イタリア6部でプレーするボルハ・バレロ「プロに戻ることはない」

2021.09.22 15:38 Wed
Getty Images
元スペイン代表MFボルハ・バレロ(36)がイタリア6部のセントロ・ストリコ・リボウスキでデビューを果たした。

昨シーズン限りでフィオレンティーナを退団し、一度は引退を発表したボルハ・バレロは、その2カ月後に上述のセントロ・ストリコ・リボウスキに入団した。同クラブはイタリア6部に属するノンプロクラブで、2010年にACリボウスキという名称だったクラブの運営をファンが引き継ぎ、当時所属していた最下層の9部から6部に昇格した実績を持つ。
そんなクラブにボルハ・バレロが入団するきっかけとなったのは、クラブからの熱烈なラブコール。元々、愛着のあるフィレンツェ滞在を希望していた元スペイン代表MFを、花の都を本拠地とするリボウスキが口説き落として実現したものだった。

そのボルハ・バレロが先日デビューを果たした。チームは敗れてしまったものの、ファンやサポーターの姿勢に感動したと、イタリア『La Repubblica』のインタビューで振り返っている。

「最高の気分だったよ。6月で引退を考えていたところ、セントロ・ストリコ・リボウスキがオファーしてくれてね。大きな感動を覚えたよ。負けてもスタジアムで歌いながら応援してくれる人たちがいる。このスポーツの醍醐味だね」
これまでクラブレベルでは通算583試合に出場したボルハ・バレロ。タイトルには恵まれなかったものの、充実したキャリアだったと回想した。ただ、プロに戻ることはないと明かしている。

「以前のことを思い出すと、私はフットボールに夢中だった。しかし、今はプロに戻ろうとは思っていない」

「私はサッカーのおかげで素晴らしい人生を送っているが、サッカー選手でなくても、このような生活を送ることはできる」

「レアル・マドリーでのデビューや代表チームでのデビューなど、多くの瞬間を楽しむことができた。フィオレンティーナでユベントスに4-2で勝った試合(2013-14)も最高だったよ」

「フィオレンティーナで決めた最後ふたつのゴールの時の歓声は今でも忘れられない。そして、これからもずっと忘れないだろう」
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