイラが飛び出してきたGK東口の位置を見極めて丁寧に枠内へ流し込んだ。
そのままタイムアップを迎え、得点力不足に悩んでいたのが嘘のような5ゴールでG大阪を圧倒した札幌。3試合ぶりの勝利を石水氏に捧げた。
ガンバ大阪 1-5 北海道コンサドーレ札幌
【G大阪】
パトリック(後20)
【札幌】
駒井善成(前5)
ルーカス・フェルナンデス(前32)
高嶺朋樹(前40)
金子拓郎(後2)
ドウグラス・オリヴェイラ(後43)
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