初戦黒星のユナイテッド、退場に異論のスールシャール監督は敗戦に繋がるミスのリンガードを擁護「試合中に起こること」

2021.09.15 10:10 Wed
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督が、ヤング・ボーイズ戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
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14日、2021-22シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)が開幕。ユナイテッドは敵地に乗り込み、ヤング・ボーイズと対戦した。
試合前にはクリスティアーノ・ロナウドのFK練習が警備員の頭部に直撃するというアクシデントもあった中、13分にそのC・ロナウドがゴールを奪い、ユナイテッドが先制する。

幸先良くゴールを決めたユナイテッドだったが、35分にアーロン・ワン=ビサカが一発退場となり、前半のうちに数的不利となる。

ヤング・ボーイズは66分にニコラ・ムミがネットを揺らし追いつくと、後半アディショナル5分にはジェシー・リンガードのバックパスを奪ったテオソン・ジョルダン・シエバチュが落ち着いて決め、2-1で敗れていた。
初戦で黒星となったスールシャール監督は、ワン=ビサカの退場が響いたと語り、退場処分ではないと見解を述べた。

「難しい試合の中で、よく勝ち取った勝ち点1のように思えた。先制点を奪ったときは絶好のチャンスだと思ったし、試合に勝つには十分だったが、残念ながらあの退場処分は常に影響を与える」

「アーロン(・ワン=ビサカ)はタッチが大きすぎて、ボールを受けてもフォロースルーしてしまっていた。審判に反論することは難しいが、それにしても彼は足首ではなく足の甲に当たった。決して悪質なタックルではなかった」

1人少なくなったことでシステムを変えたユナイテッド。失点シーンについては不運でもあったと語った。

「前半の終わり頃には、相手がスイッチを入れてウイングバックからクロスを入れてくる兆候があった。だが、我々はうまく対応できたと思う。最初のゴールはクロスをブロックするのに少し手間取ったが、そのクロスがルーク(・ショー)に当たったのは少し不運だった」

また、敗戦に繋がる大きなミスをしてしまったリンガードについては「試合中に起こることだ。それがサッカーだ。浮き沈みがある」と語り、「大きな場面もあれば、有利な場面と不利な場面がある。彼はその1つに対応し、我々も対応する」と語り擁護した。

グループ内では最も力が劣ると見られたヤング・ボーイズ戦でまさかの黒星スタートとなったことについてもスールシャール監督が言及。12ポイントを奪って突破すると意気込んだ。

「突破するには12ポイントが必要だ。ホームゲームで勝利し、アウェイでも1勝して突破しなければいけない」

「今夜はもちろんチャンスを逃したが、昨シーズンもPSGとライプツィヒとの最初の2試合に勝ち、誰もが突破できると思っていた。だから、あと5試合で勝ち点10か12を獲得する必要がある」

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