台風で延期となったバトルオブ九州、鳥栖が圧倒も大分の牙城を崩し切れず【明治安田J1第29節】
2021.09.18 21:56 Sat
明治安田生命J1リーグ第29節、サガン鳥栖vs大分トリニータが18日に駅前不動産スタジアムで行われ、ゴールレスドローに終わった。
本来17日に開催が予定されていたが、台風14号の影響により延期となっていたバトルオブ九州。J1での両チームの対戦成績は2勝3分け2敗と、全くの互角となっている。
鳥栖は2-1で勝利した前節の清水エスパルス戦からスタメンを1人変更。飯野が外れ、小泉が先発に名を連ねた。一方の大分は、7試合ぶりに白星をつかんだ前節の湘南ベルマーレ戦と同じ11人をスタメンに並べた。
立ち上がりは大分が攻勢に出たものの、鳥栖がこれをいなして主導権を握る。16分には自陣からのロングボールに反応した酒井が左サイドを抜け出し、ボックス左まで侵入して左足のフィニッシュ。低い弾道のシュートはGK高木に阻まれた。押し込む時間の続く鳥栖は21分にもボックス手前左から仙頭が左足で狙うが、枠の右へ外してしまう。
35分には高い位置で奪ってフィニッシュまでつなげる。前線からプレスを掛けて大分のビルドアップをはめ込むと、最後は距離もある中で樋口がミドル。これはGK高木の正面を突いた。
ゴールレスで折り返した後半も、ゲームは依然として鳥栖ペースで進む。56分には右クロスのこぼれ球から小泉がボックス内からグラウンダーで狙うが、これもGK高木に阻まれた。
66分にも鳥栖に決定機が訪れる。大畑が縦にボールを入れると、酒井がボックス左で受けてフェイントを織り交ぜて折り返す。ニアで小屋松が合わせると、シュートはポストで跳ね返り、GK高木に当たってゴールに吸い込まれた。しかし、オフサイドディレイの結果、遅れてフラッグアップ。VARのチェックでも判定は変わらなかった。
その3分後には大分にもようやく大きなチャンスが。右CKを得て下田がクロスを入れると、これはクリアされたがこぼれ球を拾って自らシュート。あまり角度のない位置からの強烈なシュートは、枠を捉えていたがGK朴一圭に防がれた。
攻め込む時間が続きながらも大分の牙城を崩せない鳥栖。79分には中野嘉大が中央でボールをキープし、左を上がってきた酒井を使う。左足で折り返すと、ファーで待っていた途中出場の飯野が右足ボレーで合わせたが、クロスバーの上へ外してしまう。
さらに88分、ボックス手前で樋口が倒されてFKを獲得すると、2戦連続で決勝FKを沈めているエドゥアルドと見せかけて樋口が狙う。だが、これも壁に当ててしまった。
ひたすら耐える展開となっていた大分は後半のアディショナルタイムに増山を投入すると、その増山が縦への突破から続けざまにCKを得る。大分のセットプレーが続くなか、アディショナルタイムの5分が過ぎて下田のキックがGK朴一圭にパンチングでクリアされたところで試合終了のホイッスル。両チーム無得点で試合を終えた。
一方的に攻め込んだ鳥栖だったが最後までゴールが遠く、3連勝とはならず。対する大分は我慢の展開ながらも、残留に向けて貴重な勝ち点1を積み上げた。
サガン鳥栖 0-0 大分トリニータ
本来17日に開催が予定されていたが、台風14号の影響により延期となっていたバトルオブ九州。J1での両チームの対戦成績は2勝3分け2敗と、全くの互角となっている。
立ち上がりは大分が攻勢に出たものの、鳥栖がこれをいなして主導権を握る。16分には自陣からのロングボールに反応した酒井が左サイドを抜け出し、ボックス左まで侵入して左足のフィニッシュ。低い弾道のシュートはGK高木に阻まれた。押し込む時間の続く鳥栖は21分にもボックス手前左から仙頭が左足で狙うが、枠の右へ外してしまう。
35分には高い位置で奪ってフィニッシュまでつなげる。前線からプレスを掛けて大分のビルドアップをはめ込むと、最後は距離もある中で樋口がミドル。これはGK高木の正面を突いた。
前半の終了間際には鮮やかなパスワークと個人技で中央を崩す。小屋松が右サイドから中央へグラウンダーのパスを送ると、中野嘉大は大分のDFが密集する真ん中を使う。ボールは間を縫って白崎へとわたり、GK高木と一対一に。だが、ここもGK高木に軍配が上がった。
ゴールレスで折り返した後半も、ゲームは依然として鳥栖ペースで進む。56分には右クロスのこぼれ球から小泉がボックス内からグラウンダーで狙うが、これもGK高木に阻まれた。
66分にも鳥栖に決定機が訪れる。大畑が縦にボールを入れると、酒井がボックス左で受けてフェイントを織り交ぜて折り返す。ニアで小屋松が合わせると、シュートはポストで跳ね返り、GK高木に当たってゴールに吸い込まれた。しかし、オフサイドディレイの結果、遅れてフラッグアップ。VARのチェックでも判定は変わらなかった。
その3分後には大分にもようやく大きなチャンスが。右CKを得て下田がクロスを入れると、これはクリアされたがこぼれ球を拾って自らシュート。あまり角度のない位置からの強烈なシュートは、枠を捉えていたがGK朴一圭に防がれた。
攻め込む時間が続きながらも大分の牙城を崩せない鳥栖。79分には中野嘉大が中央でボールをキープし、左を上がってきた酒井を使う。左足で折り返すと、ファーで待っていた途中出場の飯野が右足ボレーで合わせたが、クロスバーの上へ外してしまう。
さらに88分、ボックス手前で樋口が倒されてFKを獲得すると、2戦連続で決勝FKを沈めているエドゥアルドと見せかけて樋口が狙う。だが、これも壁に当ててしまった。
ひたすら耐える展開となっていた大分は後半のアディショナルタイムに増山を投入すると、その増山が縦への突破から続けざまにCKを得る。大分のセットプレーが続くなか、アディショナルタイムの5分が過ぎて下田のキックがGK朴一圭にパンチングでクリアされたところで試合終了のホイッスル。両チーム無得点で試合を終えた。
一方的に攻め込んだ鳥栖だったが最後までゴールが遠く、3連勝とはならず。対する大分は我慢の展開ながらも、残留に向けて貴重な勝ち点1を積み上げた。
サガン鳥栖 0-0 大分トリニータ
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