残留と逆転優勝を目指す両チームによる"横浜ダービー"は劇的ドロー決着【明治安田J1第30節】
2021.09.25 20:23 Sat
25日、明治安田生命J1リーグ第30節の横浜FCvs横浜F・マリノスがニッパツ三ツ沢球技場で行われ、2-2の引き分けに終わっている。
ホームの横浜FCは現在3連敗中で最下位に沈んでいる。残り9試合で残留を目指すためにも、まずはこのダービーマッチで負のスパイラルから抜け出したい。
一方、アウェイの横浜FMはここ3試合で2敗を喫している。首位の川崎フロンターレとの勝ち点差は「7」となっており、逆転優勝に向けてこれ以上の黒星は是が非でも避けたい。
16分、横浜FMに決定機。右サイドでレオ・セアラからのスルーパスに抜け出したエウベルが底弾道クロスをGKブローダーセンと最終ラインの間に送る。しかし、そのボールに対して前田がボックス左で合わせるも、上手くミートできずに先制点には至らなかった。
24分、今度は横浜FCにチャンス。自陣でボールを奪い、ピッチ中央の安永から裏に抜け出したミネイロに長いスルーパスが出る。ボールを受けたミネイロは、DFをかわしてボックス右の角度のないところからシュートを打つも、GK高岡に防がれてゴールとはならなかった。
しかし、横浜FCがワンチャンスをモノにする。38分、敵陣中央からの瀬古の浮き球スルーパスに抜け出したジャーメイン良が、ボックス右からマイナスのクロス。これをボックス中央で合わせたミネイロが冷静に流し込み、先制点を奪取した。
リードを許した横浜FMだったが、62分に追いつく。ゴール前で前田からのパスを受けたレオセアラがGKブローダーセンと1対1を迎えると、不当なタックルを受けてPKを獲得。これをマルコス・ジュニオールがゴール左下に決めてスコアを振り出しに戻した。
このまま逆転を目指すアウェイチームに73分にアクシデント。相手のカウンターを止めに入った渡辺がミネイロに斜め後ろからスライディングでファウル覚悟で止めに入ったものの、これで2枚目のイエローを貰ってしまい、退場処分に。1人少ない状態で残り時間を戦うことになった。
それでも、横浜FMの流れは変わらなかった。77分、敵陣左サイドでボールを受けた扇原がボックス中央にクロスを上げると、ニアでDFに触れられるも前田が左足で上手く合わせて逆転に成功した。
この勢いのまま横浜FMが試合をモノにするかに思われたが、89分に横浜FCが同点に持ち込む。敵陣右サイドからマギーニョがロングスローを投げ、ボックス内で混戦状態に。そのこぼれ球に反応したジャーメイン良がヘディングでミネイロにパスすると、これを押し込んでゴールイン。土壇場で振り出しに戻した。
その後は6分とられた追加タイムの中で互いにゴールに迫る場面を作ったが、2-2で試合終了。一方は残留、もう一方は逆転優勝のためにも勝利が欲しかった横浜ダービーは引き分けで幕を閉じた。
横浜FC 2-2 横浜F・マリノス
【横浜FC】
サウロ・ミネイロ(前38)
サウロ・ミネイロ(後44)
【横浜FM】
マルコス・ジュニオール(後17)
前田大然(後32)
ホームの横浜FCは現在3連敗中で最下位に沈んでいる。残り9試合で残留を目指すためにも、まずはこのダービーマッチで負のスパイラルから抜け出したい。
16分、横浜FMに決定機。右サイドでレオ・セアラからのスルーパスに抜け出したエウベルが底弾道クロスをGKブローダーセンと最終ラインの間に送る。しかし、そのボールに対して前田がボックス左で合わせるも、上手くミートできずに先制点には至らなかった。
24分、今度は横浜FCにチャンス。自陣でボールを奪い、ピッチ中央の安永から裏に抜け出したミネイロに長いスルーパスが出る。ボールを受けたミネイロは、DFをかわしてボックス右の角度のないところからシュートを打つも、GK高岡に防がれてゴールとはならなかった。
その後はアウェイチームが強度の高いサッカーで試合を支配。精度が高くスピードのあるパス回しで相手を翻弄し、奪われたら前線の選手が間髪入れずに即時奪回を実行し、ホームチームに余裕を与えない。
しかし、横浜FCがワンチャンスをモノにする。38分、敵陣中央からの瀬古の浮き球スルーパスに抜け出したジャーメイン良が、ボックス右からマイナスのクロス。これをボックス中央で合わせたミネイロが冷静に流し込み、先制点を奪取した。
リードを許した横浜FMだったが、62分に追いつく。ゴール前で前田からのパスを受けたレオセアラがGKブローダーセンと1対1を迎えると、不当なタックルを受けてPKを獲得。これをマルコス・ジュニオールがゴール左下に決めてスコアを振り出しに戻した。
このまま逆転を目指すアウェイチームに73分にアクシデント。相手のカウンターを止めに入った渡辺がミネイロに斜め後ろからスライディングでファウル覚悟で止めに入ったものの、これで2枚目のイエローを貰ってしまい、退場処分に。1人少ない状態で残り時間を戦うことになった。
それでも、横浜FMの流れは変わらなかった。77分、敵陣左サイドでボールを受けた扇原がボックス中央にクロスを上げると、ニアでDFに触れられるも前田が左足で上手く合わせて逆転に成功した。
この勢いのまま横浜FMが試合をモノにするかに思われたが、89分に横浜FCが同点に持ち込む。敵陣右サイドからマギーニョがロングスローを投げ、ボックス内で混戦状態に。そのこぼれ球に反応したジャーメイン良がヘディングでミネイロにパスすると、これを押し込んでゴールイン。土壇場で振り出しに戻した。
その後は6分とられた追加タイムの中で互いにゴールに迫る場面を作ったが、2-2で試合終了。一方は残留、もう一方は逆転優勝のためにも勝利が欲しかった横浜ダービーは引き分けで幕を閉じた。
横浜FC 2-2 横浜F・マリノス
【横浜FC】
サウロ・ミネイロ(前38)
サウロ・ミネイロ(後44)
【横浜FM】
マルコス・ジュニオール(後17)
前田大然(後32)
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