後半3発の鹿島が公式戦4試合ぶりの白星、G大阪は反撃及ばず4連敗【明治安田J1第20節】
2021.09.18 20:04 Sat
明治安田生命J1リーグ第29節、鹿島アントラーズvsガンバ大阪が18日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、3-1でホームの鹿島が勝利を収めた。
公式戦3連敗かつ無得点と苦しむ鹿島は、上位追走のために是が非でも3ポイントが欲しいゲーム。前節からのスタメン変更は3失点を喫した最終ラインを中心に4人。常本、林、ブエノ、土居が外れ、広瀬、町田、関川、ファン・アラーノが名を連ねた。
対するG大阪も覇気がない。前節は残留争いのライバルであるベガルタ仙台に2-3で敗れ、リーグ戦3連敗中となっている。前節から昌子、小野、宇佐美に代え、菅沼、山本、矢島をスタメンに起用。最終ラインに右から高尾、菅沼、キム・ヨングォンを並べた[3-4-2-1]の布陣で臨んだ。
立ち上がりは鹿島が押し込み、G大阪がしっかりとリトリートして対抗。鹿島がボールを握り、G大阪が構えるといった構図ができあがっていった。目立ったシュートシーンの少ない展開のなかでG大阪は17分、FKのこぼれ球に反応した井手口がボックス手前から右足で狙う。鹿島も飲水タイム明け直後に、和泉のポストプレーから荒木がボックス左に侵入。カットインから右足で巻いて狙うが、GK東口に処理された。
最前線に収まると攻撃に迫力の出る両チーム。36分には鹿島が上田の胸での落としから和泉がミドルを放つと、G大阪もパトリックが収めて矢島へ。裏を狙い、リターンをもらおうとするがこれは通らず。鹿島は上田が反転から右足で、さらには荒木が細かいタッチから左足で狙うなど、フィニッシュ数を増やして前半を終えた。
攻勢が続く鹿島は52分に試合を動かす。ディエゴ・ピトゥカが持ち運んでスルーパスを送ると、荒木がボックス内から左足で対角へのシュート。これはGK東口に阻まれたが、セカンドボールを上田がプッシュしてネットを揺らし、先制に成功した。
攻撃の手を緩めない鹿島は、ケガから戻ってきた2人の連携から追加点を奪う。中央で基点を作って右へ展開すると、広瀬のクロスにファン・アラーノが頭で合わせてリードを広げた。畳みかける鹿島はファン・アラーノの右アウトでのクロスから荒木が狙うが、このヘディングシュートは右ポストに嫌われた。
73分にはカウンターから鹿島が追加点を奪う。ファン・アラーノからのパスをハーフウェーラインの手前で受けた土居が自らドリブルスタート。誰も寄せてこないとみるや自ら持ち上がり、ボックス手前から左足のフィニッシュを右隅に沈めて見せた。
ベンチワークでも後手に回り、3点差とされたG大阪だがすぐに1点を返す。途中出場のチアゴ・アウベスが関川からボールを奪ってボックス左に侵入すると、そのまま倒されてPKを獲得。自らキッカーを務め、GK沖の逆を突いてきっちりと決め切った。
差を縮めたことで攻撃陣に勢いの出てきたG大阪は、88分に小野瀬がボックス手前左で受けてカットインから右足で狙う。だが、巻いたシュートは枠の右へ外れた。さらには、CKのこぼれ球から倉田のフィニッシュを迎えるも、大きく枠を外してしまう。
最後まで反撃の姿勢を見せるも、以降はゴールが生まれずタイムアップ。鹿島が逃げ切って公式戦4試合ぶりの白星をつかんだ。
鹿島アントラーズ 3-1 ガンバ大阪
【鹿島】
上田綺世(後7)
ファン・アラーノ(後15)
土居聖真(後28)
【G大阪】
チアゴ・アウベス(後35)
公式戦3連敗かつ無得点と苦しむ鹿島は、上位追走のために是が非でも3ポイントが欲しいゲーム。前節からのスタメン変更は3失点を喫した最終ラインを中心に4人。常本、林、ブエノ、土居が外れ、広瀬、町田、関川、ファン・アラーノが名を連ねた。
立ち上がりは鹿島が押し込み、G大阪がしっかりとリトリートして対抗。鹿島がボールを握り、G大阪が構えるといった構図ができあがっていった。目立ったシュートシーンの少ない展開のなかでG大阪は17分、FKのこぼれ球に反応した井手口がボックス手前から右足で狙う。鹿島も飲水タイム明け直後に、和泉のポストプレーから荒木がボックス左に侵入。カットインから右足で巻いて狙うが、GK東口に処理された。
最前線に収まると攻撃に迫力の出る両チーム。36分には鹿島が上田の胸での落としから和泉がミドルを放つと、G大阪もパトリックが収めて矢島へ。裏を狙い、リターンをもらおうとするがこれは通らず。鹿島は上田が反転から右足で、さらには荒木が細かいタッチから左足で狙うなど、フィニッシュ数を増やして前半を終えた。
両チーム無得点で迎えた後半最初の決定機は鹿島が作る。48分、素早いトランジションからファン・アラーノがボールを奪ってすぐさまクロス。和泉がコントロールから狙うが、トラップした分時間がかかり、GK東口に距離を詰められて防がれた。
攻勢が続く鹿島は52分に試合を動かす。ディエゴ・ピトゥカが持ち運んでスルーパスを送ると、荒木がボックス内から左足で対角へのシュート。これはGK東口に阻まれたが、セカンドボールを上田がプッシュしてネットを揺らし、先制に成功した。
攻撃の手を緩めない鹿島は、ケガから戻ってきた2人の連携から追加点を奪う。中央で基点を作って右へ展開すると、広瀬のクロスにファン・アラーノが頭で合わせてリードを広げた。畳みかける鹿島はファン・アラーノの右アウトでのクロスから荒木が狙うが、このヘディングシュートは右ポストに嫌われた。
73分にはカウンターから鹿島が追加点を奪う。ファン・アラーノからのパスをハーフウェーラインの手前で受けた土居が自らドリブルスタート。誰も寄せてこないとみるや自ら持ち上がり、ボックス手前から左足のフィニッシュを右隅に沈めて見せた。
ベンチワークでも後手に回り、3点差とされたG大阪だがすぐに1点を返す。途中出場のチアゴ・アウベスが関川からボールを奪ってボックス左に侵入すると、そのまま倒されてPKを獲得。自らキッカーを務め、GK沖の逆を突いてきっちりと決め切った。
差を縮めたことで攻撃陣に勢いの出てきたG大阪は、88分に小野瀬がボックス手前左で受けてカットインから右足で狙う。だが、巻いたシュートは枠の右へ外れた。さらには、CKのこぼれ球から倉田のフィニッシュを迎えるも、大きく枠を外してしまう。
最後まで反撃の姿勢を見せるも、以降はゴールが生まれずタイムアップ。鹿島が逃げ切って公式戦4試合ぶりの白星をつかんだ。
鹿島アントラーズ 3-1 ガンバ大阪
【鹿島】
上田綺世(後7)
ファン・アラーノ(後15)
土居聖真(後28)
【G大阪】
チアゴ・アウベス(後35)
|
関連ニュース