なでしこジャパンを率いる池田太監督が意気込みを語る「一歩前に進めなければいけない」

2021.10.01 21:20 Fri
©︎JFA
日本サッカー協会(JFA)は1日、なでしこジャパンの新監督に、U-19日本女子代表を指揮していた池田太監督(50)が就任することを発表した。

池田氏は、現役時代は浦和レッズでJリーガーとしてプレー。その後は、浦和やアビスパ福岡で指導者として活躍。その後、アンダー世代の女子代表監督を務めた。
2017年にはAFC U-19女子選手権で優勝を果たすと、2018年にはU-20女子ワールドカップで初優勝。2019年にはAFC U-19女子選手権で連覇を達成していた。

なでしこジャパンとして11人目の指揮官となった池田監督は、就任会見で意気込みを語り、記者の質問に答えた。

「私がこのなでしこジャパンの監督就任の話をいただき、まず初めに頭に浮かんだことは、責任の重さと自分への覚悟の気持ちでした。それと、感謝の気持ちが沸いてきました」
「今までのなでしこジャパンを作ってきていただいた方々、女子サッカーを発展、切り開いていただいた方々の積み上げあってこその、今の女子サッカーがあると思っていますし、ここから未来へつなげていくために、このなでしこジャパンを一歩前に進めなければいけない、とても責任の大きな仕事。ただ、私は全力でこの仕事に向かう覚悟、そういった気持ちが沸いています」

「なでしこジャパンは子供たちがボールを蹴り始めてから、その成長を見守ってくださっていた保護者の方でしたり、地域の指導者、学校の先生や顧問の方、そして地域のトレセンでしたり、所属クラブのコーチの皆さん、トレセン活動を含めたエリート活動、アンダーカテゴリー、全ての方々の努力の最後の最後の部分で戦わせいただいている。そういった覚悟と、そこでの結果の喜びを、皆さんと本当に共有していかなければいけないなという心算でいます」

「小学校3年からサッカーを始め、色々なことをサッカーから学びました。仲間の大切さ、努力して掴みとる喜び、また悔しいこともありました。そこから這い上がる強さも学びましたし、人生の中でサッカーは大切なものですし、そのサッカー界に私が今なでしこの監督を引き受け、そこで戦うことで、サッカー界に少しでも恩返しができるのではないか。また恩返しができるチャンスを与えていただいたという感謝の気持ちが責任と覚悟にプラスして、私の中で起こっていたのも事実です」

「チームとしては2011年になでしこジャパンは世界一になっていますので、頂点を目指したチーム作り、世界を奪還するという強い気持ちでチーム作りをしていきたいと思います」

「世界の女子サッカーの進歩は凄まじいです。様々な戦術や環境、フィジカル、アプローチ、そういった意味での世界の女子サッカーの進化のスピードが上がっていく中で、日本がどういった武器で世界に出るか、立ち向っていくか、上回っていくかを考えています」

「フィジカルの問題が欧米に比べてよく話が出ますが、日本人の俊敏性は世界に打って出て、優っているところでもあります。それも1つのフィジカルです。日本人の持っている起用さ、勤勉性、連動性、連携をもっと突き詰めていけば、新しいコンビネーションや相手を打ち負かすことも、もっとできると思います」

「直近のワールドカップやオリンピックでは、なでしこジャパンは上位に食い込めませんでしたが、戦っている中でも相手の脅威となる攻撃や守備ができた部分もありました」

「私は、できていた部分の強度をもっと上げて、トライする回数をあげて、細部を詰めて、選手に自信を持って、勇敢にダイナミックに戦っていくチームを作っていきたいと思っています」

「もちろん、世界一を獲ったこともありますが、常に上位に食い込んでいるわけではないのも事実です。ですから、日本女子サッカーの底上げも含めて、世界一を目指し、強いなでしこジャパン、それが皆さんに応援されるチームになり、サッカーの輪をもっと広げて、女子サッカーっていいな、応援したいな、自分の子供にもサッカーやらせたいな。女子サッカーを含めたサッカー界を盛り上げられればと自分ではそこを目指していきたいですし、そこに尽力する、全身全霊をかけてこの仕事に取り組んでいく。それだけはみなさんに約束できると思います」

「私一人では達成できません。皆さんの協力やサポートが必要です。一緒に色々なことを考えて欲しいと思っていますし、色々なアイデアを聞きたいと思います」

「この先の新しい女子サッカーの世界を作っていけるようにみんなと一緒に戦っていければと思っています。応援よろしくお願いします」

ー日本代表選手に求める条件は

「色々なことの条件はありますが、まずは自分が思っている、持っているパフォーマンスを全て出し切れる選手。全力でプレーできる選手が根本ですが、大切にしていきたいと思います」

「それプラス仲間に良い影響を与えられる。自分のパフォーマンス、ポテンシャルを出せるプラス、仲間を助けたり、より良い相乗効果が生まれるような、化学反応を起こせる選手は選ぶ中での大事なポイントだと思います」

ーこの先のW杯と五輪の目標について

「大会に参加するわけですから、1試合1試合勝利を目指して戦うのが使命だと思うので、優勝を目指していきながら戦っていくというのがあります」

「ワールドカップで世界と戦っていく上で、自分たちのストロングポイント、相手と戦う中での修正点を見つけ、成長を目指しながら勝って行くということが目標です」

ーチーム強化のポイントは

「1月に向かってトレーニングキャンプを10月に選手たちと集まって、チームの立ち上げを行ってスタートしたいと思います。コンセプトはありますが、最初に選手たちと共有したいと思っています」

「大まかにはダイナミックさや日本の武器を生かすこと、連動・連携、メンタル的にも日本人の良さを出したいこと、周りへの気遣い、サポート、献身性なども日本のストロングだと思っています」

「コンセプトとして言えることは、日本の武器を磨き、それを持って世界に出て行くということです。細かいことは選手たちと先に共有して、作り上げていきたいと思います」
関連ニュース

谷川萌々子が開幕2試合連続ゴール!ローゼンゴード加入後公式戦6戦5発と圧巻の活躍

FCローゼンゴードのなでしこジャパンMF谷川萌々子が止まらない。 ローゼンゴードは21日、ダーム・アルスヴェンスカン(スウェーデン女子1部)第2節で、クリスティアンスタッドとのアウェイ戦に臨み、3-1で勝利を収めた。 谷川は[3-4-2-1]のボランチで、門脇真依はワントップでそれぞれ先発フル出場し、谷川が2試合連続となるゴールを決めた。 ペナルティアークのオリビア・ホールトから、足裏を使ったおしゃれなパスを引き取ってボックス内へ切れ込みと、冷静に一対一を制し、右足でネットを揺らした。 谷川は開幕戦に続き、2試合連続ゴール。リーグ戦開幕前のスウェーデン・カップを含めると、加入後は6試合で5得点と、FW顔負けの得点力を誇っている。 もちろんJFAアカデミー福島の先発である門脇や、スウェーデン女子代表キャップ「240」を数えるキャロライン・セゲルが隣にいることも大きいだろう。 ただ、それを差し引いても、異色の成績。海外クラブで背番号「10」を託された実力を見せ付けている。 谷川のゴールで先制したローゼンゴードは、3-1で敵地戦をものにし、開幕2連勝。王座奪還へ向け、好スタートを切っている。 <span class="paragraph-title">【動画】ボックスまで侵入した谷川萌々子が2試合連続のゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C6B6t_WKe6r/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/C6B6t_WKe6r/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div></div><div style="margin-left: auto;"> <div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div></div></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div></div></a><p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/C6B6t_WKe6r/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">FC Rosengård(@fcrosengard)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.04.22 20:10 Mon

「周りの人達に恵まれ本当に幸せでした」元なでしこジャパン、I神戸の増矢理花が引退表明…天賦の才を披露も度重なる負傷に苦しむ

INAC神戸レオネッサは22日、元なでしこジャパンのMF増矢理花(28)が現役を引退することを発表した。 徳島県出身の増矢はJFAアカデミー福島の3期生。中盤で創造性豊かなプレーを披露し、在学中から年代別の日本女子代表にも選出され、2012年のU-17女子ワールドカップ(W杯)にも出場した。 2014年からINAC神戸レオネッサへ加入し、同年のアジア競技大会へ向けたなでしこジャパンにも選出。直前にNDソフトスタジアム山形で行われた「なでしこジャパン WORLD MATCH」ガーナ女子代表戦にてデビューを飾り、アジア競技大会では初ゴールも決めた。 フランス女子W杯予選を兼ねた2018年のAFC女子アジアカップでは優勝に貢献するも、本大会へ向けては選外に。WEリーグ発足に伴い、2021年にサンフレッチェ広島レジーナへ移籍し、今季から古巣のI神戸へ復帰していた。2023年をはじめ、2015年、2016とI神戸で皇后杯を制覇した。 将来を嘱望された一方で、2013年の右ヒザ前十字じん帯損傷に始まり、度重なる大ケガとの戦いも余技なくされた。2021年9月には左ヒザ前十字じん帯損傷。復帰後には絶妙ループ弾と確かな才能を見せるも、今年3月に左ヒザを再受傷していた。 なでしこリーグ、WEリーグを合わせて通算188試合に出場し、57得点をマーク。なでしこジャパンとしては27試合出場6得点という数字を残している。 決断を下すこととなった増矢は、クラブ公式サイトを通じてコメント。感謝の想いと、残りシーズンへの言葉を残している。 「シーズン途中ではありますが、このタイミングで現役引退の報告をさせて頂きます。今シーズンをもちまして現役引退する事を決意しました」 「まず、私のサッカー人生を支えて下さったファン・サポーターの皆様、スポンサー企業の皆様、指導者の方々、共に闘ってくれた仲間達、チーム関係者の皆様、フロントスタッフ、現場スタッフ、チームメイト、近くで支えてくれた家族、地元の方々、他にもたくさんの方々への感謝の気持ちでいっぱいです。皆様のおかげでここまでサッカーを続ける事ができました。ありがとうございました」 「高校卒業から7年間と今シーズンを合わせて8年間、私を育ててくださったこのINAC神戸レオネッサというクラブに感謝の気持ちでいっぱいです。最高の環境で、最高の仲間と日々サッカーに打ち込むことができて、とても幸せでした」 「そして2年半お世話になったサンフレッチェ広島レジーナにも感謝の気持ちでいっぱいです。チームの立ち上げから関わらせていただき、かけがえのない濃い2年半を過ごせました。私のサッカー人生は常に周りの人達に恵まれ本当に幸せでした」 「最後に、まだリーグ戦が残り6試合あります。私はピッチに立つ事ができませんがみんなと共に全力で闘います」 2024.04.22 19:35 Mon

長谷川唯フル出場のシティがなでしこトリオ先発のウェストハムに5発大勝で暫定首位!得失点差でもチェルシーに圧【FAWSL】

FA女子スーパーリーグ(FAWSL)第19節の5試合が、19日から21日にかけて各地で行われた。 首位チェルシーと勝ち点「46」で並び、得失点差の関係で2位のマンチェスター・シティは、ホームに11位ウェストハム(勝ち点13)を迎え、5-0と大勝した。 シティの長谷川唯は[4-3-3]のアンカーでフル出場。ウェストハムのなでしこジャパン勢、清水梨紗と林穂之香は[3-4-2-1]のダブルボランチを組み、植木理子は最前線に。清水と植木がフル出場し、林が83分までプレーしている。 優勝を争うシティにとっては勝利はもちろん、残留を争う相手に可能な限り点差を付けたい思惑の中で、まずはキックオフの流れからいきなり先制点を奪取。ジェス・パークのカットバックからレイラ・オウアビが蹴り込み、開始24秒で試合を動かす。 さらに3分にはローレン・ヘンプのクロスをカディジャ・ショーが相手のハンドオフを物ともせずに胸トラップで収め、左足ボレー。シティがあっという間にリードを広げる。 WSL史上2人目となる2年連続20得点を達成したショーは、24分にもマークに付かれながらの豪快ダイビングヘッドでネットを揺らし、リーグ通算50得点に。史上11人目、57試合での達成はアーセナルのフィフィアネ・ミーデマ(50試合)に次ぐ2番目のスピード記録となった。 ただ、そのショーは前半終了間際に左足を負傷。ピッチを退き、後半は松葉杖姿で外からゲームを見守ることとなる。 ウェストハムは守勢の続く中で26分にヴィヴィアン・アッセイに決定機が訪れるが、GKキアラ・キーティングの好セーブに遭い、前半アディショナルタイムのジェシカ・ジウのシュートも、ディフレクトしてクロスバーに嫌われた。後半立ち上がりにはプレスがはまるも、アッセイ、植木の一振りはいずれも枠を叩き、63分には広大なスペースを突いた植木が一対一の絶好機を迎えるも、決め切れない。 すると攻勢続くシティがさらに加点。途中出場の20歳MF、ローラ・ブラインドキルデ・ブラウンが81分にWSL初ゴールを挙げると、86分には好調を維持するパークが自らもゴールと、大差をつけて勝利を収めた。 この結果、暫定首位に立ったシティは得失点差「+42」となり、1試合未消化チェルシー(得失点差+39)に対してプレッシャーを掛けた。 残留ラインが気になるウェストハムだが、最下位ブリストル・シティ(勝ち点6)は長野風花がフル出場した5位リバプール(勝ち点29)に0-1と敗戦。その差は変わらぬままとなっている。 エミレーツ・スタジアムに4万2820人を集めた3位アーセナル(勝ち点40)は、宝田沙織と籾木結花が先発出場した10位レスター・シティ(勝ち点17)に3-0で快勝。逆転優勝への可能性を残した。 4位マンチェスター・ユナイテッド(勝ち点31)は、後半アディショナルタイムに追い付き、6位トッテナム(勝ち点25)と2-2のドロー。ユナイテッドの宮澤ひなたは74分から途中出場している。 また、8位ブライトン&ホーヴ・アルビオン(勝ち点18)と9位エバートン(勝ち点15)の一戦は、2-1でアウェイのエバートンが勝利している。 <span class="paragraph-title">【動画】シティのリードを広げるショーの力強いダイビングヘッド</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A rocket header from Bunny Shaw! <a href="https://twitter.com/hashtag/BarclaysWSL?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#BarclaysWSL</a> <a href="https://twitter.com/ManCityWomen?ref_src=twsrc%5Etfw">@ManCityWomen</a> <a href="https://t.co/U3DC0SYMoN">pic.twitter.com/U3DC0SYMoN</a></p>&mdash; Barclays Women&#39;s Super League (@BarclaysWSL) <a href="https://twitter.com/BarclaysWSL/status/1782042418503688339?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】好調パークがダメ押し弾、直近4試合で7ゴール関与</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">An outstanding run and finish from Jess Park! <a href="https://twitter.com/hashtag/BarclaysWSL?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#BarclaysWSL</a> <a href="https://twitter.com/ManCityWomen?ref_src=twsrc%5Etfw">@ManCityWomen</a> <a href="https://t.co/fQZm7beSAV">pic.twitter.com/fQZm7beSAV</a></p>&mdash; Barclays Women&#39;s Super League (@BarclaysWSL) <a href="https://twitter.com/BarclaysWSL/status/1782063099270328558?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.22 15:20 Mon

千葉玲海菜がフランクフルト加入後初先発でフル出場!逆転ゴールに絡み試合後インタビューではドイツ語も披露

アイントラハト・フランクフルトに所属するなでしこジャパンのFW千葉玲海菜が、加入後初の先発出場を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えた。 千葉は、1月10日にジェフユナイテッド市原・千葉レディースからフランクフルトへ加入し、ここまで公式戦10試合に出場して1得点をマーク。いずれも途中出場だった。 20日に行われた女子ブンデスリーガ第19節、ホームでのニュルンベルク戦ではついに加入後初先発。1-1の同点で迎えた31分にはスピードを生かして左のスペースを突いてボックス内へ侵入すると、1人かわして強烈な右足シュート。これはGKに阻まれたが、拾ったニコール・アニョミが決め切り、逆転ゴールに絡んだ。 試合後に公式のインタビューに応じた千葉は、初先発の気持ちを問われると、「Ich bin glücklich!(すごく嬉しいです!)」とドイツ語で回答。ホームでのスタメン出場を喜んだ。 「初めてのスタメンをホームで迎えられて本当に嬉しいですし、何より勝ち点3を積めたことがよかったです」 「(ゴールに迫るシーンもあったが?)自分で決められた場面だったので、決められなかったことは悔しいですけど、初めてのスタメンでチャンスメイクもできましたし、改善しなければいけれないところはありますが、今後取り組んでいって、次の試合も勝てるように頑張りたいです」 3位に浮上したフランクフルト(勝ち点35)は次節、4位ホッフェンハイム(勝ち点34)との直接対決を迎える。3位以内に与える女子チャンピオンズリーグ(UWCL)出場権を争う大一番へ向けては「1年を通して一番大事な試合になると思うので、自分ができることをしっかり準備して次の試合に臨みたいと思います」と意気込みを語った。 <span class="paragraph-title">【動画】クラブ公式インタビューに応じる千葉玲海菜</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ニュルンベルク</a> 戦で加入後、初のスタメンフル出場となった <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%83%8A?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#レミナ</a><br><br>ゴールを奪うことはできませんでしたが、果敢にゴールを狙いました<br><br>試合後のインタビューではドイツ語にもチャレンジ<br><br><a href="https://twitter.com/rmn_7301?ref_src=twsrc%5Etfw">@rmn_7301</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/SGE?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#SGE</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/EintrachtFrauen?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EintrachtFrauen</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%88?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#アイントラハト</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%88?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#フランクフルト</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ブンデスリーガ</a> <a href="https://t.co/UctvtywtaJ">pic.twitter.com/UctvtywtaJ</a></p>&mdash; Eintracht Frankfurt (@eintracht_jp) <a href="https://twitter.com/eintracht_jp/status/1781853843602526421?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.21 21:15 Sun

ローマの連覇は持ち越しに…熊谷紗希&南萌華フル出場もフィオレンティーナとゴールレスドロー【女子セリエA】

20日、女子セリエA上位プレーオフ第5節のフィオレンティーナvsローマがヴィオラ・パークで行われ、0-0の引き分けに終わった。 ローマのなでしこジャパンDF熊谷紗希は中盤の底で、DF南萌華はセンターバックの一角でフル出場した。 首位のローマ(勝ち点60)は、前節2位ユベントス(勝ち点47)との直接対決を制し、今節勝てば2連覇が決まるという状況下で、3位フィオレンティーナ(勝ち点39)との敵地戦に臨んだ。 一方、プレーオフに入って3連敗中のフィオレンティーナも、女子チャンピオンズリーグ(UWCL)圏内死守への執念を見せ、立ち上がりから攻勢を掛けると、2分に右クロスからポーリーン・ハマランドがネットを揺らす。 だが、ここは直前のエンマ・セヴェリーニのGKへのファウルを取られて、ゴールを認められず。ローマは難を逃れた。 互いが好機を作りながらも、両者無得点のまま試合は推移し、終盤にはローマの時間が続くが、82分に迎えたバレンティナ・ジャチンティの決定機はGKの好セーブに遭い、88分には南のヘディングも力なく。互いにゴールが生まれぬまま、90分を終えた。 また、裏ではユベントスが4位サッスオーロ(勝ち点32)に2-1で勝利したため、今節のローマの優勝はお預けに。プレーオフは奇数チームのため、ローマは次節試合がないが、ユベントスが5位インテル(勝ち点30)と引き分け以下なら、優勝が決まる。 <span class="paragraph-title">【動画】熊谷紗希&南萌華フル出場のローマがフィオレンティーナとドロー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="lI5p4il6T8c";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.21 20:45 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly